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2012年01月16日 | 日記・エッセイ・コラム

顔料プリントが必要なので、EPSONのPX-434Aを買った。
この機種には、実は別の期待があった。本をスキャナで読む時、日本のスキャナは縁が広く、片面を横縁に掛けるようにして読み取れない。それだけではなく、読み込み側の始点が、奥側の上蓋の付け根にあり、反対側の縁に本の片側を掛けて読み込んでも、ページ面の半分ほどしか読めない。

ところが、この複合機のスキャナ部分は、手前側に始点があり、その上、縁がかなり細い。
もしかすれば、海外製の「BOOKスキャナ」のように、本の片面を引っ掛けて読み取れるかも知れない・・・

これは画期的なことだ。
日本のスキャナは著作権問題を回避するために、わざと本を読み取れないようにしているのだろうかと思っていたので、もしかしたら、開発技術者が、知らん顔して、事実上のBOOKスキャナを出したのかも知れない・・・そんな期待もあった。

買って最初に試したことは、印刷ではなくスキャナだった。
う~ん・・・、微妙だ。

強引に押しつければ、BOOKスキャナ「まがい」で、なくもない。
しかし、何よりも問題なのは、スキャンスピードが遅い。
押しつけているには時間が長い。指が曲がりそうだ。
これでは、従来のスキャナと差し引きすればメリットはない。

で、プリンタの方は、コンパクトで4色、コストパフォーマンス的には、なかなかの優れもので、納得できた。

一週間ほど使った後
改めて使おうとしたら、用紙の読み込みが曲がってしまう。
上蓋を開けてみるが、読み込み時に曲がって入ってくる。送りのゴムローラーを掃除しても読み込めない。インクジェットの印刷部分だから、指先がベッタリ、インクで染まってしまった。

悪いことに、電話サポートは時間外だ。ネット上で故障例を検索してみるが、該当する現象はない。出張修理料金は9,450円。
ヨドバシカメラで、ポイント差し引き13,500で買ったばかり、修理代の方が高くつく。保証修理に持ち込んでも交通費と手間はかかる。

『カンベンしてくれよ』と、思いながら、あれこれ調べてみるが、手がかりがない。
途方に暮れて、『安物買いの銭失いか』と、ボーゼンとしていると、ハタと思いついた。『まてよ・・・』と、
壁際の用紙入れの口に張り付いて、用紙入れを覗いて見た。
『あれ・・・かな?』
紙の吸入口が、何か2~3センチの白いものでよく見えない。
プリンタを引っ張り出して、よく覗くと付箋紙だ。
物差しを入れて引っ張り出した。
正解。プリンタはスムーズに動き出した。
サポート電話が時間外で、ほんとに助かった。恥ずかしい。
神は自らを助くものを助く


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