転妻よしこ の 道楽日記
舞台パフォーマンス全般をこよなく愛する道楽者の記録です。
ブログ開始時は「転妻」でしたが現在は広島に定住しています。
 



きょうは大阪で、たかこ(和央ようか)さんのライブがあったのだが、
……さすがに、行けなかった。
気力・体力・金力、根こそぎポゴレリチに持って行かれた直後なので(泣)。

80年代には、ポゴレリチとRCサクセションが私の中で同時進行だったが、
90年代後半から2000年代にかけては、ポゴレリチとたかこさんが同時で、
特に90年代の後半に神戸に住んでいた頃は、自由自在で天国だった(殴)。
育児はあったが、介護生活に突入していなかったので、気分的にラクだったし、
ポゴレリチは大阪公演が当時よくあったお蔭で、これだけは逃さずに済み、
一方、たかこさんのほうも宝塚大劇場は阪急に乗れば簡単だったから、
朝、幼稚園に娘を送ったその足で、たかこさんの入り待ちをして、一旦帰宅し、
午後、娘を迎えに行ってそのまま一緒に連れて出て、3時公演を観たりしていた。

その後、今治転勤になってからは、そこまで思い通りには出来なくなり、
時々に応じて、私は選ばざるを得ないことが、多くなった。
例えば、発売になったばかりのDVD『ワルシャワの覇者』を買うか、
それとも、お茶会+宝塚大劇場二泊三日5公演観劇を取るか、とか(殴)。
今治から広島転居・マンション購入に至るまでの5~6年の間は、そうしたことを、
介護(最初は遠距離、次には同居、最後は同じ市内の別世帯から通い)との
兼ね合いも考えながらせねばならなかったので、日程調整には苦慮したものだった。
中でも、あの頃の私が最も恐れていたのは、ポゴレリチの復活・再来日と、
たかこさんのサヨナラ公演が重なるのではないか、ということだった。
2000年以降、療養と活動休止の長かったポゴレリチが、再び日本に来るときと、
トップ生活に別れを告げ宝塚を去るたかこさんの、一生に一度の大イベントが
もしも重なったりしたら、私は文字通りクビが回らないと思った。

幸い、心配した最悪のバッティングは避けられたのだが、
そのポゴレリチの復活公演(2005年10月23日)の翌々日に、
たかこさんの宝塚退団発表があったのは、なかなか数奇な巡り合わせだった。
そして、その後もどういうわけか、ポゴレリチとたかこさんはニアミスが多く、
今回に限らず、2007年1月も、ポゴレリチの大阪公演の翌日から、
東京でたかこさんのライブが始まったりした。
……いやまぁ、冷静に考えれば、私は一貫してポゴファンをやっているから、
その途上で新たに登場した道楽が、彼のなにがしかとカチ合う、
ということに過ぎないのだとは思うのだが、
しかし、同じく長くやっている音羽屋は、カブったことないしな……。
音羽屋は「来日」ではなくて、ほぼ一年中どこかで公演しているし、
お披露目だのサヨナラだのイベントもないから、意識しないだけか。

ときに、アクセス解析を見ると、拙ブログに来て下さる方々の「検索キーワード」は、
このところずっと「ポゴレリチ」「ポゴレリッチ」関係がダントツ、
というかほとんど全部を占めていたのだが、
昨日はライブ初日だったため、「和央ようかブログ」が登場していた。
明日は、この関係がもっと増えるかもしれない。
申し訳ありません、行ってなくて。
今朝は、『和央ようかネバーの千秋楽の出待ち』という検索語もあった。
すみません、それも行ってません(爆)。
2000年8月、たかこさんのお披露目初日の宝塚大劇場の入り待ちは、行った。
しかし2006年の退団公演の千秋楽は、大劇も東宝も行けていないのだ
(大劇場サヨナラの前楽には行った)。
傍目には、何にでもトチ狂って追っかけをしているように見えるでしょうが、
その実、結構、私はいろいろと大事なものに限って逃している(涙)。

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