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転妻よしこ の 道楽日記
舞台パフォーマンス全般をこよなく愛する道楽者の記録です。
ブログ開始時は「転妻」でしたが現在は広島に定住しています。
 



(写真は娘の年賀状イラスト)

あけましておめでとうございます。
……というタイミングすら得られないまま、松の内が終わっていた。
私にとって、12月31日以来、本日、初めての休日が来た。
本来ならきょうは村の「とんど」(=どんど焼き)が予定されていたのだが、
悪天候のため明日に延期されたので、思いがけず休日になったのだ。
有り難かった。あまりにも。
きょうは堰を切ったように、そりゃもう、寝た寝た寝た(^_^;。
年末から正月5日までの実家での労働が、自分比で大変過ぎたうえ、
6日に会社が始まり、7日の昨日も通常勤務だったため、
一度でいい、寝たい!休みたい!!と私は本当に待ち望んでいたのだ。
今年は今に至るも、私には年が改まったという感覚は皆無だ。
12月30日の続きが、ようやく今日、忽然と出現した。
お正月なるものは、私には無かった。

今年88歳と87歳になる両親の老い方は半端なものではないのだが、
二人とも微妙におかしいものの、認知症にはほど遠く、
「こうして欲しい」「こうでなくてはならぬ」
という意思も希望もあるものだから、私は本当に困っている(殴)。
市街地の我が家に近いところの介護付きマンションに入ることを
私は既に幾度も提案したのだが、ふたりとも、
「どちらかが倒れない限りは、このまま自宅で全うしたい」
と強く願っている。
まあ確かに、90歳近くなって住居を変えるのは大変過ぎる、
と私にも理解できないわけではないが……。
更に、父などは、家の裏の竹藪に埋葬されたいとさえ言っている。
あの田舎で生まれ育ったのだから、土地に愛着があるのはわかるが、
なんぼなんでも、そりゃできるワケないだろう(^_^;、
ご近所もあるのに、住宅の敷地内に墓を建てるなんて。

しかし、一方が老いれば一方には成長があるもので、
今回、私は帰省中だった娘に本当に助けて貰った。
私が実家に通い倒して家のことを放置していた間、
言わなくても、娘が自宅のほうの炊事洗濯すべてやってくれた。
主人もよく手伝ってくれて、父娘の連携は素晴らしかった(T_T)。
家に帰れば洗濯物が出来上がって畳んであり、
暖かい晩ご飯が並んでいるという幸福を、私は満喫させて貰った。
風呂掃除もしてあり、切らしていたボディソープまで補充されていた。
更に、娘は自分が友人たちと飲み会で夕方から外出する日でも、
ちゃんと家の夕飯の支度を済ませてから出かけるという、
道楽主婦のような(爆)用意周到さで行動してくれた。
ありがとう、ありがとうございました<(_ _)>。
……強いて言えば部屋の掃除だけは全然してなかったが(爆爆)、
そこは私が自ら手を下すことについて、最も苦痛でない分野なので、
仕事が残されていても何も問題はなかった。
私は1月4日からは、朝、少しは気分的にも余裕ができたので、
最低限の掃除をしてから家を出て実家に向かうことが可能になった。

まことに、今年のお正月は象徴的だったと思う。
実家両親が老い、私はその世話と、
実家跡継ぎとしての地域との関わりに明け暮れ、
一方で娘が自立し、主人が理解を示し援助してくれる、
という今の我が家の縮図が、大晦日から1月5日までの間にあった。
私は、深く深く感謝せねばならないと思っている。
思いやりある家族を得たことにも、
介護が要る年齢まで、両親が揃って長生きしてくれていることにも。
そして、この年末年始の様々をやり遂げる心身の力が、
まがりなりにも自分にあった、ということにも。

ホントに、そりゃもう、よーわかっているのですよ(^_^;。
心底、シンドかったですけどね(爆)。

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