あるきメデス

あちこちを歩いて、見たこと、聞いたこと、知ったこと、感じたことなどを…

四国遍路道の巨樹・大木(3)

2007-09-05 18:27:32 | 四国遍路あれこれ
 台風9号が関東の南方海上に近づき、時々にわか雨
や雷があり、外出がままならぬ1日でした。

 四国遍路道の巨樹・大木も後半、結願の前後に出会っ
た幾つかです。

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 香川県善通寺市に入り、73番出釈迦寺の奥の院、
標高350mの捨身ヶ嶽禅定への上り道にあった、香川
県保存木、カヤの大木です。


 弘法大師・空海誕生の地、75番善通寺境内には2本の
大クスが立っています。その一つ。

 幹回り11m、枝張り東西24m、南北29m、高さ30m
あります。 

 大ケヤキの根元。お大師さんとともに育ったという歴史
がしのばれます。


 屋島山上の84番屋島寺から、壇ノ浦に下って川を渡
り、遍路の父といわれる信念の墓のある、番外霊場須崎
寺に寄りました。

 本堂前に立つ大イチョウは、県の保存木です。

 五剣山(八栗山)中腹にある、85番八栗寺境内の大
イチョウ。


 86番志度寺に近い、地蔵寺の夫婦柏。「柏竜」とも
「昇竜の柏」とも呼ばれています。

 志度寺の十一面観音を刻んだ残り木を埋めたのが芽
生えたといわれ、樹齢1000年以上、幹回り5.5m、
高さ20mあります。

 87番長尾寺の広い境内にポツンと立つ大クス。

 これも香川県の保存木です。

 無事結願となった88番大窪寺境内、東側に立つ
大イチョウ。やはり香川県保存木です。

 12月に入り枯れ枝になっていますが、もう少し前
なら、黄金色の葉をいっぱいに見せたことでしょう。

 大窪寺から1番霊山寺は向かう道筋、香川・徳島県境
の徳島県側にある「境目の大イチョウ」。

 幹回り7.8m、高さ16m、枝張り東西、南北とも15m、
樹齢600年といわれ、徳島県天然記念物です。

 標高300mありますが、大窪寺よりは低いので、まだ
一部に葉が残っていました。

 白鳥温泉や大内ダムを過ぎ、総奥の院與田寺まで2
kmほどのところある水主神社の「いのり杉」。

 延喜式内社で、空海や最澄にゆかりがあるという古社。
いのり杉は、香川県保存木になっています。

 総奥の院、與田寺の仁王門横に立つムクノキ。

 幹回り6m、高さ40m、樹齢600年という、県の天然
記念物です。

コメント
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