転妻よしこ の 道楽日記
舞台パフォーマンス全般をこよなく愛する道楽者の記録です。
ブログ開始時は「転妻」でしたが現在は広島に定住しています。
 



夕方には雨が降りそうだということで、午前中から出かけ、
目に関する用事と、耳に関する懸案事項を片付けて来た。


1.「目」編

ここ数ヶ月、どうも目が疲れて困るので、
眼鏡の度数が合わなくなって来たのではあるまいかと
久々に眼鏡屋さんに行った。

検眼して貰うと、近視・乱視は変わっていなかったが、
昨年のデータと比較して、老眼の度が進んでいるとのことだった。
それで、とりあえず、ふたつある眼鏡のうち外出用のほうに、
遠近両用レンズを入れることにし、
今まで老眼に配慮して矯正が不十分だった近視の度数を
なるたけ遠くがよく見えるよう、上げて貰うことにした。

遠近両用眼鏡は、慣れれば大変便利だが使う側に柔軟性が必要で、
1ヵ月くらいは気長にやって下さいと眼鏡屋さんに言われた。
「遠」と「近」の度数の差が少ないほど慣れるのが容易で、
例えば70歳や80歳になるまで老眼鏡など要らないと抵抗したりすると、
仮に、最後に自分の老眼を認め受け入れる心境になったとしても、
そんな年齢では、遠近両用に慣れることはもう難しいのだそうだ。
だから、試してみるなら40~50代が良い、という話だった。

また、どうしても慣れられず不快感が強ければ、レンズ交換は可能で、
この眼鏡を「遠く専用」と割り切って近視・乱視のレンズのみにし、
手元は当面、眼鏡を外して見る、という選択もあると言われた。
とりあえず、今の度数にあった遠近両用のレンズを入れてみる、
ということになり、眼鏡の完成は一週間後と決まった。


2.「耳」編

このところ、私の右の耳の中で、ときどき、
めりっ、めりっ、と乾いた何かが当たる音がしていた。
首を動かしたときとか、あくびをしたときとか、
外耳道に動きのあったときに、その何かが鼓膜あたりに触れている、
という感じがした。
それできょうは、眼鏡屋さんのあと、いつもの耳鼻咽喉科に行った。

医「どーですか」
私「あのー、御陰様で、鼻炎は、結構、調子いいんですが」
医「はいはい」
私「きょうは、耳の中に、何か小さいものが、ひっかかってて。
 数日前からです。耳垢でもあるのかなという感じなんですけど」

先生は、私の右の耳の中を覗き込み、左も診てから、
まず、柔らかい綿棒のようなもので、外耳道の掃除をなさっていた。
それから、小さい吸引器みたいなもので、耳の中を綺麗にし、
もう一度、拡大鏡らしきもので子細に調べた後、
「鉗子、いちばん小さいの、下さい」
と看護師さんに向かって言われた。

医「ほっそーい毛が、鼓膜にペターっと張り付いとるのね」
私「はぁ・・・(汗)」

先生は、まるで精神統一!みたいな気合いで鉗子を構え、
診察室は静まりかえり、私の頭には、
細い細い鉗子が、狭い外耳道を通って鼓膜への旅をする、
『ミクロの決死圏』的な絵柄が浮かんでいた。

   めきょん ぱき

ナサケない感じの音が頭蓋内に響き渡って、
私「なんか、今、音がしました~」
医「したね、音がしたね?どう、取れとる?」
看「(ティッシュを広げて取れたものを確認し)取れました~♪」
医「うほーーー♪」
私「ああ!ありがとうございました~!」
看「持って帰る、この毛?」
私「ははは。いえいえ・・・」
医「いやー、これで安心だねー」
私「ありがとうございます~!」
看「良かったですねー」

拍手でも沸き起こりそうな感動が、診察室を満たしていた(爆)。
出てきたものは、ひょろんとした、2センチくらいの細い毛が一本だった。

私はこのとき、前にもこれとそっくり同じことがあったのを
まざまざと思い出していた。

私の右の耳は、よほど何か、毛を取り込むような構造をしとるらしい。

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