魯生のパクパク

占いという もう一つの眼

再び荒野(1)

2012年08月31日 | 星の流れに

リンドバーグ大西洋横断は1927年。
それから42年後の1969年、アポロ月面着陸。
それから42年後の2011年、火星探査船打ち上げ翌年到着。
84年周期の一例だ。いずれもアメリカ。
これを、同一現象と理解できなければ、占いは理解できない。

時代は今、再び天王星・牡羊座の、原始創世の時代。
牡羊座時代佳境に、映画「プロメテウス」まで現れた。

天王星が牡羊座に入ると、うお座のエネルギーが途切れ、問題続発になるところだが、今回は違う。うお座に守護星の海王星が入っている。むしろ、うお座の勢いは増大する。ここが前回の84年前とは大きく異なるところだ。

もちろん、牡羊座の勢いが何ら劣るものではない。
EUが世界経済トレンドをリード(?)し、気候変動が農業や世界経済に影響を及ぼし始め、火星が注目され、iPS細胞技術で毛も生え始めた。何もかもが牡羊座現象だ。

牡羊座は、事の始まり、粗雑で無秩序、荒く激しい。荒野に昇る朝日だ。清々しいが何の彩りもない。ぶっきらぼうで無秩序。
工事現場や、火や刃物、格闘、そして軍隊だ。

近頃、流行のタレントは、やはり、牡羊座が多いが、ハチャメチャのローラに、「べつに」の沢尻エリカなど、いかにも牡羊座で、ガガなども洗練されているとは言いがたい。軍人の言葉や物腰も牡羊座。

今の時代に受けるのは、この牡羊座的「独りよがりでぶっきらぼう」が世相の心情にマッチするからだ。
もう、今や気取ったことを言っても始まらない・・・

そして、昭和初期、日中の国民感情はどんどん険悪になっていった。
天秤座の日本、カニ座の中国にとって、牡羊座の天王星が居心地が良いわけがない。
当時の軍国日本が「満州は日本の生命線」と言ったように、今、軍事大国中国はやたら「核心的利益」を乱発する。

当時と比べ、カニ座中国には、うお座の海王星が味方している。海洋において中国有利とも見られるが、中国が気持ちを落ち着かせるとも考えられる。後者であって欲しいが・・・

この後、天王星が牡牛座に移ると、それまで平和に見えていた世の中は急変した。
日中戦争から太平洋戦争まで、招集を受けた若者は、まさか自分が戦争に行くことになるとは、本音の所、思っていなかったと証言している。