あるきメデス

あちこちを歩いて、見たこと、聞いたこと、知ったこと、感じたことなどを…

トトロの森を歩く(埼玉・所沢)

2007-09-26 23:20:32 | ウオーキング
 昨、9月25日(火)、東京都民の水源、多摩湖と狭山湖の
周囲を囲む狭山丘陵の、トトロの森を訪ねました。



 トトロの森は、1号地から6号地まであり、全部を回りまし
たが、そのうちの東側の1部を、前後に立ち寄ったところ
を含めて紹介します。

 西武池袋線西所沢駅から南東に下って、まず久米の永源
寺を訪ねました。
 
 永源寺は、木曾義仲の末裔(まつえい)を名乗る大石信重
の創建と伝えられ、境内には、重信の墓が覆屋に納められ
ています。

 本堂の左手前に枝を広げた木があり、実が色づき始めて
いました。

 正月に遊ぶ羽根つきの玉に使われる、ムクロジの実です。


 さらに南に進み、狭山丘陵の東端の林に入り、鳩峰八幡宮
に参拝しました。

 八幡宮の本殿は、埼玉県内では少ない室町時代の作で、県
の文化財に指定されています。 

 道を挟んで南側には、久米水天宮があります。

 正月には、だるま市が開かれて賑わいますが、今は静か。
拝殿の前にダルマが並んでいました。

 このあたり、ツククツボウシがにぎやかに鳴いていました。

 丘陵の稜線に沿った散策路を進むと、トトロの森2号地が
ありました。周辺は豊富な広葉樹林に覆われています。


 しかし、2号地のすぐ先では、南側の松が丘2丁目の住宅
建設が始まり、遊歩道のすぐ下(写真左側)まで迫っていま
した。


 トトロの森2号地周辺は、所沢市の鳩峰(はとがみね)公園
になっています。

 散策路を西に進むと、水道タンクの横を過ぎ、南北に走る
県道に出ました。

 県道の西側にある光蔵寺も、比較的新しい建物ながら、大
きな本堂です。


 境内に、最近お目見えしたらしい「聞くくぞう地蔵尊」が
ありました。

 門前には、「うれしいこと、悲しいこと、愚痴(ぐち)、何でも
聞きます。あなたも1度お話ししてみませんか」と記されて
いました。

 西武園ゴルフ場の北側に沿った細い車道を西に進み、少し
上がると、「荒幡の富士」に出ます。

 明治17年(1884)~32年(1899)に、村内の富士講の氏
子・信者や近隣の村の有志も加わって築きあてたとのことです。 

 86段ほどの段を上がると標高119mの山頂。展望は360
度得られ、少し霞んでいますが、東に新宿副都心などの高層
ビル群も望まれました。


 荒幡の富士のふもとには、浅間神社が祭られ、周辺は荒幡
富士市民の森になっています。

 市民の森の一角には「狭山丘陵いきものふれあいの里セン
ター」がありますが、この日は休業日でした。

 センターの一角にある炭焼き小屋です。ここでは、炭焼き
体験やシイタケ栽培など、狭山丘陵の自然とのふれあいを、
さまざまな形で体験出来るようになっています。


 荒幡富士市民の森も豊富な広葉樹林に覆われ、遊歩道が
設けられています。


 北に下って山口の住宅地を抜け、西武狭山線下山口駅近
くのそば屋さんで昼食にしました。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする