転妻よしこ の 道楽日記
舞台パフォーマンス全般をこよなく愛する道楽者の記録です。
ブログ開始時は「転妻」でしたが現在は広島に定住しています。
 



(写真は、我が家の玄関用に買った小さめの門松つきアレンジ)

昨日、主人に「正月用のだぞ!」と指示して仏花を買って来させ(爆)
本日、私は主人とともに、舅姑の墓掃除と墓参りに行った。
明日からは私は自分の実家にかかりきりなので、
私の冬期休暇はきょうで終わってしまうのだ。
舅宅方面に行く日が、きょうを逃すと来年までないじゃないかと
私は焦っていた。

墓所に行ってみると、さすがに年末とあって、
どこのお宅も御家族のお参りがあり、ずらりと美しい生花が並んでいた。
我が家も、いつものスプレー菊メインでなく、
今回は大振りな菊と松、それにキンギョソウとカーネーション等々で、
普段のより若干豪華に、お正月らしい花束を作って供えた。
ただし、ナンテンは使わないようにした。雀が寄って来て粗相して行くので。
墓の前で、毎回使っているチャッカマンが点かなくなり、難儀していたら、
隣のお墓の御家族の方が、たまたまつけたばかりだったろうそくを
こちらに手渡して、火を貸して下さった。
ありがとうございました~~<(_ _)>。
袖すり合うも他生の縁。

それから舅宅に行ったが、主人がほとんどやる気がなかったので(^_^;
私が玄関周りと通りに面した庭の掃除をして、
玄関に門松の紙を貼って、お正月の準備をやったことにした。
「この家も、そろそろどうでも処分を考えんといけんのぅ」
と主人が言った。
姑がいなくなってからは、家族で泊まりに来る機会もなくなり、
この家は年々、廃屋感が募っているのだ。
私がもし一週間、ここで一人暮らしをする自由が与えられたら、
見違えるようにキレイにして差し上げる自信がありますが(^_^;。
しかしこの家はもう、手入れをするより、
売るなり貸すなり、方針を決めるほうが現実的なのだろう。
幸い兄弟もいないので、主人の一存でどのようにでもできるし、
私はその決定に従うのみ、それまではできる範囲で掃除をする程度だ。

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それにしても、今年は記憶に残る、シンドい一年だった。
そうなった原因の大半は実家関係なのだが、
……個人情報に触れるので、ここには詳細は書けないが、
「天中殺かよ(T_T)」
と思った瞬間が、今年は幾度かあった。
私は脆弱なので、本当に、マジで、キツかった。
しかし私なりに、なんとか悪いようにはしなかった、とも思っている。
実家関係は問題がまだまだ山積みで、それらは私が今後も、
自分で片付けなくてはならないことばかりだが、
今年、私が解決の道筋を強引につけた事柄だっていくつもあった。
最善ではなかったかもしれないが、できる限りのことは、やった。

来年は、もう実家関係のゴタゴタは当然あるものと了解しているので、
その中でなんとか、自分の休暇日数をもう少し確保するようにしたい、
というのが当面の目標だ。
今年、特に夏以降は私は出力過多で、チャージ不足のまま走り続け、
自分がカスカスに疲弊した感じがしている。
もはや「完全週休二日」などと身に過ぎたことは望まないが、
「四週六休」くらいで、なんとかお休みを頂けないものか。
出勤日でなく実家にも行かなくて良い日は貴重で、
そういうときには普段できない雑用をせねばならないことが多いのだが、
それ以外に、月に2日くらいでもいいから、
時計に急き立てられず、人の話に返事をすることを要求されず、
家の中で、私は朝から晩まで時間を無駄にして過ごしたい。
それが今年、最も「できなかったこと」だったので。

一方、そのような一年だったからこそ、
カープ優勝は私にとって、意外なほど大きな力になってくれた。
連日球場に通うほどのファンでなかったにも関わらず、
地元球団のある幸せを、私は今年存分に噛みしめることができた。
チクショー!と思うことが日々あっても、
広島地元のカープが勝っていれば、市内の空気が活気づき、
私の気分も明るくなって、
「何だか心が面白くってねぇ」@魚屋宗五郎、の心境だった。
芸能やスポーツというのは、優雅な人間の暇つぶしの娯楽ではなくて、
むしろ、ほかのことがどうにもならない状況にある者に対して、
本当の意味で、その真価を発揮するのではないかと、
私は今年はつくづく思った。

ってことで、まあ、ひらたく言うと、年末の今思うのは、
シンドかったけど、カープが優勝したお蔭で、結局は最高の1年だったわぁ、
という……(笑)。

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