年に二度、「お正月」と「母の日」には、
私は特に気合いを入れた花を買うことにしており、
今年もまた、予約してあったお正月用のアレンジメントが、
昨日、届いた。
これが来ると、ああお正月だな~と嬉しく思う。
しかし、お正月になるということは、すなわち、
今年もまた、あの村の山の神社でのご奉仕の毎日が始まるということだ。
寒波が来ていて、今年は殊更、寒そうだねぇ(T_T)。
玄関のニッチには、小さめのアレンジメントを置いた。
干支のウリ坊は、先月、歌舞伎座で出会って可愛かったので買った。

来年は娘が年女だ。3月で、みーちゃん24歳(O_O)!!
今夜、娘は東京から帰ってくることになっている。
このお正月は、三が日のあとすぐ金曜日で、
そこを年休にすれば週末に繋がるので、
いつもの年より年末年始の休暇が長めになる企業が多いようだ。
主人も娘も、勤め先は4日が休業日になっている。
私の勤務先は土曜が営業日なので、1月5日から始まるけどもよ(^_^;。
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今年のお正月に掲げた『53歳の宿題』のうち、
私は今年、ふたつを片付けた。すなわち、
1.両親の入る施設の選定・入居手続 done
2.山の上の墓の始末および移転 done
3.実家の売却+神棚の行く先の決定
4.実家が代々やってきた地元八幡様のお世話係の引き継ぎ
1は、両親揃って、春に有料老人ホームに入って貰うことで結着がついた。
ホームの職員さんの目が常にあり、日常生活も管理して頂けるようになって
離れていても私はほとんど心配をしなくて済むようになった。
また、留守宅に残った父の車も、本人の了解を得て11月に廃車にしたので、
高齢者ドライバーの事故を心配する必要もなくなった。
2は、先日来書いている通り、ついに山の上から墓を降ろすことができた。
これからは地上のバリアフリーの新しい霊園で管理されることになり、
墓参りや墓掃除が極めて容易になった。
今後は、管理費さえ払えば私が直接出向くことができなくても墓は維持され、
将来的に墓守をする者が居なくなった場合は、
墓石は霊園の業者さんで処分され、遺骨は提携先の神仏習合の寺院に送られる、
という契約内容なので、これまた大いに安堵することができた。
3については、実家と長年、懇意にして下さっている業者さんが、この秋、
「要るもんだけ除けといてくれたら、全部整頓して更地にしてあげるよ」
と仰って下さったので、将来的にお任せする目処はついた。
勿論、見積金額次第で、どこまで私が自分で手を下さなくてはならなくなるか、
まだ具体的ではないところも多いのだが、
ともあれ、信頼できる依頼先が見つかったのは良かった。
「じゃけど、まだご両親揃っておってじゃろ。片親になったら、しんさい」
との、親身な助言も頂いた。
一方、神棚、というか奥に入っている霊璽(れいじ。位牌に相当)を
どうしたら良いかは、多少、鬱陶しい問題だ。
そもそも、父が「神棚」と言うからあれを私は神棚だと思っていたが、
先日、とくと見てみたところ、中には御札などは見当たらず、
入っていたのは何体もの霊璽であった。
ということは、あれは神棚ではなく「祖霊舎」というべきものではないか。
御札はお祀りしておらず家には「祖霊舎」だけがある、
……この状態って神社神道では問題が無かったのだろうか???
今度いつもの宮司さんにお目にかかったらお尋ねしたいが、
私が子供の頃から実家はこうだったので、今更過ぎて訊くのが怖いわ(爆)。
神社神道では、人が亡くなると亡骸と魂を分けて考えることになっており、
五十日祭(忌明け)を過ぎれば亡骸は墓に葬って終わりになるが、
魂は、お通夜のあとの遷霊祭の時点で霊璽に移り、
以後、家の守り神として末永く家族とともに暮らす、と考えられている。
「古い霊璽なんかは、はぁ、処分すりゃええよ」
と父は簡単に言うが、いずれ私の両親も新しい霊璽になるわけで(汗)
さすがにそれらはすぐに処分する訳にも行くまい。
マンションにミニ祖霊舎を買って先祖と両親の霊璽は私が持っておくのか。
そして、墓同様、いつか将来、娘がそれらを終わらせる……?
どこかの神社に持っていってお焚き上げ……???
さて、別の意味で込み入っているのが4の問題だが、これについては先日、
総代長様に我が家の事情をお話し、飽くまで私は父の代理であって、
この先も村に帰って定住する予定は無いこと、
ゆえに近い将来、どなたかに替わって頂きたいこと、を既に相談した。
総代長様なりに、候補を当たってみようとは仰った。
神社に関しては、「町内会の班長」的な持ち回りでは片が付かず、
やはり代々、村に住んでいる者かどうか等の、
極めて田舎的な意味での「血統」「地縁」の部分が重視される。
私自身は、母が神戸などという全くの外部から来た者なので、
村の人間としてはハーフ(爆)なのだが、
少なくとも江戸時代からの土着の家柄(汗)である父方の血筋が
皆の間では決定的なものと見なされ、受け入れられている(らしい)。
先祖代々のお役目を別の方にお譲りするには、
地元、特に総代会の中での意見の一致が非常に大切なので、
PTAの役員を免れるときほど簡単ではない(大汗)。
ということで、未解決の3と4は、
一年前より前進はしているが、まだまだ解決への道のりが長い。
引き続き、来年も54歳の宿題として取り組んで行きたいと思っている(汗)。
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