魯生のパクパク

占いという もう一つの眼

ウマ自炊

2014年09月22日 | 日記・エッセイ・コラム

本の自炊について悩んでいる。1978年から10年に亘る競馬データの内、データブックが発売され始めた82年以降については断裁してスキャンし、廃棄した。
しかし、81年までは『優駿』の付録データから採っていたため『優駿』が4年分ある。

現在では競馬会が2005年からOnline情報を提供しているから、データ収集は必要ない。また、自分自身、90年代以降、競馬の集中的な研究は止めたので、不要になった。

データは四季報など、何らかの方法で入手できるが、競馬のような、マニアックな記事はなかなか残らない。自分自身は、競馬のロマンなど、興味が無いので読まないが、世の中の人は競馬はロマンだと言っている。

そういう人の中には、『優駿』を読んで、往時の競馬ロマンを味わいたい人もいるかも知れない。何しろ、今では競馬血統の祖となるような馬や、調教師として知られる騎手の活躍ぶりが、リアルタイムで書かれている。

断裁してデータだけスキャンし、捨てれば良いのだが、必要な人がいるかと思えば、何故かむげに捨てられなくなる。
そう思って保存してきたので、データ部分だけ一枚一枚スキャンし、本の姿を残すか、断裁して一気にスキャンして残すか、廃棄するか・・・悩んで手がつけられない。

現代的に考えれば、スキャンデータだけ残れば充分なのだが、古本好きは姿にもこだわる。
しかし、この『優駿』には、データ部分に占いデータが書き込んであるので、今更、姿を残す意味はあまり無い。

あれやこれや、悩んでいるうちに、何もせずに死んでしまうことになりそうだ。