COVID-19の流行で、全国の小中高に向けて一斉休校要請が出され、
卒業式など行事関連も軒並み中止になってしまい、
お花屋さん業界が大変な打撃を受けている、
……という記事を読んだので、それではと今日は切り花を買った。
普段は、ゴールデンウイークまたは母の日、それにお正月のみ、
と、私は自分の「花を買いたい」欲望にブレーキをかけているのだが、
「買ってください!!」という世の中であれば、遠慮はするまい。
そもそも、なんのためにワタクシは休日もないほど働いているのか?
自分の判断ひとつで道楽(=散財)するためじゃないかね(殴)!
多くの患者の間で症状が軽く、致死率が低めな感染症は、
宿主が動き回るので封じ込めが困難で、感染者数が増えると、
犠牲者も増加することになり、連鎖を断ち切ることがなかなかに難しい。
今回の新型コロナウイルスもその類いだ。
ゆえに我々にできるのは、症状の無い者も誰も彼もが、
「動かない・集まらない」+「頻回に手を洗う」、を心かげること、に尽きる。
休校措置もその一環として私自身は納得している。
煎じ詰めれば、ヒトとヒトが接触しなければウイルスは広まらずに、死滅するのだ。
まずは児童生徒達だけでも、教室で密集して過ごす機会を減らしてくれたら、
感染症防御の点では、社会全体にとって悪いことではなかろう。
その流れに従い、各種催し物も次々と中止または延期になってしまったが、
今は粛々と受け入れるほかない。
私に関しては、今月の菊之助主演の国立劇場小劇場の前半が中止になり、
それに合わせて聴くつもりだった、サー・アンドラーシュ・シフの東京公演も
諦めることになった。
シフの公演自体は、厳戒態勢の中で実施されることになっているのだが、
希望者にはチケット払い戻しに応じると、Kajimotoから連絡があったので、
私は先日、チケットを指定の方法に従い、返送した。
シフだけでも聴きたいのはヤマヤマだったのだが、
高血圧症ゆえに、私は自分を一定のリスク群に属する者と見なしており、
ここは長距離移動を敢行しないほうが賢明だろうと考えたのだ。
昨今は、2月半ばに大阪の某ライブハウスにいた100人ほどの人の間で、
クラスターが形成されてしまい、感染が拡大したとさかんに報道されている。
どうやら今回のウイルスは、換気の悪い閉鎖空間に集まって数時間を過ごすと、
大変効率よく伝染するらしい。
ライブなら、窓のない場所で、皆が動き回るし声を出したり歌ったりするし、
確かに、飛沫感染の機会も日常より多かろう、とは思う。
それにしても、私は十代の頃から最近に至るまで、数え切れないほどの回数、
各種ライブハウスに出かけたのだが、それほどの可能性を秘めた場所だったのか。
どっかの街の、数千人が揉み合い押し合いする「はだか祭」なんかのほうが、
よっぽど感染症が広がりやすい環境ではないか、
というイメージが、ホントのところ今でもあるのだが、
事実は、そうそう単純でもないのねぇ……(逃)。
それにつけても、先日の↓このtweetには笑った。
皆が「動かない」「集まらない」を実行するしかないとなると、
世の中は弱る一方なのだ。
かくなる上は、せめて、花を買おう。パンを買おう。乳製品を買おう!
knockout_@knockout_
「不要不急、お前だったのか。いつも経済をまわしてくれていたのは」
不要不急は、ぐったりと目をつぶったまま、うなづきました。
日経平均は、上向きの勢いをばたりと取り落としました。
青い表示が、まだ株価ボードから細く出ていました。
(おわり)
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