あるきメデス

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富士山の展望台・雁ヶ腹摺山へ(山梨県)

2007-11-29 22:49:42 | ハイキング
 2007年11月25日(日)

 3連休の最終日も快晴。この日は、軽登山を楽しむ
グループの忘年例会で、500円紙幣の裏に印刷され
ている富士山の展望台として知られる、雁ヶ腹摺山
(がんがはらすりやま)に上ることになった。



 JR五日市線武蔵増戸駅と京王高尾線高尾山口駅
に集まったメンバー11人は、2台の車に分乗して
高尾山口駅前を8時半過ぎに出発する。

 相模湖ICから中央高速道に入り、駐車場がいっぱ
いの談合坂SAで休憩し、大月ICで高速道を下りた。

 全線舗装されていて、予想外に幅広い真木小金沢
林道を北に進み、標高1568mの大峠の駐車場に
10時20分に着いた。


 出発前にミーティング、リーダーのNさんから
注意事項などを聞き、10時33分に出発する。


 少し進むと水場があり、ビニールパイプから冷水が
流れ落ちていた。周辺は、もう葉の落ちたカラマツ林
が多い。


 日当たりのよい南斜面をトラバース気味に南東
へと進み、ダケカンバなどの広葉樹林に入り、途
中で休憩した。

 このあたりの葉も、すでにほとんど落ちている。

 枯れ枝越しに富士山が見え隠れしてきて、期待が
高まる。雪を被った南アルプスの山並みも見えた。

 吹切尾根で左に大きくカーブして、北東に向かうと
傾斜も強まり、ゆっくりと歩を進める。

 最後はカヤトの真ん中を上がり、11時50分、標高
1874mの雁ヶ腹摺山の山頂に着いた。

 少し霞んではいたが、期待通り富士山の大展望が
広がる。 

 下の500円紙幣に描かれた富士山そのものである。


 ちなみに、この富士山の原画は、昭和17年(1942)
11月3日午前7時15分頃、名取久作氏撮影との標札
が立っていた。

 山頂の標識を囲み、全員で記念撮影をする。


 今年最後の例会ということで、3個のコッフェルにて
お楽しみの、とん汁づくりがはじまった。


 山頂の気温は10度前後かと思われるが、日差しを
いっぱいに浴び、暖かいとん汁で寒さもほとんど感じ
ず、おいしくいただいた。

 とん汁の後には、お汁粉もごちそうになる。

南面は富士山の展望台だが、北面はモミなどの針葉
樹林で展望は得られない。


 ゆっくり富士山の展望ととん汁を楽しみ、13時17
分、下山にかかる。

 山頂直下のカヤトを下り、以後ももとの道を戻る。
 
 上る頃に比べ、南アルプスの展望はちょっと霞んで
きていた。


 上るときはあまり気づかなかったが、結構傾斜があり、
杖を使って慎重に下り、カラマツ林に入り傾斜も緩む。


 14時11分に大峠駐車場に戻る。着いたときはいっ
ぱいだった駐車場も、残りの車は少なくなっていた。

 雁ヶ腹摺山周辺は、ほとんど葉が落ちていたが、帰路
でも休憩した談合坂SA周辺の紅葉は見ごろだった。


 3連休の最終日とあり、中央高速道は渋滞、談合坂
SAから本線に乗るまでに15分余りかかり、以後、高速
道を下りた相模湖ICまで渋滞が続いた。

 JR中央線高尾駅前に17時30分に着き、皆さんと
分かれ、電車にて残りの帰途につく。

(天気 快晴、距離 3㎞、標高差 306m、 地図
 (1/2.5万) 七保、山と高原地図 大菩薩嶺、歩行地
 大月市)
コメント (2)
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