政府 再来年秋 健康保険証を廃止 マイナカード一体化発表
(2022年10月13日 18時56分 NHK)
『政府は、現在使われている健康保険証を2024年の秋に廃止し、マイナンバーカードへ一体化した形に切り替えると発表しました。また、運転免許証との一体化の時期についても、当初予定していた2024年度末から前倒しする方針も示しました。』
個人的なことだけを言えば、私はマイナンバーカードを既に持っているし、
運転免許証のほうはペーパードライバーで、元々単なる身分証明書でしかなく、
この件で即座に何らかの対応を迫られる状況ではないのだが、
今から2年後に日本の国民全員の保険証の移行を完了しようというのは、
時間的にちょっと無理ではないかという気がする。
そもそも、マイナンバーカードの取得割合がまだ半数にも到達していない。
今の総務省の実力、というかデキなさ加減では、難しいのでは(汗)。
実家両親の場合は、二人ともマイナンバーカードを取得していないので、
原爆手帳の御蔭ですべての医療が無料になる父はまだしも(違)、
母のほうは、健康保険証の有無が即座に問題になる。
90歳超の二人分、写真撮って申請書送って(送信して)、
直筆委任状を書いて貰い私が代理で、田舎の居住区の役所まで取りに行くのか。
私の貴重な休日が……orz
高齢者関連は目下、後期高齢者保険証・介護保険証・負担割合証、
その他諸々、常に「紙」の形態で、しょっちゅう送付されて来るのだが、
あれがマイナンバーカードに本当に一気に移行されるのだろうか?
そこまで漕ぎ着ければ、いっそラクかなとも思うが、
とにかく、あの意味不明なゴチャゴチャの書類に
何度でも何度でも個人番号や口座番号など書かせて返送させる役所に、
こんな大がかりな変更が、たった2年で出来るものなのだろうか。
また、言われているようなことが本当に実現できるとしても、
これはそもそも、現状の何かを改善する話なのだろうか?
個人情報のすべてが集約されたカード本体を、外出時に持ち歩く、
となると、紛失したときには何が起こるのだろう。
再発行にかかる時間、否、日数はどれほどか?
その期間中ずっと、運転免許証や健康保険証が手元に無い状態?
そもそも、「写真付き身分証明書」がマイナンバーカードしかない
となると、それを紛失→再発行という展開になったとき、
かわりの身分証明は、何によって行うことが可能なのか?
現在のマイナンバーカードを受け取るとき、私は身分証明書として
運転免許証を持参したのが、あれがない、となると……?
写真つきでない書類による身分証明は、現在だと「保険証」「年金手帳」、
など複数種類を提示するのが慣例だが、全部なくなるわけですよね…?
住基カードは確か、もう新たには発行されないのよね?
海外旅行しなくてもパスポートを「保険」として持っておくべき??
って、無駄過ぎるやろ(汗)。
免許証のほうも、違反とか免停とか、返納とか、
様々な状況があり得るが、そのときはどう処理されるのだろうか。
これまで、免許センターに行けば一発でできていた手続は、
今後も同様にできるのだろうか?
しかしマイナンバーカードごと紛失、あるいはICチップ部分の故障、
等々の問題が起こったときは、免許センター単独の話ではない、のよね?
こういう、起こり得る諸問題について、
ちゃんと細部まで詰めてあるのかどうか、私は大変不安に思っている。
十年か、もっと先の年限の話ならわかるが、2年後とは。
2年後から当分の間、移行期間を更に設けるという話、
……で、あって、欲しい。頼む。
Trackback ( 0 )
|
|