あるきメデス

あちこちを歩いて、見たこと、聞いたこと、知ったこと、感じたことなどを…

駒澤大学駅から芦花公園駅へ(東京・世田谷)

2008-07-18 23:23:58 | 江戸・東京を歩く
 昨日(7月17日)は、向井潤吉アトリエ館と世田谷文学館
を訪ねたことを報告しましたが、今日はその二つの館を結ぶ
道筋の様子などを紹介します。

 豊富な緑の残る、向井潤吉アトリエ館の庭。


 アトリエ館の土塀も、なかなか趣があります。


 向井潤吉アトリエ館の観覧を終え、世田谷文学館に向かう
ことにしました。

 アトリエ館にあった「世田谷美術館分館周辺施設めぐり」と
いうリーフレットの、「駒沢給水所」のイラストに目がとまり、
受付の方に聞いたら、近くにあることを教えてくれました。

 北側の弦巻通りに出て少し西に進み、家並みの間からそ
の塔の上部が見えたので、南側の台地に上がりました。

 周囲を頑丈な塀で囲んだ緑地のような所の真ん中に、2つ
の塔が立っていました。王冠のような特徴的なデザインです。


 世田谷区の最高地に近い、標高46mの地にある駒沢給水
所の塔で、高さは約30m、有効水深は18.18mとか。
2750立法㍍の容量の貯水塔です。

 2つの塔を結ぶゲートにも飾りがついています。


 給水塔は大正12年(1923)に完成し、震災時に供給する
ための水道水を貯蔵しているようです。

 給水塔としては、他に類を見ないような斬新なデザイン、
貴重な文化遺産といえましょう。

 弦巻通りの歩道。弦巻中の前です。


 この付近の歩道は、歩行者と自転車のゾーンが植え込みで
分けられ、さらにその標識も、歩行者優先の思想が盛りこま
れています。ほかの歩道も、このようにして欲しいものです。


 弦巻通りをしばらく進み、馬事公苑の東側から北側の通りに
回り、東京農大の南側で、馬事公苑への導入路前を通過しま
した。


 東京農大の西から、千歳通に入ります。すぐ近くの家の塀に、
花の鉢がたくさん下がっていました。




 千歳船橋駅の西側で小田急線の高架下を抜け、環状8号線
の歩道橋を渡ります。

 これだけの交通量があると、歩道の平面交差は無理なので
しょうか。体の不自由な方や車椅子だと、歩道橋での横断は
厳しいのではないかと思われます。

 西日の厳しい千歳台の住宅街を過ぎ、世田谷文学館がよう
やく近づきました。芦花公園西交差点には、粕谷村地蔵尊の
お堂がありました。

 そばにあった碑文によれば、元禄時代、このあたりは難病
や飢餓、厄難に苦しめられたので、多くの人がそれらから逃
れんとして、この石仏を立て、願い事をして心身の安らぎを
祈願したとのことです。


 間もなく世田谷文学館に着き、「宮脇俊三と鉄道紀行展」を
観覧しました。

 館の入口付近の池には、ひごいがたくさん泳いでいます。


 世田谷文学館から400mほどで京王線芦花公園駅。新宿
行きに乗り、帰途につきました。
コメント
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