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朝鮮新報:検察は聴取内容を踏まえ、近く逮捕状を発布するかどうか判断する。

2017-03-23 | 憲法に基づく政治を!
世論は謝罪と逮捕を要求/朴槿恵、検察聴取で全面否認


罷免された朴槿恵に対する検察の事情聴取が21日、ソウル中央地検で行われた。昨年から「朴槿恵・崔順実ゲート」をはじめとする数々の不正疑惑と関連し検察などが要請したすべての聴取を拒否してきた朴槿恵だが、罷免により大統領としての不起訴特権を失ったことで、被疑者の身分で検察に出頭、事情聴取を受けた。

21日、聴取に先立ち朴槿恵は、「国民の皆さまに申し訳なく思う。誠実に調査に臨む」と述べた。罷免以来、直接発言するのはこれが初めて。大統領退陣を求めてきた多くの市民らは朴槿恵による誠実な謝罪を期待したが、朴槿恵は最後まで市民の求めには応じなかった。きわめて形式的な発言に対し「内容も反省も誠意も何もない」「一体何が申し訳ないのか、対象が曖昧」「たった二言だなんて失望だ」といった批判の声があがった。

事情聴取は21日午前9時35分から午後11時45分まで休憩をはさみながら約14時間に及んだ。その後、朴槿恵は検察が作成した調書の確認に7時間費やし、22日午前6時55分に中央地検を後にした。

被疑者として検察の取り調べを受けた元大統領は4人目(95年盧泰愚・全斗煥、09年盧武鉉)。聴取時間は調書の確認時間も含めれば、歴代大統領で過去最長だ。

捜査本部は朴槿恵に対し、サムスングループから433億ウォン(約43億円)を受け取った収賄容疑のほか、崔順実被告が実質支配した財団への資金提供を財閥に強要した過程に関与した容疑など、13件の容疑について事実関係を確認した。

報道によれば、朴槿恵は容疑を全面的に否認した。京郷新聞(22日付)は、朴槿恵は「ミル財団」と「Kスポーツ財団」への資金提供を財閥に強制した疑惑について、「企業に直接支援を要求した事実はない」と陳述したと報じた。また、サムスンからの収賄容疑については、崔被告の娘である鄭ユラの乗馬訓練などのためにサムスンが資金提供した事実を知らなかったし、李在鎔副会長の依頼を受けて政府レベルでサムスンの経営権継承などを手伝ったこともないと話したという。ほかにも「記憶にない」「わからない」などと述べながら容疑を否認したと伝えられている。

検察は聴取内容を踏まえ、近く逮捕状を発布するかどうか判断する。共謀した崔被告やサムスンの李副会長、安鍾範前青瓦台政策調整首席などがいずれも逮捕されている以上、検察内外では、主犯である朴槿恵も当然逮捕すべきだという見方が強い。

朴槿恵の逮捕状発布の是非をめぐってメディア各紙も「検察はもはやいっさいの政治的配慮を捨て去るべき」(21日付ハンギョレ)、「残るは、検察と法院が法と原則に則って朴元大統領を処罰することだけだ。謝罪も反省もない彼女に寛容などいらない」(21日付京郷新聞)と逮捕の必要性を指摘している。

(金淑美)


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