あるきメデス

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イタリア8日間の旅⑥ ボローニャ、パルマと世界遺産モデナ観光(3)

2019-09-02 18:03:48 | イタリア旅行
 2019年6月2日(日)
 == ボローニャとパルマそして世界遺産モデナ観光へ(3/3・モデナ) ==



 パルマの観光を終え、朝通過したモデナに向かってハイウェイE1号線を戻る。


 再び真っ白でユニークなデザインのレッジョ・エミリア駅の横を一瞬で通過する。


 さらに20分余り戻ってモデナ市内に入り、15時55分に市街地中心部の南側でバス
を下りた。

 モデナ(Modena)もエミリア ロマーニャ州にあり、人口約18万人の基礎自治体(コ
ムーネ)で、モデナ県の県都である。

 モデナは古代からの歴史があり、13世紀後半にエステ家が治めたフェラーラに併合さ
れたが、その後フェラーラを追われたエステ家がこの地に逃げ延び、モデナ公国の首都と
なり、エステ家により町の整備が図られて現在の美しい町並みが生まれたという。

 特産品としてはバルサミコ酢が有名で、自動車メーカー・フェラーリの本拠地がモデナ
郊外にあるとのこと。

     
 噴水や彫刻などのある緑地から、正面に見える高い塔の方向に向かって進む。



 露店の並ぶ賑やかな通りに入り、見事な回廊を抜ける。
   


 さらに人出が増え、中心部の世界遺産に登録されているグランデ(Grande)広場へ。




 広場の一隅では小さなグループが合唱中。



 北側の高塔のある建物は、世界遺産のドゥオーモ(Duomo・大聖堂)。1099年に
建築家ランフランコと彫刻家ヴィリジェルにより建築が始まり、12世紀に完成したもの。
    
 彫刻と建築とが調和したロマネスク様式の傑作とされているようだ。

 「ギルランディーナ」(Ghirlandina・小さな花)の愛称でモデナ市民に愛される塔は、
1179年の完成とか。当初は5階建てロマネスク様式の塔だったが、後にゴシック様式
の上部と尖塔が付加されて高さ86mになっているという。


 ドゥオーモ本体では、特にたくさんの彫刻装飾の美しさが目につく。





 正面の扉やファサード(建物の正面部分)のノアの箱舟など創世記のレリーフの数々、
別の扉の上のモデナの守護聖人・聖ジャミーノの生涯、暦をテーマにしたレリーフなどた
くさんの彫刻について、日本語ガイドのジャン カルロさんさんから詳細な説明を聞きな
がら観覧した。


     
  
     
 16時45分から17時05分までドゥオーモ内部も拝観することにして、堂内に入っ
て一巡する。



 堂内の壁面にもたくさんの装飾彫刻が施されていた。


 ほかに、聖壇や祭壇画、キリスト降誕像、数々の装飾、窓からの光など見どころが多か
った。
     







     

     

     










 もと来たにぎやかな通りや回廊などを戻る。
     





 バスの駐車場所に着き、17時05分にバスはモデナを後にして、連泊する東南東へ約
50㎞のボローニャに向かう。

 モデナの観光が今回のツアーの最後、これで予定の観光地は全て巡り終えた。

 最後の寄り道は、ボローニャ中心部から東北東に約5㎞の郊外にあるテーマパーク
「FICO EATALY WORLD」(フィーコ イータリーワールド)で、18時20分に着いた。

 2017年11月にオープンした世界最大の食と食品に特化した常設のテーマパークで、
FICOとは、Fabbrica Italiana Contadina の略で「イタリア農業工場 」という意味のよう。

 「食」の価値を問い、生み出す場所で、扱う食品は純正イタリアンとのこと。コンセプ
トは、各土地・気候の中で「大地が作り出すもの」を「育て」「形を変え」「料理する」
術を知り、学ぶことだとか。

 レストランやストリードフードは45軒あり、提供される8割の食材がFICO内で作られ
たもので、イタリア最高品質の特産品を販売する9,000㎡の巨大マーケット。

 広い敷地内も建物内も貸し自転車で移動できるが、外国人が借りるにはパスポートを預
ける必要があるとのこと。

 添乗員の福原さんからは、モデナ特産のバルサミコや、チーズ、蜂蜜、ワインなど品揃
え豊富でスーパーもあり、お勧めの場所との説明がある。今日は、ツアーとしての夕食は
ないので、ここで夕食を済ますか購入してホテルで食べるなどすることになる。

 広い構内の地図をもらい、20時10分までフリータイムとなる。


 本当に広い建物で全体はT字型になっていて、端から端まで歩くと1.2㎞になるという。


 南西側の入口から入り、両側の店舗の商品や装飾、現地生産の製造装置などを見ながら
突き当たりまで進む。
    

        




 さらに左右に延びた建物内の2本の通路を往復して、たくさんの商品や店舗付属の食卓
群などを眺める。




 ヨーグルトなど乳製品の製造装置のよう。


    






 だが、期待に反して夕食に良さそうな品物は少なくてガッカリ。ひととおり回った後に
スーパーにも入ってみたが、こちらにも夕食向きの食品は少ない。


    

    













 もう一度戻って、目についていたパンやチーズ、ヨーグルト、ジュース、土産のバルサ
ミコ酢などを購入したりするうちに時間が経過して、集合時刻となった。


 太陽が西に傾いた20時10分にRICOイータリーワールドを後にした。
     

 連泊するボローニャ東郊のホテル、NHヴィラーノヴァに20時23分に到着した。

                         (天気 快晴、歩数 19,400)





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