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米国から不合格の判定を下された天舞
6日付の韓国メディアによると、韓国の次世代多連装ロケットシステム(MLRS)「天舞」が米国で実施されたテストで不合格の判定が下された。中国新聞網が伝えた。
韓国防衛事業庁によると、米国で「天舞」の弾頭実験が実施されたが、米国の基準に達しなかったため「不合格」の判定が下された。そのため、米国企業は生産許可をめぐる合意書の締結を拒否し、米国会も承認手続きを一時保留とした。
同庁は、「次世代MLRSプロジェクトのうち、米国の承認が必要なのは無誘導ミサイル開発においてのみ。誘導ミサイルについては韓国が独自技術で開発を終えており、すでに量産体制に入っている」としている。
韓国メディアによると、この「天舞」は多連装ロケットシステム「九龍」の後継で、130ミリメートルと230ミリメートルのロケット砲弾を発射することができる。最大射程距離は130ミリメートルが36キロ、230ミリメートルは80キロ。主力自走砲K-9は40キロであることから、「天舞」の実戦配備後は韓国軍の最大射程距離が倍増すると期待されている。
@どうでもいい話だが、北朝鮮が保有する170ミリ自走砲と240ミリロケット弾の最大射程距離は54~65キロだが、現在、最大射程距離が200キロに達する300ミリロケット弾を開発中だという。韓国軍関係者は「天舞が実戦配備されれば、韓国軍は北朝鮮の持つ砲兵装備の性能をしのぐことになり、攻撃能力が大幅に向上する」と語っている。