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6.25朝鮮動乱(朝鮮戦争)の激戦地であった江原道鉄原ファサルモリ高地で、南北が22日非武装地帯を貫く軍事道路を連結した。

2018-11-23 | 「北朝鮮問題」の解決のために
朝鮮半島の中央に南北連結“軍事道路”ができた
登録:2018-11-22 22:08 修正:2018-11-23 07:31



DMZファサルモリ高地に連結 
西海・東海線に続き3番目 
来年4月、共同遺骨発掘開始
          
南北の軍事当局が、江原道鉄原の「ファサルモリ高地」一帯で、南北道路の開設を推進しているなかで、22日道路連結作業に参加した南北の人員が軍事境界線(MDL)付近で挨拶している=国防部提供//ハンギョレ新聞社

 6.25朝鮮動乱(朝鮮戦争)の激戦地であった江原道鉄原(チョルウォン)のファサルモリ高地で、南北が22日非武装地帯(DMZ)を貫く軍事道路を連結した。西海(ソヘ)線(京義線)と東海(トンヘ)線に続き、南北を連結する道路が朝鮮半島の中央にできたわけだ。鉄原は、70年前に南北の交通路が断絶する以前は、慶尚南道南海(ナムヘ)から平安北道楚山(チョサン)を結ぶ“国道3号線”の通過点だ。

 今回連結される道路は「9・19南北軍事合意」により来年4月から本格的に始まる共同遺骨発掘のための非舗装戦術道路だ。南北の軍当局が、非武装地帯を貫く軍事道路を連結したことは、1953年の停戦協定締結以後初めてだ。南北は、軍事合意書で共同遺骨発掘の円滑な推進のために、発掘地域に12メートル幅の道路を開設し、軍事境界線で連結すると合意した。

 連結道路は、非武装地帯の南北境界線から始まり、ファサルモリ高地で出会う。連結地点の道路幅は12メートルだが、地域により12メートル以下の所もあるという。かつて西海線と東海線の道路が連結された時は、南北が連結地域を「南北管理区域」と指定したが、今回はそうした手続きはなく南北の軍当局の主導で作業がなされた。非武装地帯で進める作業なので、陸軍工兵隊が投入された。

          
南北が、共同遺骨発掘のために非武装地帯のファサルモリ高地で連結した道路の位置=国防部提供//ハンギョレ新聞社

 今回の道路連結により、地雷除去と遺骨発掘に参加する南北人員間の接触が頻繁になると予想される。軍関係者は「南側で北朝鮮軍の遺骨を発見すれば、これを北側に渡さなければならず、北側で韓国軍の遺骨が出てくれば、私たちが行って受け取らなければならない」として「軍事境界線を通過して南北が行き来することになる」と説明した。南北は収集した遺骨を非武装地帯の外に運んで身元確認、鑑識作業をすることになる。

 南北は遺骨を車両で運ぶ計画だ。車が移動しなければならないので、自然に非武装地帯の南側と北側の道路が連結される。遺骨発掘が目的の道路が、今後朝鮮半島の中央を通過する国道3号線の復活につながるかもしれないという期待が出ている。当初、西海線道路は開城(ケソン)工業団地関連人材の往来を、東海線道路は金剛山(クムガンサン)陸路観光を主な目的としたが、その後多様な用途で使われているためだ。西海線は全羅南道木浦(モッポ)から平安北道新義州(シンウィジュ)につながる「国道1号線」、東海線は釜山から咸鏡北道穏城(オンソン)までつながる「国道7号線」の一部だ。

 南北共同遺骨発掘は、来年4月から10月まで進行される。遺骨発掘のモデル地域に選ばれたファサルモリ高地は、6・25朝鮮戦争当時に激しい高地戦が繰り広げられた「鉄の三角地域」の1カ所だ。1951年11月から1953年7月まで、国軍2師団と9師団、米軍2師団、フランス大隊、中国軍が戦闘を行った。先月から始まった地雷除去および道路開設作業中に非武装地帯の南側地域からだけで今までに9体の戦死者の遺骨が発掘された。
ユ・ガンムン先任記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )


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