魯生のパクパク

占いという もう一つの眼

1969(1)

2012年02月17日 | 世相史観

由紀さおりの「1969」がヒットしている背景は色々あるが、1969年が音楽的にどういう年であったかも重要だ。

音楽革命の世代とタイミング
芸術や音楽は、美の金星と、感覚の海王星が影響する。
海王星が天秤座にいた時に生まれた世代には、芸術センスが与えられる。これは、約165年に一度しかない。(滞在期間を換算すれば150年)

海王星が天秤座に入ったのは1942年だが、影響圏を考慮すれば、1940年~1956年ぐらいの生まれだ。この世代は、150年に一度の「芸術、ことに音楽の才」に恵まれる。
この世代は、1960~76年に成人し、1990~2006年に50才を過ぎ、
今年、72~55歳になっている。

海王星・天秤座の世代が、その才能を爆発させたのは、集中と爆発の天王星が、美の天秤座に来た時だ。天王星は1968~74年に天秤座に来る。これは、海王星・天秤座世代の青春時代とドンピシャで重なる。

これは、ビートルズ全盛の、世界的ロック勃興の時代で、サイケデリックなど、美的価値観を変える一大潮流を生んだ。

これに刺激された日本でも、GSやフォークのグループが生まれ、後に、80年代の音楽シーンでは、彼らが陰の立役者となっていく。
今日でも、80年代に青春を迎えた人が、ビートルズは自分達の音楽だと思っているぐらい、70年前後のインパクトは大きく尾を引いた。

70年前後の「自発的な衝動」から比べれば、その後の多様な音楽シーンもビジネス展開の一環に過ぎず、音楽としては大なり小なり、余韻、余波と言っても過言ではないだろう。
コンサートシーンも、ウッドストックを頂点とする当時のコンサートスタイルから、基本的にはほとんど変わっていない。

ウッドストックの1969年は、日本でもグループサウンズやフォークソング、戦前からのプロ製作方式が混在し、若者人口の増大とも相まって、ポップスは百花繚乱のピークを迎えていた。

1969年からの厄年
1969年は、冥王星が天秤座に影響し始めている時で、そこに天王星が入った上、さらに1969年、木星が入る。しかも、牡羊座に土星がいた。

この星の配置は、昨年、天王星と木星が牡羊座に入って、土星が天秤座にいたのと、ちょうど真反対だ。

天王星84年周期の半分の42年目は折り返し地点として、その事柄が再び、現れてくる。2011年は1969年からちょうど42年目の、厄年だ。
1969年が再び見直されるのは当然のことであり、それは過去を反省し原点回帰を促している。音楽にも回帰が求められているのだろう。

ちなみに、1969年が今日に何を告げているのか、参考に挙げてみる。

安田講堂事件、中ソ国境紛争、中国初の核実験、北朝鮮米偵察機撃墜、原子力船むつ進水、月面有人着陸、宇宙開発事業団(後JAXA)発足、沖縄返還合意、衆院選自民党圧勝(小沢一郎・森喜朗初当選)

こんなことも
東京都公営競技廃止、三洋電機創業者死去、東名全線開通、夜間高速バス運行開始、マツダルーチェ発売、セブンスター発売、NHKFM放送、すぐやる課


最新の画像もっと見る

コメントを投稿