魯生のパクパク

占いという もう一つの眼

何でやね(2)

2014年09月30日 | 占いばなし

御嶽山。やはり大変な犠牲者になった。
予知連絡会の記者会見で、冒頭、マグマ噴火ではなく水蒸気噴火だから、予測は不可能と切り出した。

だからあ・・・、予測や判断より、情報公開だろうと憤慨したが、後で聞くと、気象庁は、関係自治体に「解説情報」として、異変が起こっていることを伝えていたとのことだった。
当たり前のことながら納得した。

納得したが、自治体は警戒レベルが「1」のままだったのでどうしてよいかわからず放置したとのことだった。
ここでまた憤慨した。

警戒レベル云々は、偉い学者様がお決めになることとして、自治体も頼り、当然のことながらその先生方も過剰に自負し責任を感じて、「うかつなこと」は言えなくなる。
皮肉にもその結果、通達が後手になり、責任論が起きる。

専門家や担当者の責任意識は、結果的に、災難の可能性を広げる。もしそのような権威情報が無ければ、だれも100%安心して暮らさない。つまり、もっと自分の認識に忠実になる。「なんか変じゃないか」とも考える。

地震や火山の研究の価値は、判断して、お告げを下すことではない。研究のプロセスを公開し、一般人に、考えるための情報を提供することだ。そのために国費を使っているのであって、自分たちが特別な人になるために研究しているのではないはずだ。
ここのところが、政治家も学者もそして国民も、権威の仕組みで考える人々が、相互に犯しやすい勘違いだ。

日本人は、学者や為政者が考えるほどバカじゃない。
火山性の地震が続いていると知れば、登山する人は考える。どう考えるかは人それぞれだろうが、後は自己責任だ。

観測できる火山なら、登山道に掲示板(できれば電子掲示板)で、気象庁の「解説情報」なるものを掲示するとか、そうでなくても、ネットで公表するだけで良いはずだ。

自治体の役所にだけ伝えるような発想は、お上の愚民コントロールの発想であり、時代遅れも甚だしい。
サイレンでも鳴らさなければ伝えられないと思っているのなら、櫓でも建てて鐘を突くしかないだろう。

ところで、
火山性地震が11日の85回のピークから減少したから、1で放置したと言うが、噴火したのはちょうど半月後だ。
それが噴火に影響するとは言えないが、これは月の位置が、0から180度の真反対に来た位置で、正反の同一線上で引力が働く。
また、水蒸気爆発だからマグマと関係ないようなことを言っているが、何が水蒸気を膨張させたと言うのだろう。

もう一つ占い的な補足をしておくと、冥王星は大量死を意味する。それが今、山羊座にいる。
推して知るべし