群馬県立公園「群馬の森」(高崎市)
朝鮮人強制連行犠牲者の追悼碑が、撤去の危機にさらされている。
朝鮮人強制連行犠牲者の追悼碑が、撤去の危機にさらされている。
碑建立から10年、県議会は16日、県に設置許可を更新しないよう求める排外主義団体が巻き起こした議論に翻弄され請願を賛成多数で採択してしまいました
県有地への追悼碑設置は、地域の日朝友好連帯の発信地となり、日本の良心の表れとして内外から賞賛されてきました。
この追悼碑まえでの集会を「政治集会」と決めつけ、これが設置許可の条件に反するので以後の更新を認めるなと言う請願でした。
この集会は「アジアの平和と友好の発展を願う」という碑の趣旨から外れたものではなく追悼碑の撤去を求める主張こそ建立趣旨に反し、その結果対立や差別
を助長することになることは明らかです。問題なのは、排外主義的な主張に多数の政治家が同調したことでした。
この追悼碑は建立当初、県と「追悼碑を建てる会」(現「守る会」)の間で様々な議論がありましたが、とくに碑文は、直接的な表現を避けたいという県側の
意向を受け入れ、「建てる会」側の文案を修正して決まったのでした。それでも碑文には、日本が朝鮮を植民地支配し、政府が朝鮮人を動員した事実が記され
ました。
最終判断は県知事が下すことになっており悪しき時流に流されず、大局的な見地で碑の存在意義を県民と全国民にしめすべきです。碑を守れるかどうかは、
県民の良識と全国民が知事への要請をどれだけ強めるかにかかっています。
どうか下記あて先に、要請と抗議を送ってください。
群馬県知事 大澤正明 様 群馬県総務部秘書課
〒371-8570 前橋市大手町1-1-1 電話 027-226-2045 FAX 027-243-3575 メール hisyoka@pref.gunma.lg.jp
群馬県県土整備部都市計画課 住所同上 電話 027-226-3651 FAX 027‐221-5566 または027-223-1214 メール keikakuka@pref.gunma.lg.jp