転妻よしこ の 道楽日記
舞台パフォーマンス全般をこよなく愛する道楽者の記録です。
ブログ開始時は「転妻」でしたが現在は広島に定住しています。
 



国立劇場に行ってきた。
ポゴレリチを聴きに東京に来たから
せっかくだしと思って観劇の予定を入れたのだが
偶然にも討ち入りの当日に討ち入りの段を観ることになった。
梅玉、幸四郎、魁春、笑也、児太郎、
…いろいろ感じ入ったが、それにもまして、
今月もまた、あらしちゃん(松緑)@小林平八郎にシビれた。
いや~、格好良かったわぁ……。

詳細は、多分、帰宅後に。

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昨夜は、読響定期でソリストがポゴレリチ、ラフマニノフの2番。
1999年の北米ツアーの評を読んで以来待ち続けた、
ポゴレリチのラフマニノフ2番をついに聴くことが叶った。

ひとつひとつ、記憶の中の風景に灯火を点して行くような演奏だった。
特に、第二楽章を聴きながら、私は、
今までのいろいろなことを、全部、思い出した。
ポゴレリチを聴くようになってから、これまでの、様々なことを。

どれひとつ欠けても、今日(こんにち)は無かったと
……これほど陰影深く、しかも強く肯定的な音を聴くことになるとは
私は思ってもいなかった。

アンコールは再度、第二楽章が演奏された。
これがまた、楽章としてより一曲として演奏された趣があり、
私はポゴレリチの新たな独白を聴いた思いがした。

……いつも思うのだが、個人的には友人どころか知人でもない、
東欧のオジさんのピアノの音から
私はどうしてこうも多くのものを与えられてしまうのか、本当に、謎だ……。

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