第5日 2019年6月1日(土)
== 世界遺産サンマリノからサンセポルクロ、ポッピ観光へ(1/3・サンマリノ) ==
イタリア半島の中東部、世界最古の共和国で世界で5番目に小さな国、サンマリノの4
つ星ホテル、グランドホテル サンマリノにて6時に起床した。今朝も晴天である。
食事前にホテルの前に出て、西側に広がる緩やかな山並みや民家などを一望する。
ホテル前のニセアカシアが花いっぱい。7時からホテルのレストランで朝食をした。
8時にホテルロビーに集合して、ガイドのアリシェアさんと徒歩で世界遺産サンマリノ
の観光へ。
サンマリノ共和国は、標高739mのティターノ(Titano)山の山頂周辺に旧市街が広
がっており、ホテルから出て西北に向かう。
サンマリノは観光国家で、年間300万人以上の外国人が訪れるとか。1日あたりでは
8,000人以上で、人口は3万人なので驚くほどの多さになる。
昨夜夕食をしたレストランの横から細い坂道を上がり、まずはリベルタ(Libertà)広場
に行く。
正面の建物はプブリコ(Pubblico)宮と呼ばれる国会議事堂。14世紀に造られたオリ
ジナルを模して19世紀に再建されたというネオゴシック様式の建物である。
その前には大理石の自由の女神像が立っている。イタリアの彫刻家ステファノ・ガッレ
ッティにより作られたもの。
ここからも、西側の緩やかな山並みなどの気持ち良い展望が広がる。
さらに坂を少し上がり、ロープウェイの山上駅のところへ。
そばにインフォメーションセンターがあり、添乗員の福原さんが日本語の地図をもらっ
てきて皆さんに配布してくれた(下の地図)。
ここからは、北側の家並みや東側に直線で約10㎞という逆光のアドリア海も望まれた。
山上の周辺は城壁に囲まれており、城壁に沿って細い町並みを進んで聖マリノ大聖堂へ。
国名の由来にもなっている聖マリノが祭られたサンマリノ(Santo Marino)大聖堂は、
1835~38年にかけて建設されたもの。世界遺産の歴史地区の中では比較的新しい建
造物とか。
4世紀に建築されたサンマリノ教会の基盤上に建てられていて、6つの柱構えの玄関や
コリントス様式の柱、二等辺三角形の破風など、ギリシャ神殿のような新古典様式の外観
が特徴。
内部に入り拝観したが、華美な装飾などはなくて白を基調にした落ち着いた雰囲気。
だが、サンマリノの人々にはとても重要な聖堂のようで、国家元首にあたる執政の就任
儀式では、政庁舎から大聖堂までの行進が行われるという。
サンマリノの起源でもある聖マリノの彫像は、祭壇正面に置かれていた。
大聖堂の右手、寄り添うように建つのはサンピエトロ(San Pietro)教会↑のよう。
たくさん並ぶ沿道の店をのぞきながらさらに上部へと進む。
サンマリノは消費税がないので、イタリアを初めとする買い物を目当ての観光客も多い
という。
城壁に沿って緩やかな坂を上がって行くと第一の塔、ロッカ・グアイタ(Rocca Guaita)
の下に出た。
標高738mにあり、最初に造られた塔のようで、11世紀に修復されているとか。刑
務所として使われた時代もあったという。
そばの展望台からの、北側眼下の家並みからアドリア海にかけての展望が広がる。
さらに少しで、絶壁の上に立つ第二の塔 チェスタ(La Cesta)が見えた。
チェスタの塔は最高点の標高749mにあり、2番目に着手されたもので13世紀に再
建され、現在は古代武器博物館になっているとか。
第三の塔、ロッカ・モンターテ(Rocca Montale)はその先のようで、見る音はできなか
った。ここで8時50分にフリータイムとなり、9時20分にリベルタ広場集合となる。
周辺の大展望を眺めたり足下に咲く花を見たりした後、同じ道を戻る。
第一の塔の近くの城壁の門を抜けて少しずつ下り、途中の店で土産品を買ったりする。
店には、サンマリノの大きな収入源のひとつでもある、美しいサンマリノ切手やコイン
なども並んでいた。
時間より少し早めにリベルタ広場に戻った。すぐ下に、昨夜夕食をして夕日を眺めたレ
ストラン↓が見下ろせる。
全員揃った後、ホテルの方に向かって別の道から下る。すぐ下に、カーバ・ディ・バレ
ストリエリ(Cava dei Balestrieri)という岸壁の窪地になっている広場があった。
コンサートなどのイベントを開催することもあるようだ。そばの緑地には、いくつかの
彫刻が並んでいる。
アーチを抜けた先、Risparmio銀行の入口に、裸婦像がある。20世紀最高の彫刻家と
されたイタリア人フランチェスコ・メッシーナの製作だという。
昨夜夕食をしたレストラン横を下り、↓サンフランチェスコ教会の横を進む。
歴史地区の出入り口、サンフランチェスコ(San Francesco)門を出る。
宿泊したグランドホテルの前を進み、10時前にバス駐車場に着いた。だが、待ってい
るはずのバスは見えず、別の駐車場で待っていた。
狭い道路事情から、ここに来るのに一度下ってから上がってくることになっているよう
で、しばらく待ってバスが来て10時15分に出発した。
次の観光地は、南西へ約80㎞のサンセポルクロである。(続く)
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== 世界遺産サンマリノからサンセポルクロ、ポッピ観光へ(1/3・サンマリノ) ==
イタリア半島の中東部、世界最古の共和国で世界で5番目に小さな国、サンマリノの4
つ星ホテル、グランドホテル サンマリノにて6時に起床した。今朝も晴天である。
食事前にホテルの前に出て、西側に広がる緩やかな山並みや民家などを一望する。
ホテル前のニセアカシアが花いっぱい。7時からホテルのレストランで朝食をした。
8時にホテルロビーに集合して、ガイドのアリシェアさんと徒歩で世界遺産サンマリノ
の観光へ。
サンマリノ共和国は、標高739mのティターノ(Titano)山の山頂周辺に旧市街が広
がっており、ホテルから出て西北に向かう。
サンマリノは観光国家で、年間300万人以上の外国人が訪れるとか。1日あたりでは
8,000人以上で、人口は3万人なので驚くほどの多さになる。
昨夜夕食をしたレストランの横から細い坂道を上がり、まずはリベルタ(Libertà)広場
に行く。
正面の建物はプブリコ(Pubblico)宮と呼ばれる国会議事堂。14世紀に造られたオリ
ジナルを模して19世紀に再建されたというネオゴシック様式の建物である。
その前には大理石の自由の女神像が立っている。イタリアの彫刻家ステファノ・ガッレ
ッティにより作られたもの。
ここからも、西側の緩やかな山並みなどの気持ち良い展望が広がる。
さらに坂を少し上がり、ロープウェイの山上駅のところへ。
そばにインフォメーションセンターがあり、添乗員の福原さんが日本語の地図をもらっ
てきて皆さんに配布してくれた(下の地図)。
ここからは、北側の家並みや東側に直線で約10㎞という逆光のアドリア海も望まれた。
山上の周辺は城壁に囲まれており、城壁に沿って細い町並みを進んで聖マリノ大聖堂へ。
国名の由来にもなっている聖マリノが祭られたサンマリノ(Santo Marino)大聖堂は、
1835~38年にかけて建設されたもの。世界遺産の歴史地区の中では比較的新しい建
造物とか。
4世紀に建築されたサンマリノ教会の基盤上に建てられていて、6つの柱構えの玄関や
コリントス様式の柱、二等辺三角形の破風など、ギリシャ神殿のような新古典様式の外観
が特徴。
内部に入り拝観したが、華美な装飾などはなくて白を基調にした落ち着いた雰囲気。
だが、サンマリノの人々にはとても重要な聖堂のようで、国家元首にあたる執政の就任
儀式では、政庁舎から大聖堂までの行進が行われるという。
サンマリノの起源でもある聖マリノの彫像は、祭壇正面に置かれていた。
大聖堂の右手、寄り添うように建つのはサンピエトロ(San Pietro)教会↑のよう。
たくさん並ぶ沿道の店をのぞきながらさらに上部へと進む。
サンマリノは消費税がないので、イタリアを初めとする買い物を目当ての観光客も多い
という。
城壁に沿って緩やかな坂を上がって行くと第一の塔、ロッカ・グアイタ(Rocca Guaita)
の下に出た。
標高738mにあり、最初に造られた塔のようで、11世紀に修復されているとか。刑
務所として使われた時代もあったという。
そばの展望台からの、北側眼下の家並みからアドリア海にかけての展望が広がる。
さらに少しで、絶壁の上に立つ第二の塔 チェスタ(La Cesta)が見えた。
チェスタの塔は最高点の標高749mにあり、2番目に着手されたもので13世紀に再
建され、現在は古代武器博物館になっているとか。
第三の塔、ロッカ・モンターテ(Rocca Montale)はその先のようで、見る音はできなか
った。ここで8時50分にフリータイムとなり、9時20分にリベルタ広場集合となる。
周辺の大展望を眺めたり足下に咲く花を見たりした後、同じ道を戻る。
第一の塔の近くの城壁の門を抜けて少しずつ下り、途中の店で土産品を買ったりする。
店には、サンマリノの大きな収入源のひとつでもある、美しいサンマリノ切手やコイン
なども並んでいた。
時間より少し早めにリベルタ広場に戻った。すぐ下に、昨夜夕食をして夕日を眺めたレ
ストラン↓が見下ろせる。
全員揃った後、ホテルの方に向かって別の道から下る。すぐ下に、カーバ・ディ・バレ
ストリエリ(Cava dei Balestrieri)という岸壁の窪地になっている広場があった。
コンサートなどのイベントを開催することもあるようだ。そばの緑地には、いくつかの
彫刻が並んでいる。
アーチを抜けた先、Risparmio銀行の入口に、裸婦像がある。20世紀最高の彫刻家と
されたイタリア人フランチェスコ・メッシーナの製作だという。
昨夜夕食をしたレストラン横を下り、↓サンフランチェスコ教会の横を進む。
歴史地区の出入り口、サンフランチェスコ(San Francesco)門を出る。
宿泊したグランドホテルの前を進み、10時前にバス駐車場に着いた。だが、待ってい
るはずのバスは見えず、別の駐車場で待っていた。
狭い道路事情から、ここに来るのに一度下ってから上がってくることになっているよう
で、しばらく待ってバスが来て10時15分に出発した。
次の観光地は、南西へ約80㎞のサンセポルクロである。(続く)
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高いところから見下ろした住宅の屋根屋根の赤と、緑のコントラストが
すばらしい。
写真を見ているだけで癒されます。 1ヶ月くらい滞在してのんびりウォーキング
なんて想像してみました。
ゆっくり退在したら、いくらでもカントリーウオークが楽しめそうです。