前々から気になっているのだが、
このマンションの住人(の一部)は、ゴミ出しに関して、
随分と、神経が太いように思う。
例えば、このマンションのゴミは、市の分別収集の原則に従い、
指定どおりの種類に分けて、入り口ヨコのゴミ置き場に出すのだが、
持って出るのは当日の朝、と決められているにも関わらず、
フライングして、早めに出しに来る人がいるのだ。
入居して半月くらいしたある夕方、私が買い物から帰ってきたら、
マンションの玄関で、どう見てもそれは資源ゴミ、
と思われるものを担いだ、上のほうの階のオッサンに会った。
そのときは、翌々日が資源ゴミの日に当たっていたので、
「仕事で留守にするか何かで、仕方なく早めに出されたのだろう」
と私は良いヒトだから最大限好意的に解釈して差し上げていた。
だが、あれから、いつでも曜日に関係なく、
空き缶や古着が収集場所の一画に出されているのを見て、
私は考えが変わった。
何日も前から出しに来ている、と思っていたが、そうじゃなくて、
つまり収集日に関係なく自由に出しに来とるやないけ。
つい先日だって、私が可燃ゴミの紙袋を抱えて一階まで下りたら、
私のすぐ前に、スーパーのビニール袋を三つ下げた女性がいて、
それらを全部、がさ、と収集場所に置いたのだった。
おいっ、それは、不燃ゴミかリサイクル・プラやろ!
・・・・と思ったが私は注意できなかった。
とてもとてもとても小心者であることを、認めざるを得ない。
それで思い出したのだが、そういえば私が広島に来たばかりの頃、
元気だった舅が、ゴミの出し方について、
私を指導してくれたことがあった。
舅「紙袋の中へ、大きめのポリ袋をまず、入れて。
生ゴミなんか、どうしても水気が出るけえの」
私「・・・・はい(^_^;」
舅「ほいで、ここへ、みな、入れぇ」
私「みな、ですか?」
舅「ほうよ。これも、それも。全部」
全部たって、それは紙クズもあればビニール袋もあった。
私「分けなくて、いいんですか?」
舅「ええよ。大丈夫」
私「このあたりの収集は、あまり細かくないんですね」
舅「ほうよ」
それで、ゴミを全部一袋に詰めたあと、舅は、言った。
舅「ほいで、ガムテープで、クチのところをしっかり貼れ」
私「わかりました」
舅「おい、もっときっちり貼れ」
私「はい」
舅「中のビニールが見えるじゃろうが!」
なんのこたぁない、舅が承知で犯していたルール違反であった(爆)。
外側が紙袋の姿をしていても全然信用ならないものだ、
ということを私はこのとき学んだ。
ああ、明日は連休明けの初めての可燃ゴミ収集日だ。
下のゴミ置き場がどんな有様になっているか、想像すると、怖い。
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