東京五輪の韓国選手団、4月中にワクチン接種を予定
登録:2021-03-03 20:24 修正:2021-03-04 07:34
選手、支援団、メディアなど1千人以上
国家代表訓練開始式=大韓体育会提供//ハンギョレ新聞社
五輪に出場する国家代表選手団が、4月中に新型コロナワクチンを接種する。
文化体育観光部と大韓体育会の取材を総合すると、今年7月に予定された2020東京五輪出場選手団に対し、4月中に新型コロナワクチンを接種することが3日分かった。五輪支援団やメディアなど合計1千人以上の規模になると見られる。
2020年末基準で東京五輪の出場権を確保した韓国選手は157人。東京五輪に参加する韓国選手団の規模は350人前後と予想される。
大韓体育界側は「五輪出場権がかかった世界予選を準備する選手とトレーニングパートナーを含む種目別強化訓練対象者をワクチン接種対象に含めたと聞いている」と伝えた。五輪出場選手が確定する6月まで、どの選手が国家代表になるかは不明だ。そのため五輪派遣対象者を広く捉え、接種対象に含めた。1、2回目の接種など免疫生成期間を考慮し、4月中に接種を始めるとみられる。
東京五輪出場選手に対する新型コロナワクチンの接種は、義務ではなく推奨事項だ。ただし、日本政府は新型コロナの拡散を防ぐため、可能な限り自国でワクチンを接種し日本に来るよう各国選手団に薦めている。
大韓体育会は忠清北道鎮川(ジンチョン)の国家代表選手村で代表選手たちを対象に五輪防疫教育を進める計画だ。
1年延期された東京五輪は、今年予定通りに開かれる可能性が高い。国際オリンピック委員会(IOC)、日本政府、東京オリンピック組織委員会は先月、新型コロナ防疫規則を盛り込んだ「プレーブック」を発行し、五輪を強行する意志を明らかにした。また、主要7カ国・地域(G7)首脳も東京五輪の開催を支持し、日本政府を後押ししている状態だ。
キム・チャングム先任記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )