転妻よしこ の 道楽日記
舞台パフォーマンス全般をこよなく愛する道楽者の記録です。
ブログ開始時は「転妻」でしたが現在は広島に定住しています。
 



警察からお手紙を頂戴してしまったので
きょうの夕方、姑の病院に行く道すがら、初めて、
広島中央警察署というところに行った。
善良な市民である私は、日頃、警察とは縁がないので、
初め、間違えて広島県警本部別館のほうに行って、
しかもなぜか裏口みたいなところから入ってしまい、
勝手にさんざん迷った(爆)。
そういや、県警本部のたばこ自販機にはタスポがついていて、
とても買いやすい状態になっとったっちゅー話
があったっけな(殴)。

などと、要らんことを思い出したあと、一旦外に出て、
やっと見つけて中央警察署に入り直すと、すぐ右手に表示があって、
『落とし物・忘れ物→6』というふうに、道案内がされていた。
その通りに行ったら会計課があった。
病院の支払窓口などでありがちな、
担当者とこちら側がガラスで仕切られたカウンターがあり
空いている窓口のところで例の文書を提出したら、
さっそく担当の方が奥のほうからファイルを持って来られた。
そこに、遺失物に関するデータが書かれているようだった。

免許証を落としている私は、自分の住所を公的に証明できず、
もしかして住民票取って来いと言われるかとビクビクしたが、
健康保険証で名前を確認することが身分証明になり、
それ以上、住所などは特に追求されなかった。

「こちらですね」
と渡された免許証は、確かに、私のマヌケな顔写真があり、
間違いなく、私のモノだった。
「10月8日に、××の路上で拾得されたそうです」

その番地からすると、私がよくバスに乗る停留所近辺のようで、
財布からバスカードを出すときに、うっかり免許証を落とし、
そのまま、全く気づかずにバスに乗ったのだろうと思われた。

10月8日か。
その日、私が何をしていたかというと、こんな一日だったらしい。
やれやれ娘が登山合宿に行ったと、
私は昼間から布団を出して寝た挙げ句、
夕方、気の緩みきった状態で姑の病院に行って、
免許証をバス停付近で落としていたのだ。いい気なもんだ。
しかも、警察からお手紙が来るまで、
そのことに全然気づいていなかったという……。
誰にも拾われず、警察から何も言って来なかったら、
そしてもし、サラ金業者なども来なかったとしたら、
私は一体、いつ、免許証のないことに気づいただろうか。
……次の更新まで気づかなかったのかな(爆)。

「届けて下さった方は、特に名前なども仰いませんでしたし、
お礼等のお気遣いは必要ないということで」
と警察の方に言われ、私は全く恐縮してしまった。
こんな大事なものを拾って下さった方には是非ともお礼をと
行くまでは思っていたのだが、なんと、御名前も仰らなかったとは。
世の中、殺伐とした話が多いが、そんな良い方もいらっしゃるのだ。

どこのどなたか、存じませんが、
本当にありがとうございました<(_ _)>。
あなたが拾って下さらなかったら、この免許証は、私の手元には
戻らなかった可能性が高いと思います。
最悪、どのような犯罪に悪用されていたかもわかりません。
本当に、助けて下さったと感謝しております。
心より、お礼を申し上げます。

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