参考:一昔前のIBCSは、IAMD Battle Command Systemだったが、つまり、IAMD「だけ」を受け持つシステムではなくなったということだ。
実のところ、イージス・システムも対空戦(AAW : Anti Air Warfare)が開発の発端であり、表芸でもある。しかし実際には、対水上戦(ASuW : Anti Surface Warfare)や対潜戦(ASW : Anti Submarine Warfare)に関わるシステムともリンクしており、総合的な艦載指揮管制装置となっている。
IBCSもそれと似た経過をたどっている。当初はIAMDのためのシステムとして構想され、開発が進んできたが、より広範に戦闘指揮を受け持つシステムに発展したのが現状だという。担当する任務の幅が広がれば、そこで使用するセンサーや通信機器やソフトウェアも追加する必要がある。
さて。イージス艦の場合、指揮管制を受け持つコンピュータ・システムに加えて、レーダー、艦対空ミサイル発射機、ミサイル用の射撃指揮システム、ソナー、艦対空以外の各種ミサイル、艦載砲など、さまざまなセンサーや武器を組み合わせているが、それらはすべて1隻の「フネ」にまとめられており、そのフネがひとつの戦術単位になっている。フネが動けば、そこに積まれている機材一式もワンセットになって動く。
ところがIBCSでは事情が異なる。陸戦用で、しかも機動性を持たせる必要があるから、所用の機材一式をひとつのプラットフォームにまとめてワンセット、というわけにはいかない。そんなことをやったら「陸に上がったイージス艦」ができてしまう。
そのため、IBCSでは中核となるコンピュータ機器や通信機器だけを車載化して移動できるようにしており、センサーや武器は分離されている。それらが、IFCN(Integrated Fire Control Network)というネットワークを介してIBCSとつながっている。
例えば、対空捜索用のレーダーならAN/MPQ-64センティネルやAN/TPS-59、地対空ミサイルならMIM-104パトリオット、THAAD(Terminal High-Altitude Area Defense)といった装備がある。米陸軍では、イスラエル製のミサイル迎撃システム「アイアン・ドーム」を試験導入しているが、これもIBCSにつながることになると思われる。
このほか2019年には、F-35が機上センサーで探知情報を得て、それをIBCSに送り込む実証試験を実施したこともある。ただし直結はできず、ロッキード・マーティンが中継器材を用意した由。
IAMD=Integrated air & missile defense
IBCS=Integrated Battle Command System
@今更ながら、パトリオット。
パトリオットミサイル:IBCS(統合航空およびミサイル防衛戦闘コマンドシステム)の主要兵器。パトリオットミサイルに接続された新しい米国の戦闘コマンドシステムは、統合された航空およびミサイル防衛戦闘コマンドシステム(IBCS)の実弾射撃評価にいくつかの操縦巡航ミサイルターゲットを含めるために、いくつかの接近する脅威を追跡および除去します。パトリオット(MIM-104)は、戦術弾道ミサイル、巡航ミサイル、高度な航空機に対抗するための、長距離、全高度、全天候型の防空システムです。マサチューセッツ州のレイセオンとフロリダ州のロッキードマーティンミサイルによって製造されています。
実のところ、イージス・システムも対空戦(AAW : Anti Air Warfare)が開発の発端であり、表芸でもある。しかし実際には、対水上戦(ASuW : Anti Surface Warfare)や対潜戦(ASW : Anti Submarine Warfare)に関わるシステムともリンクしており、総合的な艦載指揮管制装置となっている。
IBCSもそれと似た経過をたどっている。当初はIAMDのためのシステムとして構想され、開発が進んできたが、より広範に戦闘指揮を受け持つシステムに発展したのが現状だという。担当する任務の幅が広がれば、そこで使用するセンサーや通信機器やソフトウェアも追加する必要がある。
さて。イージス艦の場合、指揮管制を受け持つコンピュータ・システムに加えて、レーダー、艦対空ミサイル発射機、ミサイル用の射撃指揮システム、ソナー、艦対空以外の各種ミサイル、艦載砲など、さまざまなセンサーや武器を組み合わせているが、それらはすべて1隻の「フネ」にまとめられており、そのフネがひとつの戦術単位になっている。フネが動けば、そこに積まれている機材一式もワンセットになって動く。
ところがIBCSでは事情が異なる。陸戦用で、しかも機動性を持たせる必要があるから、所用の機材一式をひとつのプラットフォームにまとめてワンセット、というわけにはいかない。そんなことをやったら「陸に上がったイージス艦」ができてしまう。
そのため、IBCSでは中核となるコンピュータ機器や通信機器だけを車載化して移動できるようにしており、センサーや武器は分離されている。それらが、IFCN(Integrated Fire Control Network)というネットワークを介してIBCSとつながっている。
例えば、対空捜索用のレーダーならAN/MPQ-64センティネルやAN/TPS-59、地対空ミサイルならMIM-104パトリオット、THAAD(Terminal High-Altitude Area Defense)といった装備がある。米陸軍では、イスラエル製のミサイル迎撃システム「アイアン・ドーム」を試験導入しているが、これもIBCSにつながることになると思われる。
このほか2019年には、F-35が機上センサーで探知情報を得て、それをIBCSに送り込む実証試験を実施したこともある。ただし直結はできず、ロッキード・マーティンが中継器材を用意した由。
IAMD=Integrated air & missile defense
IBCS=Integrated Battle Command System
@今更ながら、パトリオット。
パトリオットミサイル:IBCS(統合航空およびミサイル防衛戦闘コマンドシステム)の主要兵器。パトリオットミサイルに接続された新しい米国の戦闘コマンドシステムは、統合された航空およびミサイル防衛戦闘コマンドシステム(IBCS)の実弾射撃評価にいくつかの操縦巡航ミサイルターゲットを含めるために、いくつかの接近する脅威を追跡および除去します。パトリオット(MIM-104)は、戦術弾道ミサイル、巡航ミサイル、高度な航空機に対抗するための、長距離、全高度、全天候型の防空システムです。マサチューセッツ州のレイセオンとフロリダ州のロッキードマーティンミサイルによって製造されています。