あるきメデス

あちこちを歩いて、見たこと、聞いたこと、知ったこと、感じたことなどを…

遍路用品の準備

2007-11-08 18:32:19 | 初めての四国遍路アドバイス
 昨日(11月7日)は、東京・銀座のホテルで、49年
前に三重県鈴鹿市の社内研修期間で1年間、同じ釜
の飯を食べた同窓生7人と、担任教官ご夫妻が集ま
った14回目の同窓会に参加したため、ブログは休載
しました。

 日本スリーデーマーチの報告が終わったので、再び
四国遍路アドバイスを続けます。

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(4)遍路用品の準備

 遍路用品は、1番札所霊山寺の売店で購入する人
が多いが、菅笠(すげがさ)の補強をしたり、納札(おさ
めふだ)にあらかじめ記入するなどしておけば、1番
札所で時間をとらずに歩き出せるので、通販で事前
購入することを勧める。

 購入先は、遍路用品のWebサイトなどを利用する
とよい。主な用品の選び方などを以下に記す。

【菅笠】 晴れた日は日差しをさえぎり、雨天では雨
傘代わりになり、車道歩きでは車などに対して白衣と
ともによい標識になる。

 雨天時のためにビニールカバー付きを選ぶ。ただし、
晴天の日はカバーを外さぬと、蒸れてカビが生える。

 どの製品も、一般的に傘のひもが細い。風にあおら
れると切れやすく、強くしばるとあごが痛いので、太
めのひもに取り替えた方がよい。

 頭の接する輪の部分も、長時間かぶっていると痛く
なるので、回りを太いひもで巻いておくと衝撃が弱まる。

 輪と傘を結ぶひもが細いものもあり、これも風で切
れて分離してしまう恐れがあるので、補強しておいた
方が安心出来る。(下の写真は補強したもの)

 
【白衣(びやくえ)】 菅笠とともに車へのよい目印になる
ので、着用することを勧める。

 ふだんの衣類より大きめの方がゆったりと着られる
し、暑いときの通風にもよい。例えばふだんMサイズを
着用している人は、Lサイズを注文するとよいだろう。

 背中に「南無大師遍照金剛」と書かれているものを
着ている人が多いので、注文するときに確認する。

【金剛杖(こんごうづえ)】 弘法大師の分身あるいは
化身として大事にされ、巡礼中は「同行二人」といわ
れ、重い荷を背負っての山道の上り下りには、バラン
ス確保になくてはならにものであり、使用している人
が多い。

 ただ私は、平地では不要で、かえってじゃまになる
のではないかと考え、「新ハイキング社」で通信販売し
ていた折り畳み杖を用意し、急坂での上り下りのみに
使用した。自分ではこれでよかったと思っている。

【山谷袋(さんやぶくろ)あるいは頭陀袋(ずだぶくろ)】
 同じものだが二つの名がある。


 納経帳(のうきようちよう)、納札(おさめふだ)、経本
(きょうほん)、線香、ローソク、ライター、賽銭(さいせん)、
筆記具などを入れておくと、参拝時に容易に取り出せ
る。


 また、あめや果物など休憩時に食べたいものを入れ
ておくのもよい。外側にペットボトルや携帯電話が収容
出来ると、より使い勝手がよい。

 ただ、歩いているときには腕があたり、特に山道の
時にはうっとうしい。私は札所間の距離が長いときに
は、札所に着くまでザックにしまって歩いた。
 
【納札】 札所で参拝の時に本堂と大師堂に納めるが、
出発前とか前夜の宿で翌日以降の必要な枚数プラスα
分、住所、氏名などを記入しておけば、当日札所で記
入する時間が省ける。

【輪袈裟(わげさ) 数珠(じゆず)、鈴、経本など】
 それぞれの考えで、必要なものを用意する。

【線香、ローソク】 各札所でも販売しているが、自宅
近くのホームセンターなどで購入した方が安くて済む。
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