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金氏は協議終了後に声明を発表し、協議が決裂した理由について「米国が旧態依然の立場と態度を捨てられずにいるためだ」と主張した。

2019-10-07 | 朝米会談の成功のために

米朝実務交渉決裂…北朝鮮側代表「期待にこたえられずとても不快」(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2019.10.06 12:25

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米朝実務交渉北朝鮮側の金明吉首席代表(中央)が米国との会談後北朝鮮大使館に戻り米国を非難する立場を発表している。キム・ソンタク特派員
スウェーデンで開かれた米朝非核化実務協議が決裂した。北朝鮮側の金明吉(キム・ミョンギル)首席代表は5日午後6時ごろ、協議会場から北朝鮮大使館に戻り米国を非難する立場を発表した。

金大使は「米国はわれわれが要求した計算法をひとつも持ってこなかった。われわれが要求した計算法は米国がわれわれの安全を脅かし発展を阻害するあらゆる制度的装置を除去する措置を実践で証明すべきということ」と話した。また「核実験と大陸間弾道ミサイル(ICBM)試験発射中止が維持されるかは全面的に米国にかかっていている」と話した。

金大使は「交渉がわれわれの期待にこたえられず決裂しとても不快だ。決裂は米国が旧態依然な立場と態度を捨てることができなかったため」と主張した。続けて「シンガポール朝米首脳会談以降だけでも米国は15回にわたり制裁措置を発動し合同軍事演習も再開した。朝鮮半島周辺に先端戦争装備を持ち込みわれわれの生存権と発展を脅かした」とした。金大使は「米国側がわれわれの交渉に準備ができていないと判断し、年末までさらに熟考してみることを提案した」と明らかにした。以下は立場発表全文。

今回の朝米実務交渉は6月の板門店(パンムンジョム)首脳対面の合意により構想されさまざまな難関を克服して設けられた容易ではない出会いだった。今回の交渉が朝鮮半島情勢が対話か対決かという岐路に立った時期に進められただけにわれわれは今回朝米関係発展を追求するための結果を出さなければならないという責任感、米国が正しい計算法を持ってくるという期待感を持って交渉に臨んだ。しかし交渉はわれわれの期待にこたえられず決裂した。私はこのためとても不快に思う。

今回の交渉が何の結果導出もできず決裂したのは全面的に米国が旧態依然な立場と態度を捨てることができなかったところにある。米国はこれまで柔軟なアプローチと新たな方法を示唆し期待感を膨らませたが何も持ってこず、われわれを大きく失望させ交渉意欲を失わせた。

われわれがすでに米国側にどのような計算法が必要なのか明確に説明し時間を十分に与えたのに米国が手ぶらで交渉に出てきたのは問題を解決するつもりがないということを示している。われわれは今回の交渉で米国の誤ったアプローチでもたらされた朝米対話の膠着状態を破り問題の突破口を開ける現実的な方法を提示した。


ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2019.10.06 12:25
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核実験と大陸間弾道ミサイル発射中止などわれわれが先制的に取った非核化措置に米国が誠意を持ってこたえれば次の非核化措置に入ることができるということを明確にした。

これは米国が一方的に破壊した信頼を回復し、問題解決に良い雰囲気を用意するための現実的で妥当な提案だ。

シンガポール朝米首脳会談以降だけでも米国は15回にわたり制裁措置を発動し合同軍事演習も再開し、朝鮮半島周辺に先端戦争装備を持ち込んでわれわれの生存権と発展を脅かした。われわれの立場は明白だ。朝鮮半島の完全な非核化はわれわれの安全と発展を脅かすすべての障害物がきれいに除去される時だけ可能ということだ。

朝鮮半島の核問題を作り解決を難しくする米国の脅威をそのままにしてわれわれが先に核抑止力を放棄すれば生存権と発展権が保障されるという主張は、馬の前に車を置けという話と同じだ。

われわれは米国側がわれわれとの交渉に実際的な準備ができていないと判断し年末までもう少し熟考してみることを提案した。今回の朝米実務交渉が失敗した原因を大胆に認め是正することによって対話の火種を生き返らせるのか、対話の門を永遠に閉ざすかは米国にかかっていている。

われわれが交渉進行過程の討論内容を具体的にここですべて話すことはできない。だがひとつ明白なのは米国がわれわれが要求した計算法をひとつも持ってこなかったことだ。われわれが要求した計算法は米国がわれわれの安全を脅かし発展を阻害するあらゆる制度的装置を完全無欠に除去しようとする措置を取る時だけ、そしてそれを実践で証明しなければならないということだ。

われわれは米国が新しい計算法と縁のない古い脚本をいじり回せばそれで朝米間の取引が幕を下ろすかもしれないということをすでに明らかにした。われわれの核試験とICBM試験発射中止が継続して維持されるのか、再開させるのかは全面的に米国にかかっている。

朝鮮半島問題を対話と交渉を通じて解決しようとするわれわれの立場は不変だ。ただ米国が独善的で一方的で旧態依然な立場にしがみつくならば百回でも千回でも向き合って座っても対話は意味がない。そのため交渉に向けた交渉をしながら時間を浪費するのが米国には必要なのかもしれないが、われわれには全く必要がない。


北朝鮮「米国が敵対視政策撤回するまで交渉応じない」
北朝鮮 2019.10.06 22:44


【ソウル聯合ニュース】北朝鮮は6日、外務省報道官談話を発表し、米国が生存権と発展の権利を阻害する敵対視政策を撤回するための実際的な措置を取るまで、非核化を巡る交渉に応じないとの立場を表明した。朝鮮中央通信が報じた。

北朝鮮首席代表の金明吉外務省巡回大使は協議終了後に声明を発表し、協議が決裂したと表明した(共同取材団)=5日、ストックホルム(聯合ニュース)

 談話は「米国がわが国家の安全を脅かし、わが人民の生存権と発展の権利を阻害する対朝鮮(北朝鮮)敵対視政策を完全かつ後戻りできないよう撤回するための実際的な措置を取るまでは、今回のような不快な交渉を行う意欲がない」と強調した。

 「われわれが問題解決の方法を米国に明白に提示しただけに、今後の朝米対話の運命は米国の態度にかかっている」とした上で、その期限が年末までだと釘を刺した。

 北朝鮮の安全を脅かし、生存権と発展の権利を阻害する措置の撤回を求めたのは、体制の安全保証と対北朝鮮制裁緩和を要求したものとみられる。

 談話は、スウェーデンのストックホルムで5日に行われた北朝鮮の非核化を巡る米朝実務協議について、米国側が従来の立場にこだわったとした上で「何の打算や担保もないまま連続的で集中的な交渉が必要だとの漠然とした主張を繰り返した」と主張。米国が今回の交渉のために何も準備せず、国内政治の日程に米朝対話を利用するという政治的目的を追求しようとしたと非難した。

 また「われわれは今回の交渉を通じ、米国が朝米関係を改善しようという政治的意思を持っておらず、ひたすら党利党略のために朝米関係を悪用しようとしているのではないかという考えを持つようになった」と明らかにした。

 実務協議終了後に北朝鮮首席代表の金明吉(キム・ミョンギル)外務省巡回大使が協議決裂を発表した記者会見を受けて、米国務省のオルタガス報道官が声明を出して反論したことについても「立派な議論ができたなどと世論を誤った方向に導いている」と反論した。

 2週間以内に実務協議を再開する可能性も一蹴した。米朝首脳が6月末に南北軍事境界線がある板門店で対面後、何も考案できていない米国が2週間以内に北朝鮮の期待と世界の関心に応える代案を講じるはずがないと懐疑的な見方を示した。

 金氏は協議終了後に声明を発表し、協議が決裂した理由について「米国が旧態依然の立場と態度を捨てられずにいるためだ」と主張した。

 一方、オルタガス氏は声明で「米国は創意的なアイデアを持ってきて、良い議論ができた」と表明した。米国は2週間以内に実務協議を再開するというスウェーデン政府の提案に同意し、北朝鮮にも受け入れるよう提案したという。

 対話の雰囲気を維持しようとする米国の立場にもかかわらず北朝鮮が再反論に乗り出し、米朝実務協議の再開はさらに難しくなるとみられる。

hjc@yna.co.kr


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