あるきメデス

あちこちを歩いて、見たこと、聞いたこと、知ったこと、感じたことなどを…

四国遍路道にある休憩所⑦

2011-07-20 18:51:00 | 四国遍路あれこれ
 東日本大震災の発生直後の3月14日に、3度目の四国遍路後半を終えました。日々の
経過についてはすでにレポートをアップしましたが、初回や2回目、それに3回目の前半と
同様に、撮ってきた写真の中からいろいろな切り口で、四国遍路の様子を多角的に紹介
することにします。

 まずは、昨年8月下旬から9月23日までアップした、「四国遍路道にある休憩所」の後半
からはじめます。

 毎日長距離を歩く歩き遍路にとって、休憩したり昼食をする場所が設けられているのは、
本当にありがたいことです。

 初回に比べて、だんだんとそのような場所が増えており、設置に尽力されている多くの方
々に感謝し、使わせていただきました。

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 3度目の歩き遍路、後半は今年早春、2011年2月24日(木)、愛媛県大洲市と八幡浜
市との市境、標高812mにある、別格霊場7番出石寺(しゅっせきじ)への道のりから始め
ました。

 正午近く出石寺に参拝後、境内で昼食もして大洲市内の旅館に向かって帰路につきます。
帰路の下り道のほとんどは車道です。最初の集落、阿覧が近づいた標高300mくらいのカ
ーブ点に、シンプルな新しい休憩舎がありました。   


 出来て間もないと思われる、休憩舎の内部。


 翌2月25日(金)、前半のゴールであるJR予讃線内子駅をスタート、国道379号に入り、
44番大宝寺(だいほうじ)に向かいます。

 しばらくは小田川沿いですが、国道を走る内子町営バスの中土橋バス停は、小さい小屋
になっていて、歩き遍路にとってもよい休憩所になります。今回は、出発して間もないので、
寄らずに通過しました。


 国道の長岡山トンネルを抜けたところにある、お遍路無料宿。中には布団などが用意され
ています。この場所では、毎回休ませていただいています。


 作家・大江健三郎さんの出身地である、大瀬集落の橋際にある休憩舎。


 近くの内子町営バス河口橋バス停。この先にも、このようなログハウス調の町営バスの停
留所が何か所かありました。


 こちらは新しい梅津バス停。今回はここで昼食をさせてもらいました。食事中、乗客もバス
も来ませんでした。


 さらに5分ほどのところ、小田川と吉野川の合流点である突合(つきあわせ)の手前にあっ
た「お遍路さん休憩所」。近くの民家の方が造って下さったもののようです。


 2つの川の合流点である突合で左折して、鴇田峠(ひわたとうげ)越えの道筋へ。吉野川
沿いに国道379号を進むと間もなく、新しい「ヘンロ小屋内子38号」が出来ていました。


 「ヘンロ小屋」は、徳島県出身で近畿大の教授、歌 一洋先生が、地元の方々や企業など
の協力を得て進めている小屋。四国遍路道に全部で88の小屋を造るのが目標です。

 小屋に掲げられた標識。次の大宝寺までは、まだ20㎞近い距離です。 


 これもウッディな、内子町営バスの宮之谷口バス停。


 突合から5㎞ほどの上田渡(かみたど)には、近年改装なった薬師堂があり、そのそばに
ログハウス調の休憩舎(右)とトイレ(左)が並んでいます。


 3日目の2月26日(土)、落合トンネル東側から県道42号に入り、44番大宝寺に向かい
ました。標高570mの下坂場峠(しもさかばとうげ)を越えて、次の鴇田峠を目指します。最
後の集落由良野の外れに、集落の方が造った簡素な休憩所があり、その案内板です。


 こちらがその休憩所。標高500mを越えていて、まだ雪が残っています。


 標高790mの鴇田峠から、久万高原町(くまこうげんちょう)の中心部に向けて下る途中、
深い雪の残る休憩所とトイレ。


 久万高原町の中心部を抜けて昼前、44番大宝寺に参拝しました。杉木立の中の小さい
峠越えをして、東側の河合集落に下り、ここ河合休憩所で昼食をしました。左の白壁の建
物はトイレです。


 45番岩屋寺に向かい、最後の上り八丁坂にかかります。八丁坂下に以前からあったベ
ンチ。


 岩屋寺の参拝を終え、2月27日(日)は三坂峠を越えて松山市内を目指しました。久万高
原の町並みに戻り、国道33号をだらだらと三坂峠に向かって上がって行くと、標高615m
地点に、国道を走るドライバー向けながら、トイレもあり歩き遍路にもよい休憩ポイント、レス
トパーク明神があります。

 前回は、ここで昼食をしたのですが、風が冷たかったことを思い出しました。

 700m余り先、スキー場への入口のところに、皿ヶ嶺登山口休憩所というのが出来ていま
した。前回は無かったように思います。


 その先、1㎞余りで標高710mの三坂峠。ここで国道に分かれ、国道の出来る前の主要
道だった久万街道の遍路道を下って行くと、ほぼ下り終えたところに古い東屋が残っています。


 今回は、先着の方と一緒にここで昼食をしました。(続く) 


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コメント
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