魯生のパクパク

占いという もう一つの眼

発想転換

2019年10月16日 | 日記・エッセイ・コラム

前にも書いたが、映画「ナポリと女と泥棒達」は、ハイテクを駆使するアメリカ人より、ただのワルガキの方が効果的なことができる話だった。
文明人は、何か問題があると、使えるすべての知識、最先端の技術を用いて解決しようとするが、これは大きな盲点であり、「灯台もと暗し」と嘆くことになる。
物事は、先ずシンプルなところから考えてみるべきだ。

先日、サウジの要塞とも言える石油施設が、ドローンであっけなく破壊された。ミサイルもあったようだが、ドローンだけでも十分効果があった。
このブログで、かねがね言ってきたことだが、原爆やミサイルで無くても、日本は原発を攻撃されたら、全土が壊滅状態になる。しかも、その攻撃は、ラジコンやドローンだけで簡単にできる。
また、アメリカ式のハイテク発想は、「鉄砲の弾を鉄砲の弾で撃ち落とす」ような発想にこだわり、莫大な金をかけた「兵器」を作って、日本に売りつけている。
はっきり言って北朝鮮が本気で攻撃してきたら、これらの武器は「屁のツッパリにもならない」ことは、誰の目にも明らかだ。

兵器だけの問題ではない。あらゆることに、シンプルな発想が欠け、問題解決策がさらなる問題を導き出している。
軽減税率などという、意図的ごまかしなのか、本気のこだわりバカなのか、訳の分からないことを繰り出して、問題解決だと考えている。

全てがそうだ、大きな問題は、原点に戻って考えれば、意外な解決法がある。
相次ぐ災害も、エネルギー問題も、高齢化や少子化問題も、抜本的発想の見直し無しに、旧概念のまま解決しようとするから、ますます抜き差しならなくなる。
博打や戦いには、流れや勢いというものがあって、負けが込んだら「休んで」考え直すのが王道だ。誰に何と言われようと、どんなに悔しかろうと、一端、逃げ出すことが「勇気」なのだ。

消費税はややこしいことをせず、消費税停止のモラトリアムをやったらどうか。
高齢化は、実は昔の翁媼の熊手・ホウキ姿に答えがある。年寄りはそれなりに働いていた。
少子化は、「嫁いで子を産む」父系社会の一夫一婦制が間違っているので、日本古来の母系社会に戻れば一発解決だ。
防災は、江戸以前の知恵で良いのでは。家に金をかけない。財産を持たない。とにかく逃げる。
国防兵器は、電波制御とレーザーの、「盾」に集中するのが一番金が掛からないと思うのだが。
とにかく、国防上も原発のような危険物は、先ず無くそうよ。これ自体、とんでもない金銭リスクだし、東電、関電を見るだけでも、弊害の巣窟だ。