改革開放すすめる北朝鮮経済

北朝鮮のウオンは何円ですか?　と聞かれるが　私は、今即答できない。現地で円はドルか元に替えてから北朝鮮ウオンに替えることができる。

しかし２回手数料を払わなければならないので、予め「北京」で替えるという。経済がどうなっているのか知りたい方が多い。

こんな記事を見つけたので紹介します。


　　　　北朝鮮:中国国内で投資セミナー　トラブル解決法も説明

毎日新聞　2012年10月22日

　

　【北京・米村耕一】

　北朝鮮は９～１０月にかけて中国国内で相次いで投資セミナーを開き、中国企業に北朝鮮への投資を呼びかけているが、中国企業と北朝鮮側と

の間に経済的なトラブルが起きた際の解決方法について重点的に説明していることが、北朝鮮の「対外経済投資協力委員会」が作成した資料で

分かった。市場経済に基づく取引ルールが徹底しない北朝鮮への不安感を軽減する狙いとみられる。

　資料は９月下旬に北京市内で開かれた投資セミナーでの説明用に作成されたもの。北朝鮮の国家もしくは地方機関や企業、団体と外国企業など

の間で経済的な紛争が起きた場合、話し合いで解決に至らなければ、仲裁や裁判の形を取ることができると説明している。北朝鮮には既に仲裁機

関として「国際貿易仲裁委員会」「ソフト（ウエア）仲裁委員会」「海事仲裁委員会」があるほか、北朝鮮と外国の合弁企業の場合は、第三国の

仲裁機関に依頼することもできるという。

　北朝鮮は中朝国境に近い北東部・羅先（ラソン）特別市などに経済特区を設け、中国の投資を積極的に呼び掛けている。

　紛争解決の手順を強調する背景には、今年８月、北朝鮮に投資した中国遼寧（りょうねい）省の企業が、２億４０００万元（約３０億円）の損

害を被ったとインターネットで告発したことがあるとみられる。これについて北朝鮮の合営投資委員会報道官は当初「中国企業に責任がある」と

激しく反論した。しかし、後になって、別の中国人投資家による「（問題の件は）北朝鮮企業にも問題があった」との指摘を朝鮮中央通信が報じ

るなど、投資家心理に配慮した対応に転じている。

　ただ、韓国の聯合ニュースによると、北朝鮮は開城（ケソン）工業団地に進出する韓国企業には一方的に高額の課税を通知するなど、投資家心

理を冷え込ませる措置も取っており、「韓国企業への対応は中国企業にも影響することが分かっていないのか」（北京の外交関係者）と北朝鮮の

意図をいぶかる声が出ている。