魯生のパクパク

占いという もう一つの眼

走る走る

2015年12月01日 | 占いばなし

今日から師走! あー、これを聞く度にイヤーな気分になる。
先日、「あけましておめでとうございます」って、言ったばかりじゃないか。
それでも、「桜が咲くまであと何ヶ月?」と、前向きに考えることを憶えたと思ったら、
近頃は、「次の桜は見られるだろうか」に変わってしまった。

師走の語源は不明らしいが、「師走」は平安時代から使われているそうだから、文字通りの言葉として確立していると考えて良いだろう。
僧が仏事で走り回る月の意味だそうだが、平安時代は寺が学問の場でもあったから、師は広く、今日の「先生」で良いのではなかろうか。

純粋に日本で生まれた言葉なのに、「師走」は西洋占星術にピタリ一致している。
「師」も「走」も射手座の支配する事柄だ。
太陽射手座の期間を「師走」と呼ぶとは、ドンピシャリの出来過ぎだ。
ただ、昔の「師走」は太陰暦だから、射手座の季節とは限らないが、新暦になる以前は、日本に西洋占星術は普及していなかったから、占星術の対象にはならない。

西洋文明とともにやって来た太陽暦で、師走が射手座の期間中に固定されたことに意味がある。冬至以降、山羊座の季節も師走には違いないが、実際、学校も官公庁も休みになり、近年では特に、クリスマス頃から正月のムードが漂い始める。
師が走るほど忙しいのは、やっぱり射手座現象だろう。

今年は、世界中の指導者が走り回っている。