あるきメデス

あちこちを歩いて、見たこと、聞いたこと、知ったこと、感じたことなどを…

四国霊場を巡る遍路道(10)

2007-09-20 22:28:15 | 四国遍路あれこれ
 JR内子駅から再開した後半の遍路、2回目は44番
大宝寺より先に、45番岩屋寺へ向かいました。



 内子町から久万高原町に入り、新真弓トンネルから
農祖峠を経て、国道33号を横断し、県道153号に入
ります。

 県道を1.5kmほどで、この越ノ峠を越えました。


 この先、槙の谷集落の素鵞神社の背後から車道が
切れ、林間の遍路道を上がると標高730mの八丁坂
の茶店跡です。

 手前が上がってきた槙の谷方面、左手が、初回の
時の44番岩屋寺から住吉神社経由、八丁坂下から
上がってきた道。行く手が、稜線を進んで45番岩屋
寺へ下る遍路道です。

 岩屋寺へ向かう遍路道は、稜線上の気持ちよい落
ち葉道です。


 45番岩屋寺へ下って参拝し、3km足らずの古岩屋
荘に泊まって次の日、八丁坂の下の少し先で林道を
離れて、落ち葉のたっぷりな遍路に入りました。


 その先も、林間の気持ちよい遍路道が続きます。


 石積みの段になっている緩い坂を下ると、流れ沿い
になり、県道12号は間近です。

 写真は、坂の下部から上を向いて撮ったものです。

 県道12号と県道153号の交差点にある住吉神社
そばを通過し、県道12号を上がって新御堂トンネル
の手前から、44番大宝寺へ向かう遍路道に入りま
した。

 杉木立に覆われた標高715mの小さい峠。ここを
下って700mほどで、44番大宝寺です。

 大宝寺の参拝を終え、国道33号に向かう途中、久万
川の橋の東岸に立つ44番大宝寺の山門。

 初回、鴇田峠越えで来たときに撮ったもので、その
ときは逆にこの門をくぐって、行く手の大宝寺へ向か
いました。

 初回は、44番大宝寺から45番岩屋寺へと向かい、
中ほどは同じ道を戻り、住吉神社の近くから千本峠道
に入って、菅生経由で国道33号に出ました。

 標高740mの千本峠付近は、このように杉木立に
覆われた深閑とした遍路道です。

 この日は雨模様で、深いガスが立ちこめていました。

 峠を下って出た、菅生集落の車道です。


 菅生から1kmほどで国道33号に出て、緩やかに上
がって5km余りで、久万高原町と松山市との境、標高
710mの三坂峠です。

 峠で国道に分かれて、久万街道と呼ばれた古い遍路道
を下って行きます。

 この杉木立の下を少し下ると樹林が途切れ、行く手
はるかに、松山市の市街地が見えてきます。峠から次
の46番浄瑠璃寺までは7km余りです。 (続く)



コメント (2)
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