あるきメデス

あちこちを歩いて、見たこと、聞いたこと、知ったこと、感じたことなどを…

四国遍路・歩行計画と宿の予約

2007-11-21 16:10:05 | 初めての四国遍路アドバイス
 初めての四国遍路アドバイス、今日から、いよいよ
遍路に出てからのことについてです。

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(8)歩行計画と宿の予約

 通し打ち(全札所を一気に通して歩くこと)で、出発
前に全行程表を作る人もいるが、天候や体調などの
予想外の変化もあり得る。

 とりあえず1週間程度の予定をたて、実行してペー
スがつかめたら、以後は1~2日ずつの行程計画で
十分である。

 毎日の行程は、体力に応じて翌日に疲れを残さぬ
よう、無理のない距離にする。歩き慣れていない人
は、歩き始めの1週間ほどは1日20㎞以内にして、
慣れたら少しずつ距離を伸ばして行けば、比較的楽
に歩けるだろう。

 宿は、「四国遍路ひとり歩き同行二人[地図編]」で
紹介された旅館、民宿、宿坊、ビジネスホテル、公共
の宿をはじめ、ほかにもあるので、それらの中から
選んで翌日の予定に従い予約する。


 遍路宿にも善し悪しはある。よい宿を知るには、歩
き遍路をした人に聞くのが一番。

 私が初回の遍路の際は、数日前に先行していた
知人がいたので、2~3日おきに電話して、お勧めの
宿を聞き、その後を追った。四国遍路関連のWebや
歩行記にも、よい宿の情報はあるので、参考にする
とよい。

 逆打ち(札所の順でなく逆回りで巡拝すること)の人
に、この先のお勧めの宿を教えてもらうのも一方法
である。

 気に入った遍路宿で、翌日の宿を教えてもらうのも、
ひとつの方法。前後の遍路宿同士は連絡し合ってい
るところが多く、よい宿に教えてもらった次の宿も、気
に入ったところとが多かったように思う。

 翌日の行程計画をたてる上で注意することは、歩行
距離だけでなく、標高差の大小や札所の数なども勘案
する必要がある。



 札所で参拝して納経印をもらうのに、少なくとも20
~30分を要する。シーズンで納経所が団体遍路で
混雑していると、予想外に待たされることもある。


 もう一つ重要なことは、翌々日の行程も考慮する
こと。ところにより50㎞以上、宿のない区間もある
ので、そのことを考慮せずに翌日の宿を決めると、
次の日に長距離を歩くとか、交通機関を利用するこ
とになりかねない。

 遍路宿では、朝食は6時から7時が多く、札所での
納経受付時刻7時~17時、晩秋ならば日没時刻など
も考慮して、余裕も見た1日の歩行距離を決める。

 宿の予約は、食事付きで依頼するなら出来るだけ
前日までに、遅くとも当日午前中には済ませたい。
民宿の中には日中不在で、朝晩しか連絡のとれぬ
ところもある。

 翌日の計画をする際、遍路地図で、昼食の出来る
食堂や道の駅有無、あるいは弁当の買えるコンビニ
やスーパーなどがあるかを確認し、無い場合は弁当
も宿の予約時に依頼する。


 予約時に、歩き遍路であることを伝えると、便宜を
図ってもらえる宿が多い。また、前日の宿泊地や携帯
電話番号を伝えておくと、安心してもらえる。

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