あるきメデス

あちこちを歩いて、見たこと、聞いたこと、知ったこと、感じたことなどを…

カタツムリ歩行 柏の葉キャンパス駅

2007-11-18 23:44:25 | カタツムリ歩行
 11月18日(日)は、毎月第3日曜日に開催されて
いる、武蔵野線沿線とその周辺を歩く「カタツムリ歩
行」の11月例会に参加しました。



 集合は、つくばエクスプレスの柏の葉キャンパス駅
です。


 新しい駅の回りは、先月の例会の集合地、柏おお
たかの森駅同様、大型商業施設がいくつか出来て
いる一方、柵に囲まれた広大な雑草地が残っていた
りして、都市と農村が雑然と存在する光景でした。

 そんなところは早く抜け出そうと、駅の北北東に進
み、雑草地の柵の間を抜けて国道16号の東に回り
ました。

 大室の田中中学校の南に出て、消防署の横を抜け、
原畑の古い民家の多い集落に入り、りっぱな生垣や
大きな屋敷林が現れ、ホッとした景観になりました。

 古くからの民家の庭先に咲く花。通称メキシカンダリ
ヤとか言っているようですが、本当の名前はわかりま
せん。知っている人は教えて下さい。

→さっそくコメントをいただき、花の名は帝王ダリア
とか皇帝ダリア、木立ダリアと呼ばれているようです。 

 畑の隅に、大きなケヤキでしょうか独立樹が枝を
広げています。


 民家の庭先に実った夏ミカン。幾つかの家で見られ
ました。


 畑に囲まれた一軒家の横に、色とりどりなキクが
きれいな彩りを見せていました。

 この2つのほか、まだ数種類のキクが咲いていたの
です。


 畑の向こうに、りっぱな屋敷林が見えたので、回って
見ました。

 同じ姓の家が幾つか並び、一族の住みかのようです。

 その裏手の畑に回ると、荒れ地の草を燃やしている人
がいました。その雑草地には、都市公団の立て札が立っ
ています。

 その男性の話では、都市公団が、あるエリアを開発し
ようとすると、虫食いでもよいから3割の土地を買い占
め、有力地主となり、付近一帯の開発を進めるとか。

 そういえば、今歩いてきた途中に、飛び飛びに都市
公団の立て札が2,3か所立っていました。

 ご先祖からの農地を守っているWさんは、農業が出来
なくなると困るので、反対運動の先頭に立って活動を
続けてきたが、限界があると嘆いておられました。

 雑草地の隅に、たくさんムカゴが実っていて、下にも
落ちていたので、拾ってよいか了解を求めたら、実って
いるのも持って行ってよいとのこと。

 「傘を逆さにして落とすと拾いやすいのだけど…」と、
DYさんが言ったら、少し後にそばの家から出てきたW
さんの奥さんが、傘を持ってきて貸してくれました。

 おかげで、ビニール袋いっぱいのムカゴがとれました。

 その上、このご自宅の庭に実ったユズもたくさん採って
分けて下さり、感謝していただいてきました。


 ゆっくり開発の話を聞いたり、ムカゴ取りをしたので、
ゴール予定の12時になってしまいました。線路の向こう
の香取神社に向かいます。

 近くの畑の隅で、柿がたくさん秋色を見せていました。


 キクのたくさん咲く畑のあぜ道を回って車道に出て、
つくばエクスプレスの高架下を東に抜け、十余二工業
団地の南側にある、ゴールの香取神社に12時20分
に着きました。

 うっそうとした森に囲まれた境内、南側の参道から
入り、社殿周辺で昼食。ほかのグループの皆さんは皆、
着いていて、すでに食事中でした。


 昼食後、記念撮影をしてミーティング。13時過ぎ
散会となりました。


 皆さんはほとんど、柏の葉キャンパス駅に向かった
ようですが、私は、南東方向のJR常磐線北柏駅まで
歩くことにしました。

 田中中学校の西側の車道を雑草地の塀沿いに南下
し、柏市公設市場の横を抜けました。

 松葉町6丁目で大堀川沿いに出て、川沿いのけやき
並木の下の歩道を進みます。

 ケヤキの紅葉は、ちょうど見ごろでした。


 横を走る車を気にしなければ、気持ちよいケヤキ
並木が2km以上続いています。

 
 並木が終わり、国道16号とJR常磐線のガードを
くぐり、14時31分に北柏駅に着きました。

(天気 晴、距離 9.5㎞、地図(1/2.5万) 流山、
 歩行地 柏市)

 
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江戸東京博物館の「文豪・夏目漱石」展へ

2007-11-17 23:02:25 | Weblog
 東京・両国の江戸東京博物館で開催中の「文豪・
夏目漱石」展の招待券があったのですが、明日11
月18日(日)までなので、今日、観覧に行きました。




 文豪・夏目漱石は、慶應3年(1867)江戸・牛込
馬場下に生まれました。翌年、江戸は東京と改め
られ、元号も明治になります。

 漱石の人生は、明治時代の初めから終わりまで
に、ほぼ重なります。


 展覧会では、漱石の生い立ちから文学者としての
歩みを、東京に初めて里帰りする東北大学「漱石
文庫」の漱石の旧蔵品をはじめ、自筆の書や絵画、
初版本のデザイン稿、漱石が暮らした当時の東京の
様子を伝える地図、版画、写真などもあわせて展示
されていました。

 英国留学当時の綿密なノートや、教師時代の資料、
たくさんの小説原稿などで、想像以上の人物だった
ことを知り、また、美術や落語など幅広い趣味にも
たけていたことも分かり、漱石の偉大な足跡を改め
て認識しました。

 両国駅近く昼食をして、東京駅八重洲口まで歩く
ことにしました。

 駅の南側、両国二丁目交差点際に回向院(えこう
いん)の門が見えたので、立ち寄りました。


 回向院は、明暦3年(1657)の江戸大火による
死者10万8千余人を弔うために建立されたものです。

 のちの安政大地震(1855)の死者2万5千人が
埋められ、大正12年(1923)の関東大地震の死者
10万余人の分骨も、納骨堂に安置されているとか。

 ほかに、鼠小僧次郎吉墓、勧進相撲発祥の地記念
の力塚などが、そう広くない境内に林立しています。

 この碑もその一つです。


 すぐ西側に、両国花火資料館の看板があったので
入ってみました。


 花火をあしらった半円形の小さい建物ですが、館内
には大きな打ち上げ花火の模型?や、打ち上げ筒、
花火大会の写真などが並んでいました。




 隅田川の両国橋を渡ります。これは下流の眺め。


 浅草橋交差点で江戸通りに入って南西へ進み、横山
町、小伝馬町など、繊維製品の問屋の並ぶ通りを進み
ました。

 昭和通りを過ぎ、中山道でもある中央通りの国道
17号に入り、日本橋を渡ります。橋の南側にある
説明板です。


 ひとつ西側の外堀通りに回り、東京駅八重洲口まで
来ると、ヤンマービルの1階に京都館の看板が目に
ついたので、入ってみました。


 京都の工芸品や民芸品に、特産品などが並び、観光
パンフレットもあり、京都市のアンテナショップのよう
です。


 近くのビルには、「北海道フーディスト」の看板が
掲げられ、北海道特産の食品を販売していました。


 海産物や農産物など、北海道の幸がいっぱいです。


 その先の八重洲ブックセンターに行き、毎年購入
している富山和子さんの「日本の米カレンダー」を
求めて、東京メトロ丸ノ内線で帰途につきました。
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埼玉県内の文学館と美術館へ

2007-11-16 22:57:26 | Weblog
 おだやかな小春日和に恵まれた11月15日(木)
は、埼玉県内の2つの展覧会を鑑賞に出かけました。



 最初は、JR高崎線桶川駅西口に近い、「さいたま
文学館」〈上の地図で桶川市民ホールのところ〉です。


 ここを訪ねたのは2度目ですが、まず、常設展示室
に入りました。


 常設展示室では、埼玉ゆかりの文学者とその作品
を紹介しています。



 豊田三郎、田山花袋、宇野信夫、前田夕暮、深沢
七郎、武者小路実篤、安藤鶴夫、神保光太郎、永井
荷風、森村誠一などです。


 今日の目的は、企画展「鉄道のある情景」です。


 埼玉の鉄道と文学のかかわりについて、ゆかりの
文学者や作品を見直そうというもの。

 女学生時代に鉄道へ心浮き立たせた三ヶ島葭子
(よしこ)、駅の開設や廃止に愛着を抱いた田山花袋、
幼い日を汽車とともに過ごした北川千代などの日記や
作品が、当時の列車や駅舎、線路などの写真、吉田
初三郎の路線図などとともに紹介されています。

 また、大宮の鉄道工場で、日々の労働の合間に文芸
活動を続けた人びとのことも紹介されていました。

 これらの展示を見て、あの文学者がこんな形で鉄道
に興味を持っていたのかと知り、その作品を読んで
みたいという思いが湧いてきました。

 さいたま文学館前の紅葉も、だいぶ進んでいました。


 JR桶川駅に戻り、高崎線と京浜東北線を乗り継ぎ、
北浦和駅で下車、西口の北浦和公園に入りました。 



 公園内には、埼玉県立近代美術館があります。


 このでの目的は、開館25周年記念展「田園賛歌」
の観覧です。


 「近代絵画に見る自然と人間」というサブテーマで、
4つのコーナーに分けて展示されていました。

 1章は「豊穣の大地と敬虔な農民たち」で、ミレーの
〈落ち穂拾い〉や〈刈り入れ〉など、牧草と農夫が中心
の作品です。

 2章は「近代都市パリを離れて」で、印象派、ポスト
印象派が描く田園風景。モネ、ピサロ、マイヨール、
ゴッホ、セザンヌなどのフランス郊外の田園生活や
積みわらなどの作品が並んでいました。

 3章は「日本の原風景を求めて」、近代絵画に見る
田園風景として、黒田清輝、浅井忠、井上華岳、小野
竹喬などの筆による、懐かしい日本の原風景が並んで
います。

 4章「何処から、そして何処へ」では、ポスター、写真
に見る田園風景がテーマ。19世紀に登場したポスタ
ー、写真に登場する田園と農耕のイメージを示し、幕末
や明治期の古い写真で当時の農村風景を垣間見たり、
20世紀半ばの日本の風土を記録した、木村伊兵衛、
濱谷浩、芳賀日出夫などの貴重な写真などが展示さ
れていました。

 カントリウオークを楽しんでいる私としては、いずれも
興味ある絵画や写真ばかり。こんな情景のところを、
訪ね歩いてみたいなと思いながら鑑賞しました。

 ゆっくり鑑賞したので、15時半を過ぎました。 
近代美術館横には、こんな彫刻が置かれています。


 近代美術館北側の噴水が、勢いよく吹き上げるのを
見ながら、北浦和公園を出ました。


 帰路は、JR武蔵浦和駅まで歩くことにして、公園
の南に回ったら、常盤小の塀の外にこんな彫刻が
ありました。

 
 常盤の閑静な住宅地を南に抜け、別所沼を通過
します。沼の周囲のメタセコイアが色づき始めていま
した。もう少しすると、みな同じ色の黄葉になること
でしょう。


 別所沼公園から武蔵浦和駅への遊歩道は、桜の
紅葉が続いています。


 日が落ちた頃、JR武蔵浦和駅に着き、武蔵野線
府中本町行き電車で帰途につきました。

 ちなみに、さいたま文学館の企画展「鉄道のある
風景」は12月2日〈日〉まで。入館料210円〈65歳
以上と障害者は無料〉、休館は毎週月曜日と第4
火曜日です。

 また、埼玉県立近代美術館の25周年記念展
「田園賛歌」は12月16日まで。入館料当日券
1100円、前売券900円〈65歳以上と障害者
無料〉、休館日は月曜日です。

 
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秩父・羊山公園から横瀬へ(埼玉県)

2007-11-15 23:49:31 | カントリーウオーク
 10月14日(水)は「埼玉県民の日」になっている。

 明治4年(1871)11月14日は、埼玉県が誕生した
日で、それから100年目の昭和46年(1971)に、
「県民の日」に定められ、毎年、記念行事が開催され
ている。

 その一環として今年も、JRをのぞく県内の私鉄が、
1日中、埼玉県内を乗り放題のフリー乗車券を発売
した。

 私の地元、西武鉄道でも、460円のフリー乗車券を
発売したので、これを利用して西武秩父線の終点、
西武秩父駅まで行き、近くを歩こうと、朝起きてから
考えた。

 普通運賃だと、西所沢駅から西武秩父駅まで片道
510円、ひとつ手前の横瀬駅でも480円だから、
半額以下で往復できることになる。

 ではどこを歩くか…、とりあえず駅前のコンビニで、
2万5千分の1地形図の秩父駅周辺をコピーして
電車に乗る。

 車中で考えた結果、西武秩父駅から羊山公園に
上がり、隣の横瀬(よこぜ)駅周辺にある横瀬町の
一番から十番までの小字(こあざ)を回ることにした。



 フリー切符を利用する人が多いのか、飯能発
西武秩父行き電車は満員。結局、横瀬まで、座
れなかった。

 西武秩父駅に接する仲見世通りで弁当を買い、
11時32分に駅を出た。 

 西武秩父駅から羊山公園へは、南東に見える
台地に向かって上がる。

 上り道の途中に水車が回り、その水源になって
いる「牧水の滝」と呼ぶ細い滝が落ちていた。
 
 若山牧水が大正年間にこの地を数回訪れたこと
から、人工の滝をしつらえ、「牧水の滝」と名づけ
たのだという。

 羊山公園からは、北に両神山が、眼下には秩父市
の中心街が一望できる。

 西には奥秩父の山並みが望まれるが、この日は少
し霞んでいた。

 公園の東端にある武甲山資料館に入り、武甲山の
動植物や石灰岩などについての展示を観覧した。

 県民の日のこの日は無料だった(平常は大人200円)。

 羊山公園を南西に下り、西武秩父線の線路をくぐ
り、横瀬町に入り、最初の小字、九番に上がった。

 新しい住宅地の一角から、逆光の武甲山が望まれる。

 
 近くの墓地のところからは、南東に二子山の特徴
あるピークが見える。

 左下のプラントは、横瀬駅近くにある三菱マテリアル
の工場。

 東に下り、横瀬駅の西側まで進み、八番に向かって
小さい川沿いの細道を進む。

 川を渡って車道に出たところに、八坂神社があった。
覆屋内の小さい社殿は、精巧な木彫に飾り立てられて
いる。

 社殿横にベンチがあったので、昼食をした。

 八番の集落を南へ、途中から西側の旧道を経て七
番の集落に入る。

 集落の中心にある交差点際に、昭和天皇の御製碑
が立っていた。

 昭和42年10月25日、第22国体の際、秩父地方を
巡察され、この地に咲くきぶねぎくに目を止められて
詠(よ)まれた、
  「山裾の田中の 道のきぶねぎく 
    ゆふくれなゐに にほへるを見つ」 が刻まれて
いる。


 すぐ近くに、「おきうね農園」という農産物の直売場が
あった。

 入ってみると、農産物のほかにジェラードと呼ぶ果物
やワイン入りのソフトアイスを販売していたので求めて、
乾いたのどを潤した。

 少し先に上がると、「ひゃくいちたんぼ」の道標が立
っていたので、休耕田沿いの山道に入る。

 林間の小さい峠を越えて下ると、小さい棚田があった
ようだが、現在は休耕田で雑草地に変わっていた。

 さらに下って宇根集落に入ると、くぬぎの古木をくり
ぬいた花壇がある。

 横瀬町内には、ほかにも同様な花壇が何箇所かで
見られた。

 集落を北東に抜けると西武線の線路下に出た。見
上げる横瀬駅構内の線路の片隅に、野ざらしの古い
SLが見えたので、土手を上がって撮る。

 塗装がはげ落ちて見るも無残な姿をさらしている。

 雑誌「鉄道ピクトリアル」の増刊号「特集 西武鉄道」
には、1937年3月29日、東村山~小川町間で客貨
混合列車を引く4号機関車の写真がある。

 70年前に現役だったわけで、歴史に残るものなの
だろうから、雨露を避けて保存して欲しいものだ。

 東側の県道に出て、ダンプの交通の多い道を三菱
マテリアル工場の南に進み、線路から離れて横瀬川
左岸に並行する一番に進む。

 石灰石輸送のダンプが通る車道を一番の南端まで
進み、採石場のそばでV字状に折り返して横瀬川の
右岸沿いに北へ向かう。

 折り返し点付近からの砕石工場と見上げる武甲山。


 横瀬川の支流の中野橋を渡ると間もなく、秩父三十
四か所観音霊場第8番札所西善寺が見えた。

 りっぱな本堂前に、樹齢600年近いというコミネ
カエデの古木がある。こんなに太くて大きく枝を広
げたカエデは見たことがない。

 11月からの紅葉期間中は拝観料200円が必要。
しかしまだ見ごろには少し早かった。

 近くにあった武甲山御嶽神社里宮にも寄る。そば
に城谷沢の井という湧水があり、秩父絹発祥の地の
標識もあった。

 このあたりは小字二番。西武秩父線鉄道橋の下を
北に抜け、左岸の黄葉が見ごろな小島沢川の権現橋
を渡り、小字四番に上がる。

 観光客の多くが訪れる小松原農園の横を進み、
秩父観音霊場6番卜雲寺(ぼくうんじ)へ。

 高台にあり、南にそびえる武甲山を背に、6地蔵
が並んでいた。

 境内の下には「おねがい地蔵」の小さな地蔵堂が
ある。

 徳川8代将軍吉宗の時代の、元文2年(1737)
に創立されたもので、病気平癒や子育て、身体健全
などを願う人たちの信仰を集めているという。

 日が傾き、涼しくなってきた。五番の集落を西に
向かい、秩父観音霊場7番法長寺へ。ここの本堂も
どっしりと大きい。

 境内からは、石灰岩の採石で形の変わった夕暮れ
の武甲山北面が一望出来る。

 
 国道299号を横切り、小字六番にある秩父観音
霊場9番明智寺に、この日最後の参拝をする。

 開放的な境内、お堂は小さめで、中に「千匹猿」
と呼ぶ奉納品が吊されていた。

 堂内を掃除していたご住職に伺うと、安産を願う
地元の人が、午年のご開帳のときに納めたとのこと
だった。

 開放的な境内の一隅に4月と10月の2回花が咲
き、心の迷いを癒してくれるという、「二度桜」が花
を開いていた。

 日暮れ手薄暗くなった16時40分、西武秩父線
横瀬駅に着いた。

(天気 晴、距離 14㎞、地図(1/2.5万) 秩父、
 歩行地 秩父市、横瀬町)
 
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トトロの森とさいたま緑の森博物館周辺

2007-11-13 22:59:05 | ウオーキング


 昨日に続いて今日も快晴。トトロの森周辺の紅葉は
どうだろうかと、自宅から歩いて回ることにしました。

 狭山丘陵の北側の稜線に並ぶ、椿峰団地を貫く椿峰
緑道に向かいます。

 緑道近くの民家に、冬ザクラが咲いていました。、


 椿峰団地群の一角にある所沢明生病院付近から、
富士山が見えました。


 椿峰緑道のモミジも見ごろになっています。


 椿峰緑道の西端から狭山湖へ向かう林間の遊歩道
を進み、トトロの森1号地のそばにあるさいたま緑の
トラスト2号地に入りました。


 ケヤキでしょうか、黄葉の彩りを見せています。


 遊歩道を西に抜け、狭山湖堰堤(えんてい)に出ると、
湖面の向こうに富士山が雄大な姿を見せていました。
湖の周辺は、まだ緑一色です。


 狭山湖北岸の湖岸道路沿いにある、トトロの森4号
地と5号地近くを過ぎ、所沢市から入間市に入ります。

 一帯は、さいたま緑の博物館です。狭山湖西側の
雑木林一帯を博物館としたもので、その一角、湿地
のそばに案内所と呼ぶ建物があります。

 近くの展望広場からは、北側に屋敷林に囲まれた農
家や、西方の奥武蔵の山並みなどが展望出来ます。


 樹林の中の遊歩道を回って、西久保湿地に出ました。
ススキが気持ちよい風にゆれています。


 湿地の北側にある東屋の前からの眺め。


 そばの畑の隅にあった、桜も色づいていました。


 近くにある西久保観音堂です。境内では地元のお年
寄りがゲートボールをしていて、東側にカヤの大木が
立っていました。


 北側の古社、出雲祝神社を抜け、県道179号の宮寺
交差点そばで昼食を済ませ、帰路に向かいました。

 交通量の多い県道は避け、南側の旧道を東に向かい
ます。  

 南矢萩の集落にあった西勝院。りっぱな本堂です。


 本堂前にサフランが咲いていました。


 色鮮やかな紅葉も見られます。


 所沢市内に戻り、堀ノ内から中氷川神社を経て、ケ
ヤキ並木の色づく早稲田大学への道路前を通過し、
小手指元町などを抜け、15時半過ぎ帰宅しました。

(天気 快晴、距離 21㎞、地図(1/2.5万) 所沢、
 歩行地 所沢市、入間市)
 

 
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四国遍路用品以外の一般用品など

2007-11-12 19:10:23 | 初めての四国遍路アドバイス
 今日午後、所沢駅東口のビル8階の「くすのきホー
ル」というところに上がったら、富士山がよく見えまし
た。ただ真昼のガラス越しだったので、ちょっと認識し
にくいのが残念です。


 日没後には、わが家のそばの畑から、大岳山など
奥多摩の山並みが、くっきりとスカイラインをみせて
くれました。


 初めて四国遍路をする方へのアドバイス、今日は
遍路用品以外のものについての注意事項などです。

======================

(6)遍路用品以外の用品など

【雨具】 ザックごと覆うことのできるポンチョが、ザッ
クの中を濡らさずに済む。

 材質としては蒸れないものを選ぶのがよいが、実際
着用してみないとわからないので、雨の日に確かめて
おいた方がよい。

 雨傘は強風の日は使い物にならず、ポンチョと菅笠
があれば不要。豪雨の日や濡れた山道歩きもありうる
ので、ザックカバーとスパッツも必携である。

 雨の日、濡れては困る下着などを入れる、ビニール
袋も数枚用意する。

【靴】 毎日、重い荷を背負って長距離を歩くので、一番
重要な用品である。

 はき慣れた靴でないと、マメや靴ずれの出来る恐れ
がある。新調した際には、事前に20km~30kmくら
いの距離を何日か歩いてみて、足のあたるところが
ないか確認しておく。

 路面の硬い舗装路歩きが多いので、靴底の厚いもの
がよく、弾力のある厚めの靴敷きを入れるのも効果的
である。

 足先は1cm上の余裕を、横幅も十分余裕のあるもの
を選びたい。

【ザック】 後述の持ち物リストで示すように、かなりの
持ち物を背負うので、通し打ち、あるいは私のように
2度の区切り打ちだと、35~45リットルくらいの容量
のものが必要になるだろう。

 腰と胸を締めるベルト付きのものが、背負ったとき
に安定する。

【着替え】 ほとんどの遍路宿で洗濯機を使わせてもら
える(有料か無料)し、ときにはお接待で洗ってくれる
宿もあり、汗をかいても毎日洗濯するつもりなら、着替
えは1着でもよい。

 洗濯物を入れるネットも用意すれば、ほかの人と一緒
に洗えるので、時間の節約になる。

【カメラと携帯電話】 小型軽量のデジカメが便利で、年
月日や時刻も記録されるので、メモ代わりに使える。

 充電器と予備メモリー、予備電池も忘れぬこと。

 デジカメの時刻は狂いやすいものもあるで、行く前に
合わせておくこと。

 公衆電話が少くなったので、宿の予約用に携帯電話
は便利で、アラームは目覚まし時計として使える。

 ただ、山中の宿では通話圏外で使えぬ場合もある。

【現金】 ふすま1枚で鍵のない宿も多く、行程途中で
の盗難などに備え、手持ち現金は数万円以下にした
方が安全。

 必要な都度、郵便局で補充するとよい。カードを持参
すればATMや窓口で下ろせる。郵便局の場所は遍路
地図に記載されていて、1日に1カ所以上あるところが
多い。

 ただ、土日や休日は下ろせないので、週の後半には
残金の確認を怠らないこと。

 銀行は大きな都市の市街地以外には無いので、利用
しにくい。
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第3回「川越唐人揃い」へ

2007-11-11 19:09:17 | Weblog
 2007年11月11日(日) 曇

 今日午後、埼玉県川越市で、『川越唐人揃い』と
いう催しが開催されるとのリーフレットを入手していた
ので、出かけてみました。





 豊臣秀吉の朝鮮侵略に否定的だった徳川家康は、
天下を取ってすぐに、朝鮮王朝との国交回復に取り
組みました。

 1607年に初めて朝鮮通信史を迎え、以後1811
年まで12回の朝鮮通信史が来日しました。

 現在のソウルから江戸まで2000㎞、総勢4~500
人にのぼる朝鮮通信史の来日は、国家間の友好に
止まらず、学問、文化など多くの民間交流ももたらし
ました。

 今年は、初めて朝鮮通信史を迎えて400年の記念
の年で、4月始めから5月中旬にかけて、同じ道筋を
たどる朝鮮通信史ウオークも実施されました。

 では、川越と朝鮮通信史との関係はどんなことから
なのでしょうか。

 川越の豪商、榎本弥左衛門は、川越と江戸とを結ぶ
新河岸川の舟運を利用した、塩の仲買人でした。

 弥左衛門は、明暦元年(1655)に江戸へ来た第6回
朝鮮通信史を見物し、感動をこまかに日記に残すとと
もに、華やかな行列の感動を川越の町人に伝えました。

 川越では、藩主・松平信綱の時代の1651年に始ま
った川越祭りが年々盛んになり、その中に、町人達が
朝鮮通信史を仮装した行列『唐人揃い』が人気を博し
ました。

 「唐人」は、当時の言葉としては唐(中国)のことでは
なく、外国を意味したとのことです。

 この「唐人揃い」を復活しようと、日韓友情年の2005
年に最初のパレードが行われ、3回目の今年は、川越
築城550年の年でもあり、川越町人の進取の気性と
友好親善の精神を継承した催しす。
 
 前置きが長くなりましたが、私がパレードスタート地の
蓮馨寺(れんけいじ)に着いたら、すでにパレードは出
発後で、最後の方のグループが寺を出るところでした。


 パレードは蓮馨寺を出て、蔵造りの町並みを北へ、
札の辻交差点に近い川越まつり会館付近まで進み、
折り返してから途中、時の鐘から大正浪漫夢通りを
経て、蓮馨寺に戻るという道筋です。

 パレードの歩みはゆっくりなので、先頭に向かって
後を追いました。
 
 「みやはらカゲキ団」と呼ぶ、よさこい踊りのグルー
プのようです。


 アジアの国々の民族衣装をつけた皆さんです。


 秋田県から参加の「西秋の会」の日本舞踊。

 菅笠をかぶっていない先頭の人は、黒覆面をつけて
います。

 蔵造りの店の並ぶ町並みには、たくさんの観光客が
パレードを待っていました。


 すでに折返し点に到着した朝鮮通信史の正使衣装の
人や、日本の役人姿の人は、座って後続のグループを
待っていました。


 川越のシンボル、時の鐘に近い交差点付近で踊る
民族衣装のグループ。


 折返し点の祭り会館付近に到着したパレードは、ひ
と休みの後、蓮馨寺に向かって復路のパレードを開始
しました。パレードの先頭です。


 これも民族衣装をまとった楽隊の皆さん。


 川越に唐人祭りをはじめた、榎本弥左衛門がやっ
てきました。


 朝鮮通信史一行の衣装。朝鮮通信史ウオークの
ゴールなどで、私もことし何度か目にした衣装です。


 これも朝鮮通信史の行列を模したもののようです。


 埼玉朝鮮初中級学校生徒さんのパレード。


 全コースを回って蓮馨寺に戻っても、疲れも見せず
最後の踊りを元気よく披露してくれました。

 
 パレードは14時半頃終わりました。
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関東百駅巡礼歩行(西武池袋線仏子駅)

2007-11-10 21:33:01 | 関東百駅巡礼歩行
 やまさんの、関東百駅巡礼歩行、第39回は、11月
10日(土)、西武池袋線の仏子(ぶし)駅集合で開催
された。



 一日中冷たい雨の予想にもかかわらず、6人のメン
バーが集まる。記念撮影をして、10時10分にスター
トした。


 駅西側の跨線橋を越えて線路の南側に回る。車の
多い車道を進んで、金子坂の手前から武蔵野音大に
沿った車道に入った。

 大学とは反対側の空き地にあったツタが、鮮やかな
彩りを見せる。


 近くのカエデも見ごろになっていた。


 南に横たわる加治丘陵のピークに向かっての上り
が続くので、ゆっくりと上がる。

 武蔵野音大の敷地が終わり、間もなく稜線に出て、
南面への下りとなった。東側一帯は、入間台団地の
戸建て住宅が続いている。

 中神の古い集落まで下って西に入ると、いまにも
壁面が崩れ落ちそうな土蔵が残っていた。


 すぐ近くにあった根岸子育地蔵堂に、正午過ぎに着
いた。


 雨は小降りになったが、地蔵堂のひさしを借りて昼
食をする。


 食事を終え、出発する頃には雨もほとんど止んだ。

 近くの住宅の庭先に咲くマユミ。ほかでは見たこと
のない、色鮮やかで大きめの花だった。


 県道63号を横断し、霞川を渡ってさらに南に進む
と、一面の茶畑が広がる。

 関東最大の茶どころである狭山茶の、中心的生産地
である。

 茶畑の縁には、発芽期の霜害を防ぐファンが、たくさ
ん並んでいた。

 入間市農業研修センターの先で、堀割になっている
圏央道(首都圏中央連絡自動車道)を越えて、狭山台
工業団地に入った。

 空き地や建設中の工場もあり、半分以上進んだあた
りに、なぜかただ1軒だけ民家があった。

 庭に、たくさんの子犬が放し飼いになっている。立ち
止まってのぞいたいたら数頭が出てきた。


 工業団地の南端まで進むと、木の塀に囲まれた広い
敷地内に、変わった建物が幾つも見えた。

 東側に回ってみたら東野高校で、校門は開いていた
ので中に入る。

 校内にはL字型の池もあり、池の向こうに見える下の
写真の建物は食堂らしい。


 事務室棟の横のアーチを入ると、両側に教室が
並んでいた。

 日本建築風の建物もあり、洋風に見えるものもある。

 ちょうど出てこられたK先生に伺うと、ドイツ人の建
築家、クリストファー・アレグザンダー氏の設計による
ものだという。

 構内の敷地は、東京ドーム20個分もあるとのこと。
この建物は体育館で、木の柱で出来ていて、木造の
体育館としては日本一の大きさともいわれた。


 東野高校の東側は、入間市博物館。南西端の入口から
入ったら、国土地理院が設置した電子基準点があった。


 東野高校側は広い芝生になっていて、東側に博物館の
かなり大きな建物が立っている。


 入館して40分ほど、古代から近代までの入間市の
歴史や自然、狭山茶ゆかりの展示などを見学する。


 特別展「入間を創った人たち」も見て、15時過ぎ、
博物館を出た。

 少し離れたバス停に行って待ったが、博物館行き
しか無く、南側の国道16号に回り、北中野バス停
16時11分発西武バスで西武池袋線入間市駅に向
かった。

(天気 雨後曇、参加 6人、距離 8㎞、地図(1/2.5
 万) 飯能、青梅、歩行地 入間市)
 

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四国遍路用地図とガイドブック

2007-11-09 23:34:19 | 初めての四国遍路アドバイス
(5)四国遍路用の地図とガイドブック

 四国遍路に必携の地図(図書)として、へんろみち
保存協力会発行の「四国遍路ひとり歩き同行二人」
(地図編)(以下「遍路地図」という))の購入を勧める。


 遍路地図には、札所の場所、歩き遍路のルート、
札所や主要ポイントの標高、前の札所からの距離、
宿の場所、スーパーやコンビニなど昼食の調達場所、
公衆トイレ、遍路小屋(休憩所)、信号のある交差点、
郵便局、薬局、ガソリンスタンドなど、歩き遍路に必
要な情報が豊富に盛りこまれた地図と、前の札所か
らと次の札所までの距離が分かる宿泊施設一覧表
が記載されている。

 本書は、1番霊山寺など幾つかの札所の遍路用
品売り場でも購入出来るが、事前購入して、後述
するようにコピーを持参した方がよい。

 入手は、「へんろみち保存協力会」へ郵便振替で
注文するのが確実である

  郵便振替口座番号 01640-5-34780
  加入者名 へんろみち保存協力会

 料金:解説編と地図編セットで3,790円 (価格3,500
円+送料290円)。

 解説編(1,210円)だけか地図編(2,710円)だけの購入
も出来るが、初めての人はセットで注文して、解説編
で遍路の予備知識を得るよう勧める。

 振替用紙の「通信欄」には、注文内容(解説編・地
図編セット)を明記する。

 送金から商品の到着までには5日~7日かかる。

 首都圏在住の人は、東京駅八重洲口の八重洲ブッ
クセンターに行けば、地階売り場に常時在庫がある
ので、内容を確認した上で購入出来る〈下の写真〉。

(場所:下の地図の中央、緑ボタンのマーク位置)



 さらに、国土地理院の2万5千分の1か5万分の1
地形図を用意して、これもコピーを持参するのが望ま
しい。

(地形図名を知りたい方は、コメント欄にその旨ご記
入下さい)

 地形図があれば、遍路地図では分からない等高線、
集落や市街地の状況、送電線の場所などが分かり、
遍路ルート以外の迂(う)回路の検討も容易になる。

 遍路地図をそのまま歩きながら見るのはわずらわ
しいし、雨の日は濡れて破れる恐れもある。

 出発前、見開き2頁ずつコピーしておき、現地では
手に持つか地図ケースに入れて、いつでも見られる
ようにする。

 コピー費用はかさむが、カラーコピーに、それも
1.3倍以上に拡大コピーした方が見やすい。

 2万5千分の1か5万分の1地形図も、同様にカラ
ーコピーすることを勧める。これも1.3倍以上に拡大
コピーした方がよい。

 2万5千分の1地形図の方が、小さい道も記され
ていて分かりやすいが、全体の枚数が90枚を越え
るので、私は5万分の1地形図を用意した。

 コピーは、遍路道を中心にして切り、持ちやすい
ように折りたたんで持参した。

 ガイドブックは、書店で何点か見比べて選べばよい。

 私が分かりやすかったのは、(1)参考図書で示し
た中、「四国八十八か所を歩く」(山と渓谷社発行)
と、「四国八十八箇所」(るるぶ情報版)(JTBパブリ
ッシング発行だった。


 
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遍路用品の準備

2007-11-08 18:32:19 | 初めての四国遍路アドバイス
 昨日(11月7日)は、東京・銀座のホテルで、49年
前に三重県鈴鹿市の社内研修期間で1年間、同じ釜
の飯を食べた同窓生7人と、担任教官ご夫妻が集ま
った14回目の同窓会に参加したため、ブログは休載
しました。

 日本スリーデーマーチの報告が終わったので、再び
四国遍路アドバイスを続けます。

=======================

(4)遍路用品の準備

 遍路用品は、1番札所霊山寺の売店で購入する人
が多いが、菅笠(すげがさ)の補強をしたり、納札(おさ
めふだ)にあらかじめ記入するなどしておけば、1番
札所で時間をとらずに歩き出せるので、通販で事前
購入することを勧める。

 購入先は、遍路用品のWebサイトなどを利用する
とよい。主な用品の選び方などを以下に記す。

【菅笠】 晴れた日は日差しをさえぎり、雨天では雨
傘代わりになり、車道歩きでは車などに対して白衣と
ともによい標識になる。

 雨天時のためにビニールカバー付きを選ぶ。ただし、
晴天の日はカバーを外さぬと、蒸れてカビが生える。

 どの製品も、一般的に傘のひもが細い。風にあおら
れると切れやすく、強くしばるとあごが痛いので、太
めのひもに取り替えた方がよい。

 頭の接する輪の部分も、長時間かぶっていると痛く
なるので、回りを太いひもで巻いておくと衝撃が弱まる。

 輪と傘を結ぶひもが細いものもあり、これも風で切
れて分離してしまう恐れがあるので、補強しておいた
方が安心出来る。(下の写真は補強したもの)

 
【白衣(びやくえ)】 菅笠とともに車へのよい目印になる
ので、着用することを勧める。

 ふだんの衣類より大きめの方がゆったりと着られる
し、暑いときの通風にもよい。例えばふだんMサイズを
着用している人は、Lサイズを注文するとよいだろう。

 背中に「南無大師遍照金剛」と書かれているものを
着ている人が多いので、注文するときに確認する。

【金剛杖(こんごうづえ)】 弘法大師の分身あるいは
化身として大事にされ、巡礼中は「同行二人」といわ
れ、重い荷を背負っての山道の上り下りには、バラン
ス確保になくてはならにものであり、使用している人
が多い。

 ただ私は、平地では不要で、かえってじゃまになる
のではないかと考え、「新ハイキング社」で通信販売し
ていた折り畳み杖を用意し、急坂での上り下りのみに
使用した。自分ではこれでよかったと思っている。

【山谷袋(さんやぶくろ)あるいは頭陀袋(ずだぶくろ)】
 同じものだが二つの名がある。


 納経帳(のうきようちよう)、納札(おさめふだ)、経本
(きょうほん)、線香、ローソク、ライター、賽銭(さいせん)、
筆記具などを入れておくと、参拝時に容易に取り出せ
る。


 また、あめや果物など休憩時に食べたいものを入れ
ておくのもよい。外側にペットボトルや携帯電話が収容
出来ると、より使い勝手がよい。

 ただ、歩いているときには腕があたり、特に山道の
時にはうっとうしい。私は札所間の距離が長いときに
は、札所に着くまでザックにしまって歩いた。
 
【納札】 札所で参拝の時に本堂と大師堂に納めるが、
出発前とか前夜の宿で翌日以降の必要な枚数プラスα
分、住所、氏名などを記入しておけば、当日札所で記
入する時間が省ける。

【輪袈裟(わげさ) 数珠(じゆず)、鈴、経本など】
 それぞれの考えで、必要なものを用意する。

【線香、ローソク】 各札所でも販売しているが、自宅
近くのホームセンターなどで購入した方が安くて済む。
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