魯生のパクパク

占いという もう一つの眼

流行り言葉

2009年02月07日 | 日記・エッセイ・コラム

麻生総理のおかげで「未曾有」が大流行だ。特殊な言葉ではないが、これまで、あまり使われる機会がなかった。昨今の事態が、まさに「未曾有」だから流行るのだろう。
山田邦子の「山田かつて無い」の復活チャンスだったが、「未曾有」にやられてしまった。

初めて「未曾有」を知ったのは、あまりに昔、半世紀前のことなので不確かな記憶だが、確か、「クマのプーさん」のフクロが、長雨について語る場面だったように思う。

以来、実際に「未曾有」という言葉を聞く機会は2、3回しかなかったので、聞くたびに『おー』と、感動した。ただ、実際には言葉にふさわしいほどの事態ではなく、フクロと同じで、大げさな表現が好きな人のマニアックな表現にすぎなかった。

しかし、今回こそは、言葉にふさわしい事態だろう。正確には未曾有ではないが、80年ぶりなら使える言葉だ。
とはいえ、どうも、「100年に一度」や「未曾有」の言葉が踊り過ぎだ。
言葉が踊れば事態が見えなくなる。

もう一つ流行っているのは「パラダイム」だ。この10年ぐらいで聞くようになったが、この数ヶ月ぐらいで突然、「未曾有」と同じような慣用句的になった。
このブログでは「大転換」として「パラダイム」を多用してきたが、世間ではどれぐらいの大きさとして捉えているのだろう。
「100年に一度」ばかり聞こえるところを見ると、どうも、それぐらいにしか思われていないようだ。
100年に一度と、250年に一度とでは、対処法が決定的に違うのだ。
解って欲しい

みぞうゆうとゆうと?