転妻よしこ の 道楽日記
舞台パフォーマンス全般をこよなく愛する道楽者の記録です。
ブログ開始時は「転妻」でしたが現在は広島に定住しています。
 



音楽仲間の、友人の某氏からメールが来た。
それには、「全然覚えのない外国人から手紙とDVDが来た」、
という内容のことが書かれてあり、手紙本体も添付されていた。
宛名は確かに彼女になっているので、誤送ではないようなのだが、
封筒の中には、DVDと英語の手紙とが入っていたのだそうで、
差出人のところにあるヨーロッパ人の男性名には、
彼女はどう考えても全く心当たりがないのだという。

「ミステリーの読み過ぎかもしれないけれど、
キショク悪い人からのイヤガラセだったら困るから」
という彼女の不安は、もっともなことだった。
それで、英語は苦手だという彼女からの依頼にしたがって
(彼女はイタリア語のほうがずっと堪能なのだ)、
私が、その英文手紙を読んでみた。

差出人は、内容からすると演奏家で、
DVDは自分の出演した作品の録画だということだった。
先方は彼女をよく知っているような口ぶりで、
ご無沙汰のお詫びやら、最近の仕事のことなどが書かれていて、
自分のDVDを送るので貴女に楽しんで頂けたら嬉しく思う、
貴女とご家族の健康を祈る、と実に礼儀正しく結んであった。

・・・という内容だということを、私は電話で彼女に伝えた。
よく海外に出かけて演奏会を聴いている彼女なら、
そういう、ヨーロッパ人の演奏家の知り合いがいても不思議はなかった。

私「この男性のほうじゃ、よくご存知のようですよ?」
友「変な人じゃないのはわかった。一応、怪しいDVDでもなさそうね。
 でもね全然、心当たりがないのよ~(^_^;」
私「親切なヒトのようですが?」
友「この人の音楽会になんか行ってないのよ、名前も知らない」
私「じゃあ、どこか別の音楽会で偶然会って、
 素敵な人だったから声かけて、その場では仲良く話して、
 で、それっきり忘れた、とかでは?」
友「そうかもしれない(^^ゞ」

恋多き女性には困ったものであるっっ。
それで結局、私がまたまた彼女の依頼に従って、
『DVDありがとう。でもすみません、貴男とどこで会いましたっけ』
という意味の英語の返事を代筆することになった。

宇宙語みたいな英文手紙で、キミは一体何が言いたいんだ、
と先方が怒って来ても、当局は一切関知しない(逃)。

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