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 死亡した2人はそれぞれ京畿道高陽市(コヤンシ)の療養病院に入院中の50代患者と、平沢市(ピョンテクシ)の療養病院に入院中の60代患者。

2021-03-04 | 韓国のコロナ対策
韓国でワクチン接種後、基礎疾患者2人が死亡…
防疫当局「因果性は確認できない」

登録:2021-03-04 06:16 修正:2021-03-04 08:16


療養病院に入院…高陽の50代、平沢の60代 
「同一製造番号の類似症状の有無確認する」 
 
ファイザーとAZのワクチン、5日間で8万8427人が接種 
異常反応が疑われる事例は209件…204件が軽症 

      

疾病管理庁長「ワクチンによる死亡の因果性が確認された事例ない」
今月2日午前、ソウル市陽川区の高齢者療養センターで、アストラゼネカ製ワクチンの接種が行われている/聯合ニュース

 アストラゼネカ製の新型コロナワクチンを接種した療養病院の入院患者が接種後に死亡した例が2件報告された。死者が出た療養病院では月に5~7人以上の入院患者が死亡することが把握され、2件の死因がワクチンとは断定できない状況だ。チョン・ウンギョン疾病管理庁長は「世界各国で死亡などが報告されたが、ワクチンと因果性が確認された事例はない」と述べた。

 3日、新型コロナ予防接種対応推進団(推進団)は、前日に6万3644人がワクチンの新規接種を受け、累積接種者は8万8427人だと発表した。アストラゼネカ製ワクチンの接種者は8万5904人、ファイザー製は1524人だ。異常反応が疑われる事例は53件増え、209件になったが、204件は軽症だった。しかし、2件の死亡のほか、3件の「アナフィラキシー様反応」の疑い事例もあった。嘉泉大学吉病院のオム・ジュンシク教授(感染内科)は、「アナフィラキシー様反応は、呼吸困難や血圧低下などの症状が(最も懸念される)アナフィラキシー(急性重症アレルギー反応)よりも軽く、発生メカニズムも大きく異なる」と指摘した。

 死亡した2人はそれぞれ京畿道高陽市(コヤンシ)の療養病院に入院中の50代患者と、平沢市(ピョンテクシ)の療養病院に入院中の60代患者。高陽市の死亡者は前日午前9時30分頃、アストラゼネカ製ワクチンを接種し、11時間後に胸の痛みと吐き気、呼吸困難を訴え、同日午前7時に死亡した。平沢市の死亡者は先月27日午後2時30分頃、アストラゼネカ製ワクチンを接種し、33時間が過ぎた後に発熱と全身の筋肉痛などの症状が出て、同日午前10時に死亡した。

 疾病管理庁は京畿道と共同で疫学調査を行っており、専門家らと共に因果関係を分析する計画だ。推進団長のチョン・ウンギョン庁長は「同じ製造番号のワクチンを接種した接種者に類似した症状があったかどうかを確認し、死亡に至った他の説明可能な原因があるのかなどを総合的に調査する」と述べた。

 推進団が同日公開した資料によると、英国の場合、先月14日までのアストラゼネカ製ワクチンの累積接種人数690万人のうち死亡者は205人だった。ファイザー製は830万人のうち197人だった。このうちワクチンと因果性が認められた事例はない。昨年下半期のインフルエンザワクチン接種の際は、「予防接種後に死亡」した事例が110件で、前年度(2件)に比べて55倍も急増し、不安が広がったが、これもやはり因果性が認められた事例はなかった。

 このため、嘉泉大医学部のチョン・ジェフン教授(予防医学科)ら韓国の研究陣7人は最近、大韓医学会誌(JKMS)に掲載した論文「ワクチンの副作用と潜在的に関連した状態発生の基準点の推定」で、ワクチンとの関連性が懸念されるアナフィラキシーなど11種の疾患の今年の自然発生率予測値を測定した後、これを基準にして早まったワクチンの副作用を断定するミスを犯してはならないと指摘した。チョン教授は「ワクチンの異常反応と疑われる事例の件数や月別発生率が私たちが提示した予測範囲内なら、これはワクチンの異常反応というよりは自然な発生」だとし、「特に人生の最後を過ごす場所である療養病院と療養院で起きる接種後の死亡は、大半が明確な別の死因があり、ワクチンの副作用ではない可能性が高い」と述べた。チョン・ウンギョン庁長は「過度な不安を抱き、接種を避けることがないようお願いしたい。国民の信頼を得るため、死亡事例について詳細な調査と専門家の検討を透明に申し上げる」と述べた。
チェ・ハヤン、キム・ジフン記者(お問い合わせ japan@hani.co.kr)


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