Shizuko Diary

日々の記録として・・

あ・り・が・と・う・・・

2009-06-07 23:30:30 | Weblog
まほさんの詩集のご紹介・・ご本人から快諾いただきましたので紹介させていただきますね。

あ・り・が・と・う・
くびの中央に
ポカリと穴があいている
人工呼吸器を外した跡である
いのちが助かった第一声は
「せ・ん・せ・い・あ・り・が・と・う」
こどものようなカタコトのお礼が
精一杯のことばでした。

難病に倒れて大手術・・ご主人には生存確率20パーセントと告げられたそうです。
術後、痛みを伴う治療のために薬で眠らされ、たった2ヶ月の間に手足の筋肉はなくなり、気管切開して人工呼吸器をつけていた「まほ」さん、声を取り戻すには人工呼吸呼吸器を外す、もし自力呼吸が無理ならまたつける。
信頼の置ける主治医の先生とがんばりやの「まほ」さんのやり取りが詩集のあとがきから伝わってきます。
リハビリを一生懸命にがんばって、キーボードをたたくことができるようになった。

普段、何気なくできていたことができなくなったとき、人間ってどうなってしまうのだろうか。
まほさんのように強くいきられるだろうか??
この詩集を読み終えたとき、ずっしりと重いものを感じました。
世の中すごい人がいるものです。
自分の生活を振り返ったときに「甘いな~」・・なんだか恥ずかしささえ感じました。

ゼロからの出発
ゼロからの出発
もうこれ以上うしなうものは
なにもない
これからは ひとつずつ
できることをふやしていく
たのしみがある
どりょくすることのすばらしさを
可能性が教えてくれる

自分がくじけそうになったとき、この詩集を繰り返し読み返すことにします。
この詩集との出会い・・ブログが取り持つご縁です・・出会いに感謝です

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2 コメント

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Unknown (まほ)
2009-06-08 10:11:33
おはようございます。
詩集のご紹介、感謝いたします。

みなさんも充分できます。
だって、「まほ」ができたんですもの。

人間って、初めての経験に、期待と不安はありますね。
たとえば、女性ですと、出産。
でも二人目となると自分も経験しているし、知識もあると、
最初の子と違い余裕がありますね。

病気は体験せずとも、実際体験した人から聞いて、
心の片隅に残しておくだけで、
たとえ、環境が変わろうとも、ショックをやわらげられると思うんですね。
何もないと動揺し、パニックになりますものね。

わたしは病気直後、絶望し、1年間くさっていました。
いつになったら涙は涸れるのかと思っていましたが、
1か月も泣き続けることは不可能でした。

窮鼠、猫を噛むの故事のごとく、
弱くたっていざとなったら強くなれると知りました。
歳月は漢方薬のようなものでした。

まほでもできたんですから、みなさんにできないことがありましょうか。
できないという時はあきらめた時です。
諦めなければ必ず春はきます。

ありがとうございました。
返信する
こんばんわ (shizuko daiary)
2009-06-09 19:30:45
まほさん、こんばんわ。

 やはり「まほ」さんは強いです。
絶望して1年間くさっていた。
一ヶ月も泣き続けることは不可能でした。とありますが・・・・・・

でもそこからの前向きな人生は、「まほ」さんの強さです。
私が同じ立場だったらこんなに強い気持ちでいられるか?
自信がありません。

できないという時は諦めた時、
諦めなければ必ず春がくる。
歳月は漢方薬のようなもの。

すべては「まほ」さんの強さと、周囲の優しさでしょう。
私には自信がありませんが、私も諦めない人生を送りたいと思います。

本当に勇気をいただきました。
ありがとうございます。

また、訪問してくださいね。
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