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日本と韓国と朝鮮の友好をすすめます・・日朝協会です。アジアと世界情勢を観る。

日本と韓国と朝鮮の歴史・現在から、
平和な未来を切りひらくために....
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大型電光掲示板には「南北統一バスケットボール大会の参加者らを熱烈に歓迎します」という文字が現れた。

2018-07-05 | 「北朝鮮問題」の解決のために

コートの上で一つになった南北のバスケットボール選手ら…観客席では「故郷の春」
登録:2018-07-05 06:05 修正:2018-07-05 07:10

女子部は繁栄チーム103対102で勝利、
男子部は平和チームと繁栄チームの引き分け 
南北混成チーム、対話交わしながらの熱い試合を
観客らは力強く応援 
イ・ムンギュ女子代表チーム監督
「アジア競技大会で単一チームの良い結果でるだろう」

                    
4日、平壌の柳京鄭周永体育館で開催された南北統一バスケットボール大会で、南北選手らが手を取り合って共同入場している=写真・平壌共同取材団//ハンギョレ新聞社

 「平和、頑張れ!」「繁栄、頑張れ!」

 北朝鮮・平壌(ピョンヤン)の柳京鄭周永体育館の中で、南北のバスケットボール選手らが二人ずつ手を取り合って入場すると、1万2000席を埋め尽くした観客たちはスティックバルーンを叩きながら力強い歓声で迎えた。

 南側から来た選手たちを歓迎するかのように場内には「お会いできて嬉しいです」の歌が鳴り響き、大型電光掲示板には「南北統一バスケットボール大会の参加者らを熱烈に歓迎します」という文字が現れた。

 15年ぶりに再開された南北統一バスケットボール大会が4日午後、柳京鄭周永体育館で、北朝鮮観衆の熱い応援の中幕を上げた。この日、先に開かれた女子部の試合では、南北選手6人ずつで構成された「平和チーム」と「繁栄チーム」が対決を繰り広げた。白いユニフォームを着た平和チームの選手たちと緑色のユニフォームを着た繁栄チームの選手が一人ひとり紹介される度に、観客らは赤、黄、青のスティックバルーンを叩いて声援を送った。

 この日の試合は国際バスケットボール連盟(FIBA)の規則に合わせて行われた。審判も国際ルールに従い、3審制だった。国内プロバスケットボールのベテラン場内アナウンサー、パク・ジョンミン氏が場内の進行を担当したが、北朝鮮観客の理解のために「版ボール取り」(リバウンド)や「歩き違反」(トラベリング)、「側線」(サイドライン)など、北朝鮮の用語を使用した。「罰入れ」はフリースローを意味する。

 イ・ムンギュ韓国女子代表チーム監督とチョン・ソンシム北朝鮮女子代表チームのコーチが率いた繁栄チームでは、昨シーズン女子プロバスケットボール最優秀選手のパク・ヘジンと昨年のアジアカップ得点王である北朝鮮のロ・スギョンなどが先発メンバーに選ばれた。チャン・ミョンジン北朝鮮女子代表チーム監督とハ・スンレ韓国女子代表チームのコーチが指揮した平和チームでは、韓国の最古参イム・ヨンヒと北朝鮮リ・ジョンオクなどが先発メンバーとして出場した。

 試合開始直後に成功したロ・スギョンの2点シュートに観客は拍手と歓声を送った。観客たちはどちらのチームでも得点すると歓声を上げ、シュートが外れたり、速攻に失敗すれば残念がった。選手たちも会話を交わすなど、自由な雰囲気だった。

 2クォーターからは、吹奏楽団の公演も行われた。「故郷の春」と「オンヘヤ」、「クェジナチンチンナネ」「昭陽江の乙女」などが演奏された。

 繁栄チームでは北側のロ・スギョンと南側のキム・ハンビョルが18点をあげ、勝利をリードした。平和チームでは北朝鮮のリ・ジョンオクが28得点をあげ、大活躍した。繁栄チームが103対102で勝利した。

 イ・ムンギュ監督は「このように意味のある場に居合わせることができて、非常に光栄に思っている。特に南北の選手らが混ざって試合できて、さらに大きな満足感を感じた」と話した。8月のジャカルタ-パレンバンアジア競技大会の女子単一チームの結成に関しては、「同じ顔をしているし、同じ言葉を使う。一緒にプレーすれば、良い結果が出るだろう。同じ民族という大きな枠内で一生懸命準備する」と話した。

 続いて開かれた男子部の試合では平和チーム(ホ・ジェ監督、アン・ヨンビンコーチ)と繁栄チーム(リ・ドクチョル監督、キム・サンシクコーチ)が102対102で引き分けた。帰化した選手リカルド・ラトゥルリーフ(モビス)も平和チームの選手として出場した。終了0.9秒前に繁栄チームの北側選手のチェ・ソンホが同点のブザービーターの3点シュートを決め、観衆の熱狂を誘った。5日には南北の男女代表チームが親善試合を行う。
平壌共同取材団、キム・チャングム記者(お問い合わせ japan@hani.co.kr)

ホットラインの再開は板門店宣言及び先般の韓朝将官級軍事会談での合意を履行するための措置

2018-07-03 | 「北朝鮮問題」の解決のために
韓朝が10年ぶりに海上ホットライン再開
人民網日本語版 2018年07月02日14:45


韓国国防省は1日、朝鮮半島西部海域での艦艇間の連絡に用いる海上ホットラインを10年ぶりに再開したと発表した。新華社が伝えた。

韓国国防省によると、現地時間1日9時、韓朝双方は海上ホットラインの試験通信を行った。延坪島近くの韓国軍警備艇がホットラインを通じて朝鮮側警備艇を呼び出すと、直ちに応答があった。

韓国国防省によると、ホットラインの再開は板門店宣言及び先般の韓朝将官級軍事会談での合意を履行するための措置であり、朝鮮半島西部海域での偶発的衝突を防ぐことが目的だ。

韓朝は6月14日に板門店でハイレベル軍事会談を行い、朝鮮半島東西海域の軍事通信回線の再開で合意した。将官級軍事会談は10年6カ月ぶりだった。6月25日、韓朝は大佐級軍当局実務接触を行った。双方は韓朝軍間の通信回線の再開が急がれるとの認識を示した。(編集NA)

「人民網日本語版」2018年7月2日

国防部遺骨発掘鑑識団の「6・25戦死者遺骨発掘現況」資料によれば、2018年5月31日基準で発掘された遺骨は計1万1206体だ。

2018-06-26 | 「北朝鮮問題」の解決のために
韓国・北朝鮮軍の遺骨発掘・送還に弾みつけるか
登録:2018-06-25 21:44 修正:2018-06-26 07:45



北にある韓国軍遺骨は約3~4万体と推定 
南にある北朝鮮軍発掘遺骨723体は保管中

                    
25日、江原道洪川郡化村面楓川里一帯で、韓国国防部の遺体発掘鑑識団が朝鮮戦争の戦死者の遺骨を発掘している=洪川/聯合ニュース

 朝鮮戦争に参戦し北朝鮮地域で死亡した米軍の遺骨が、早ければ今週にも送還される。朝米両国が6・12シンガポール首脳会談の共同声明で合意した米軍遺骨送還手続きが始まり、朝鮮戦争で戦死した南北の軍人の遺骨発掘と送還にも弾みがつくかに関心が高まっている。

 南北が初めて朝鮮戦争戦死者の遺骨発掘に合意した時期は2007年に遡る。その年の11月、平壌(ピョンヤン)で開かれた第2回国防長官会談で、南側は朝鮮戦争失踪者遺骨発掘事業を共同で推進しようと北側に提案した。北朝鮮が提案を受け入れ、南北は「戦争時期の遺骨発掘問題が、軍事的信頼造成および戦争終息に関連した問題という理解を共有し、推進対策を協議・解決していく」ことに合意した。南北が共に朝鮮戦争戦死者の遺骨を調査、発掘することを約束したわけだ。しかしその後、南北関係が悪化して合意はいまだ履行されていない。

 北朝鮮地域で発掘された韓国軍戦死者の遺骨が南側に帰ってきたのは、2012年に米国を通じての事例が最初で最後だ。米国は1999年から2005年まで、北朝鮮地域の戦闘現場で発掘した遺骨に対して遺伝子(DNA)検査を実施した。その過程で12体が韓国軍の遺骨である事実が判明し、2012年5月にこれらの遺骨を韓国に送還した。

 韓国政府は、2000年から着実に朝鮮戦争戦死者の遺骨を発掘中だ。2004年4月、6・25戦争(朝鮮戦争)50周年記念事業の一環で、3年間にわたり遺骨発掘事業を進め、2003年7月には護国報勲関係長官会議でこの事業を持続的に推進することを決めた。韓国政府は2005年6月からこの事業を永久的に実施することを決め、2007年国防部に遺体発掘鑑識団が創設された。2008年には「6・25戦死者遺骨の発掘等に関する法律」も制定された。

 国防部遺骨発掘鑑識団の「6・25戦死者遺骨発掘現況」資料によれば、2018年5月31日基準で発掘された遺骨は計1万1206体だ。このうち韓国軍は9874体だ。発掘過程で見つかった国連軍(17体)と中国軍(589体)の遺骨は、すべて故国に送還された。南側の地で発掘された北朝鮮軍の遺骨も計723体で少なくない数だが、その間に梗塞した南北関係のためにこれまで故郷へ帰ることはできなかった。これらの遺骨は現在、韓国政府が保管中だ。

 北側の各地にも韓国軍の遺体が埋まっていると伝えられている。国防部は非武装地帯と北側地域のどこかに埋まっている韓国軍戦死者の遺骨は3~4万体程度と見ている。

 北側の地に埋められた韓国軍の遺骨は、家族のもとに戻ることはできるだろうか。文在寅(ムン・ジェイン)大統領は今月6日、第63回韓国殉国烈士の日の追悼式での辞で、朝鮮戦争戦死者の遺骨発掘に対する意志を明らかにし、「南北関係が改善されれば、非武装地帯の遺骨発掘を優先的に推進する。米軍など海外参戦勇士の遺骨もあわせて発掘できるだろう」と述べた。文大統領は12日の朝米首脳会談の直後、トランプ大統領との通話で「南北間でも遺骨発掘事業が合意された状態なので、南・北・米が共同で推進することを北朝鮮側と協議する」と明らかにしたと大統領府は伝えた。11年前、南北が共同で遺体発掘事業をするとした合意が履行される日も遠くないと見られる。
ノ・ジウォン記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )

いま起こっている歴史的な激動の根本に働いている力は、戦争に反対し、平和を願う各国の民衆の力だと考えています。

2018-06-24 | 「北朝鮮問題」の解決のために
米朝首脳会談の歴史的意義、今後の展望を語る
志位委員長インタビュー


 歴史上初めての米朝首脳会談(12日)から10日余。両国間では合意を具体化する動きも始まっています。日本共産党の志位和夫委員長に、今回の米朝首脳会談の歴史的意義と今後の展望について聞きました。(聞き手 小木曽陽司・赤旗編集局長)

米朝首脳会談をどうみるか

「戦争と敵対」から「平和と繁栄」へ――「新しい米朝関係の確立」を最大の目標にすえた
写真

(写真)インタビューにこたえる志位和夫委員長

 小木曽 今回の米朝首脳会談の結果をどのようにみるのか、あらためてお聞きします。

 志位 長年にわたって厳しく敵対してきた米国と北朝鮮が、歴史上初の首脳会談を行い、「新しい米朝関係の確立」を約束し、朝鮮半島の平和体制の構築と完全な非核化で合意しました。私たちは今回の米朝首脳会談を「心から歓迎する」と表明しました。

 首脳会談の共同声明を読むさいに、その論理構成がとても大事だと思います。4項目の合意が確認されているわけですが、その順番に大きな意味があります。

 第1項は、両国は「平和と繁栄に向けた両国国民の願いに従って新しい米朝関係を確立する」とあります。これを第1項にすえて、第2項で、両国は「朝鮮半島に永続的で安定した平和体制を構築する」、第3項で、北朝鮮は「朝鮮半島の完全な非核化に向けて取り組む」という順番になっているわけです。

 つまり、共同声明では、「新しい米朝関係」の確立――今後の米朝関係を「戦争と敵対」から「平和と繁栄」へと根本から変えることが、合意の一番の要にすえられ、追求すべき最大の目標にすえられている。そうした新しい関係をつくろうと思ったら、朝鮮半島に平和体制を築くことが必要になるし、その最大の障害となるのは核兵器だから「完全な非核化」が必要になるというふうな組み立てになっているのです。

 「新しい米朝関係」をつくるという両国首脳の決意が大本にすえられた。そういう点で、私は、今度の共同声明というのは、首脳会談の合意にふさわしい、よく練られたものとなっていると思います。まさに歴史的合意とよべるものです。
米朝首脳会談の共同声明(骨子)

 新しい米朝関係の確立が朝鮮半島並びに世界の平和と繁栄に対する貢献となることを確信し、トランプ大統領と金正恩委員長は以下のように声明する。

 1、平和と繁栄に向けた両国国民の願いに従って新しい米朝関係を確立することにコミットする。

 2、朝鮮半島に永続的で安定した平和体制を構築する努力に参加する。

 3、板門店宣言を再確認し、朝鮮半島の完全な非核化に向けて取り組むことにコミットする。

 4、戦争捕虜・行方不明者の遺骨の返還にコミットする。

「具体性に乏しい」などの否定論や懐疑論をどうみるか

歴史上初めての米朝首脳間の合意、簡単には後戻りできない重みがある

 小木曽 なるほど。たいへん重要な成果があったと思いますが、日本のメディアや専門家の間では、「具体策が乏しい」とか「北朝鮮はまた合意に背くだろう」といった否定論、懐疑論が多い印象ですが。

 志位 そうですね。私は、そういう議論は、いま起こっている動きの歴史的意義を見誤っていると思います。

 いくつか述べたいのですが、第一に、今度の首脳会談というのは、「平和のプロセスの始まり」というところに歴史的意義があるということです。だいたい、70年にわたって深刻な敵対関係を続けてきた両国の首脳が初めて会って、一回の首脳会談ですべての問題が一挙に解決するなどということはありえないことです。

 文在寅(ムン ジェイン)・韓国大統領は、米朝首脳会談をうけて発表した談話で、「これは始まりであり、今後も数多くの困難があるでしょうが、二度と引き返しませんし、この大胆な旅程を決して放棄しません。歴史は行動して挑戦する人々の記録です」と語っています。米朝首脳会談成功のために奔走した文大統領の肉声が聞こえてくる談話で、私も感動をもって読んだのですが、そういう平和のプロセスを始めたというところに歴史的意義があるということをまず言いたいと思います。

 第二に、「過去にも同じような合意を米朝でやっているのに、何度も裏切られてきたではないか」という議論についていいますと、「過去の合意」とは決定的に違うことがあります。それは首脳間の初めての合意だということです。

 朝鮮半島の非核化に関する過去の合意では、1994年の「米朝枠組み合意」があり、2005年9月19日の「6カ国協議の共同声明」があります。たしかに、この二つの合意は履行が中断されました。ただ、どちらも外務次官・局長など実務者レベルの合意なのです。今度は首脳間の合意です。ここが決定的に違います。この合意を覆せるのは首脳しかないのです。簡単には後戻りしない重みをもっている。

 小木曽 “不可逆的”な意味をもっている。

 志位 そうですね。そういう意味では、“不可逆的”な重みをもっている合意だということが言えると思います。
米、朝、韓、日、全世界の人々が核戦争の脅威から抜け出す扉が開かれた

 志位 第三に、何よりも重要なこととして強調したいのは、この間の南北、米朝という二つの首脳会談によって、米国、北朝鮮、韓国、日本、さらに全世界の人々が戦争の脅威、核戦争の脅威から抜け出す扉が開かれたということです。文大統領は「戦争の脅威から抜け出したこと以上に重要な外交的成果はない」とのべていますが、私もまったく同感です。

 昨年の不安と恐怖を思い出してほしい。北朝鮮が核・ミサイル実験を繰り返し、米国の側も軍事的威嚇を行う。一触即発でいつ戦争になるかわからないという不安と恐怖が世界を覆いました。それから比べると、情勢の前向きな大変動が起こっているわけです。それは誰も否定できないでしょう。

 小木曽 東京新聞の「本音のコラム」で文芸評論家の斎藤美奈子さんは、米朝首脳会談について、「日米のメディアは一様に苦虫を噛(か)み潰(つぶ)したような論調だった」けれども、「昨年の一触即発状態に比べたら大進歩じゃない?」とのべ、「もっか国内で米朝会談を評価しているのは共産党だけという異様さ。西側の秩序が乱されるのが嫌なのかしらね」と語っています。

 志位 「大進歩」というのは、偏見なく事実をありのままにみるならば、当たり前の評価ではないでしょうか。

 いま大事なことは、「具体性に乏しい」とか、あれこれの問題点をあげつらって、この会談の歴史的意義をおとしめるのではなくて、開始された平和のプロセスを前に進め、成功させるために、世界中が協力することではないでしょうか。
日本共産党はどう対応してきたか
「対話による平和的解決」を一貫して追求、情勢の節々で関係国に働きかける

 小木曽 この問題をめぐって日本共産党は、どういう考えに立って、どのような対応を行ってきたのでしょうか。

 志位 昨年から今年にかけて、この問題が国際政治の大問題になるもとで、日本共産党が一貫してとってきた立場は、“北朝鮮の核開発には断固反対だが、破滅をもたらす戦争だけは絶対に起こしてはならない、対話による平和的解決が唯一の解決の道だ”というものでした。私たちは、この立場にたち、情勢の節々で関係国への働きかけを行ってきました。振り返ってみていくつかの重要な節目があります。

 第一の節目は、昨年2月、米国のトランプ新政権がオバマ前政権時代の「戦略的忍耐」と呼ばれた政策を「見直す」と表明したときでした。「戦略的忍耐」とは、“北朝鮮が非核化の意思と行動を示すまでは交渉をしない”という政策ですが、これで交渉を拒否している間に、北朝鮮は核・ミサイル開発をどんどん進めてしまった。政策破綻は明瞭だったのです。これを「見直す」とトランプ大統領はいった。ただこの時に、米国政府は、外交的選択肢とともに軍事的選択肢もありうると表明しました。こういう事態をうけて、私は、「見直す」というのだったら絶対に軍事の選択肢をとるべきではない、「米国は外交交渉によって北朝鮮に非核化を迫るべきだ」と提唱しました。NHKの「日曜討論」の場でこの提唱を行いました。

 第二の節目は、昨年8月、米朝間で軍事的緊張が高まっていった時期です。北朝鮮が核・ミサイル実験をくりかえし、「グアム島周辺への包囲射撃」を検討していると表明する。それに対して、トランプ大統領が「北朝鮮がこれ以上米国を脅すのであれば、炎と激しい怒りに直面することになるだろう」という。軍事的どう喝の応酬となりました。私は、このままでは当事者たちの意図にも反して、偶発的な事態や誤算による軍事的衝突につながりかねないと強く懸念して、「危機打開のため米朝は無条件で直接対話を」という声明を発表し、関係国に働きかけました。

 小木曽 今年に入って、潮目の大きな変化が起こりました。

 志位 そうですね。第三の節目として、2月の平昌五輪を大きな契機として、対話による平和的解決の歴史的チャンスが生まれてきました。私たちは、絶対にこの歴史的チャンスを逃してはならないと考え、4月6日に、今後の対話と交渉にあたっては、「朝鮮半島の非核化と北東アジア地域の平和体制の構築を一体的、段階的に進めてほしい」という要請を関係6カ国政府に対して行いました。
平和のプロセスへの一つの貢献に――「こういう政党は日本に他にはない」という評価も

 志位 それでは昨年から今年にかけて安倍政権は何をやっていたかというと、「あらゆる選択肢をテーブルの上にのせるというトランプ政権の政策を強く支持する」といって、米国の軍事力行使に無条件のお墨付きを与えた。「対話のための対話は意味がない」と「対話否定」「圧力一辺倒」でやってきた。日本の主要メディアも、同様の「圧力一辺倒」論に押し流されるという状況でした。そういう動きに流されないで、日本共産党が一貫して対話による平和的解決を主張し続けたというのは、非常に鮮やかなコントラストを示したと思うのです。

 小木曽 そのことの意味は大きいですね。

 志位 そう思います。世界は、わが党が求め続けた方向に劇的に動きました。とくに4月6日の6カ国政府への要請のあとの2カ月を考えてみますと、すごいスピードで事態が動きました。4月27日に歴史的な南北首脳会談が行われ、「板門店宣言」がだされ、「朝鮮半島の完全な非核化」と「年内の朝鮮戦争の終結」が宣言されました。そして6月12日の米朝首脳会談です。わが党の一貫した主張、そして4月6日の要請の方向は、関係各国が努力していた方向とも合致し、いま起こっている歴史的な平和のプロセスへの一つの貢献となったといえると思います。

 関係6カ国のある大使館と懇談したさいに、「(日本共産党は)対話による問題解決を訴え、さらに事態の進展のなかで積極的な提起をしてきた。こういう政党は日本に他にはない」という評価もいただきました。

 小木曽 うれしい評価ですね。
平和のプロセスを成功させるうえで何が大切か
合意を具体化し誠実に履行する持続的努力、国際社会の協調、諸国民の世論と運動を

 小木曽 始まった平和のプロセスをどう前進させ、成功させるか。これからの取り組みで大切な点は何でしょうか。

 志位 今回の米朝合意、南北合意を実行するうえでは、さまざまな困難も出てくるでしょう。方向は明確に示されたと思いますが、具体的な履行方法はこれからの課題です。私は、過去の経験に照らしても、何よりも大事なのは、何があっても交渉を継続することにあると思います。合意を具体化し、誠実に履行する。そのための真剣で持続的な努力が必要になると思います。

 非核化という問題を一つとっても、いくつかのプロセスが必要です。まず核兵器や核施設等がどうなっているかについて申告する。それを検証する。そして廃棄する。それをさらに検証する。そうしたいくつかのプロセスが必要です。そして、北朝鮮が非核化を履行するのにともなって、米国はそれにふさわしい措置を取る必要があります。

 そのさいに、「約束対約束、行動対行動」の原則がとても大事になります。その第一歩はすでに始まっていると思います。北朝鮮が核・ミサイル実験の中止を表明した。そして核実験場を破壊するという行動をとりました。それに対して米韓側は、米韓合同軍事演習を当面は中止するという行動を決定した。「行動対行動」が始まっているわけです。こういう一つひとつの積み重ねによって、双方が相互不信を解消し、信頼醸成をはかり、前に進んでいく。そうした努力の継続を求めたいと思います。

 もう一つ強調したいのは、米朝両国の努力、南北双方の努力がとても大切になるのですが、米朝と南北の努力だけにまかせて、あとは見ているということではすまない。ことは、北東アジア全体の平和と安定、さらに世界の平和と安定にかかわる問題ですから、関係各国、国際社会の協調した取り組みが大切です。さらに、各国政府が努力するだけではなくて、何よりも諸国民の世論と運動が決定的に大事だと思います。平和を求め、核兵器のない朝鮮半島、核兵器のない世界を求める諸国民の世論と運動が、この平和のプロセスを成功させる根本の力になります。私たちの取り組み――日本における世論と運動もとても大事になってくると思います。
日本政府は何をなすべきか
日朝平壌宣言を指針に、諸懸案の包括的解決、北東アジアの平和体制構築の立場で
写真

(写真)安倍晋三首相(左)と会談する(右へ)志位和夫委員長、小池晃書記局長=4月9日、国会内

 小木曽 国際社会の協調した取り組みが大事だということですが、関係国である日本の役割はとくに重要だと思います。日本政府は何をなすべきでしょうか。

 志位 先にお話ししたように、安倍政権は、この問題について、「対話否定」「圧力一辺倒」という立場をずっと続けてきたわけです。これは誰が見ても明らかに破綻してしまいました。そのもとで、対話路線への転換を余儀なくされているというのが今の状況だと思います。

 ふりかえりますと、私は、4月9日に安倍首相と党首会談を行い、日本共産党の要請を伝え、「日本政府も対話による平和的解決の対応を行うべきだ」と提起しました。首相は、この時点では、国会答弁では、相変わらず「対話否定」論を唱えていたのですが、私との会談では、いっさいの異論や反論を言わず、「しっかり検討します」と言った。

 小木曽 結局は、対話を選択せざるをえなくなりました。

 志位 そうですね。「100%ともにある」というトランプ大統領が対話を選択してしまったら、日本は従うしかありません。

 経過はどうであれ、その道を選択したのなら、私は、日朝首脳会談の実現も含めて、対話による問題解決のための真剣な努力を行うことを強く求めたいと思います。

 そのさい、日本はすでに最良の指針を持っています。それは日朝平壌宣言(2002年)です。日朝平壌宣言の考え方というのは、核・ミサイル、拉致、過去の清算など両国間の諸懸案を包括的に解決して国交正常化に進もうというものです。包括的解決とは何か。交渉にあたって「諸懸案に優先順位をつけない」ということです。日本が「拉致問題は最優先」だといい、北朝鮮は「過去の清算が最優先」だといい、お互いに優先順位をつけて、それを相手に認めさせようとしたら、交渉のテーブルにつけません。どれも大事な問題なのですが、優先順位をつけないで、すべてをテーブルの上にのせてワンパッケージで解決する。この考え方でまとめたのが、平壌宣言です。ここには外交の英知が働いています。拉致問題は、日本国民にとってたいへんに重要な問題ですが、こうした立場で取り組んでこそ拉致問題の解決の道も開かれうると思います。

 日朝平壌宣言には、もう一つ大事な観点が書かれています。それは宣言の第4項に明記されている「北東アジア地域の平和と安定」のために「互いに協力していく」ということです。両国間の諸懸案を解決するとともに、さらに広く北東アジア地域の平和と安定のために協力しましょうという合意なのです。ですから私は、日本政府として、今後、外交交渉に乗り出すさいに、「北東アジアの平和体制をどうやって構築していくのか」ということについて、主体的な外交ビジョンをもってのぞむ必要があると思います。この点でも、日朝平壌宣言を指針にしていくことが大切です。

 小木曽 南北、米朝の正常化だけでなく、日朝の正常化までいきませんと、この地域に平和は訪れません。

 志位 その通りです。北東アジア地域の敵対関係の解消ということを考えてみますと、米朝には、朝鮮戦争以来の戦争状態が法律的にはいまだに続いており、戦争状態に終止符を打ち、平和協定に進むという課題があります。南北も、朝鮮戦争以来の戦争状態から、いかに平和・繁栄の半島に転換するかという課題があります。この地域には解消すべき敵対関係が二重にあるわけです。

 それでは日朝はどうか。日本は、朝鮮戦争のさいに米軍の出撃・兵たん基地になりましたけれども、直接、朝鮮戦争に参戦したわけではありませんから、日朝は戦争状態にあるとはいえない。しかし日本は過去に朝鮮半島に対する植民地支配を行いました。その清算ができていない。日本として戦後処理がすんでいない唯一の国が北朝鮮なのです。日朝は、戦争状態が続いているとはいえないが、対立状態が続いており、それを解消するという課題があります。ですから、この地域の敵対的・対立的関係をすべて清算して友好・協力の関係を築こうとすれば、南北、米朝とともに、日朝の国交正常化は不可欠なのです。それなしには、この地域の敵対的・対立的関係の終結にならないのです。そういう歴史的視野も持って日本政府は取り組む必要があるということを強調したいですね。
平和のプロセスが成功すればどうなるか
世界史の一大転換点、地域の情勢も一変し、日本の情勢も大きく変わる

 小木曽 委員長は、平和のプロセスが成功すれば「世界史の一大転換点になる」とお話しになっていますが、どういうことでしょうか。

 志位 世界史の観点でいうと、すでに「ベルリンの壁」はなくなり、「東西対決」の構造で最後に残ったのが朝鮮半島なのです。ここで対決構造が解消されて平和、協力、友好という関係になれば、まさに世界史を前に進める一大転換点になると思います。

 そして地域の情勢も一変します。これまで「脅威」だったものが脅威でなくなる。これまで敵国の関係だったものが友好・協力の関係になる。成功するならば、まさに歴史的な壮挙になるでしょう。

 日本の情勢にも大きな変化がつくられます。これまで安倍政権は、「戦争する国づくり」を進めるうえで、北朝鮮の「脅威」を最大の口実にしてきました。安保法制=戦争法、大軍拡、辺野古新基地、憲法9条改定――すべてにおいて北朝鮮の「脅威」が最大の口実とされてきました。

 小木曽 昨年は、北朝鮮の核・ミサイル問題を「国難」と称して、衆院の解散・総選挙まで打ちました。

 志位 そうでしたね。しかし、この平和のプロセスが成功をおさめたら、こうした北朝鮮の「脅威」を口実にした「戦争をする国づくり」の企てはその根拠を大きく失うことになるでしょう。そういう道を進んでいいのかということが、根本的に問われることになるでしょう。

 私は、先日、全国革新懇・沖縄革新懇共催の「沖縄連帯の集い」に参加しまして、そこで辺野古新基地建設をいかにして止めるかを考えても、いま朝鮮半島で起こっている平和の激動はたいへん大きな意味を持ってくるということを話したのです。米海兵隊は沖縄に何のためにいるのか。政府の説明は、「朝鮮半島と台湾海峡という潜在的紛争地のどちらにも近いのが沖縄だからだ」というものでした。実際には、沖縄の米海兵隊は遠くベトナムや中東に派兵されてきたのですが、ともかくも建前の説明はそうだったのです。ですから朝鮮半島が非核・平和の半島になったら、辺野古に米軍新基地をつくる道理もたたなくなるのです。いま起こっている動きは、日本の情勢をきな臭い流れから、平和の流れに変えていくうえでも大きな意味を持ってくると思います。
北東アジア地域の平和秩序をどう考えるか
日本共産党の「北東アジア平和協力構想」が現実のものになる展望が

 小木曽 朝鮮半島での平和のプロセスが進めば、北東アジアの平和秩序という点で、どういう展望が開かれるのでしょうか。

 志位 南北と米朝の首脳会談で、敵対から和解へと踏み出しました。このプロセスがどう進展するかは今後の課題ですけれども、朝鮮半島の非核化の進展とあわせて、どこかの時点で、朝鮮戦争の終結が、南北と米国、それに中国をくわえた形で行われることが期待されます。そして戦争終結から平和協定へのプロセスがある程度進展すれば、次に問題になってくるのは、北東アジア地域の平和体制をどうするか――多国間の安全保障のメカニズムをどう構築するかということでしょう。

 この問題で、すでに日本共産党は、2014年の第26回党大会で「北東アジア平和協力構想」を提唱しています。私たちはASEAN(東南アジア諸国連合)の国ぐにと交流するなかで、その経験を深く学びました。ASEANでは、東南アジア友好協力条約(TAC)を結んで、あらゆる紛争問題を平和的な話し合いで解決するという域内のルールを確立し、これを実践しています。北東アジアにも同じような地域の平和協力の枠組みをつくろう――これが私たちの「北東アジア平和協力構想」の提唱です。

 その一番中核的な考えというのは、北東アジア的規模でのTAC(友好協力条約)を結ぼうということです。あらゆる紛争問題を平和的な話し合いで解決することを締約国に義務づける条約を結ぶ。そうした条約を、6カ国協議を構成している6カ国で結ぼうというのが、私たちの提案です。私は、それが現実のものになる可能性が、いまの平和のプロセスが進展すれば大いにあると考えています。

 たとえば米朝で国交正常化が行われる。南北で抜本的な関係正常化がはかられる。そして日朝でも国交正常化が行われる。そうなったとしても、国交正常化というのは、国と国とが普通の付き合いをするということですから、国交正常化をしたら戦争が絶対に起きなくなるということにはなりません。国交正常化をふまえて、関係国を律する平和の規範をつくることが大切になってきます。私は、そのためにはTAC――友好協力条約が一番現実的ではないかと思います。
日本共産党の「北東アジア平和協力構想」

 日本共産党が提唱する「北東アジア平和協力構想」は、次の四つの目標と原則からなっています。

 (1)域内の平和のルールを定めた北東アジア規模の「友好協力条約」を締結する。

 (2)北朝鮮問題を「6カ国協議」で解決し、この枠組みを地域の平和と安定の枠組みに発展させる。

 (3)領土問題の外交的解決をめざし、紛争をエスカレートさせない行動規範を結ぶ。

 (4)日本が過去の行った侵略戦争と植民地支配の反省は、地域の有効と協力のうえで不可欠の土台となる。
「6カ国協議共同声明」、東アジアサミット「バリ原則」――すでにその土台はある

 志位 これは難しいことではありません。すでに国際社会の合意のなかにその土台があることを強調したいと思います。

 一つは、2005年9月19日の「6カ国協議の共同声明」です。この声明の第4項には、「6者(6カ国)は、北東アジア地域の永続的な平和と安定のための共同の努力を約束した」とあります。つまり、6カ国が、朝鮮半島の非核化をはじめとするさまざまな懸案事項を解決したその先には、「北東アジア地域の永続的な平和と安定のために共同の努力」を行う――6カ国協議の枠組みを地域の平和協力の枠組みに発展させようという合意がすでにあるのです。私たちの「北東アジア平和協力構想」は、それを具体化したものにほかなりません。

 いま一つ、たいへんに重要な合意として強調したいのは、東アジア首脳会議(EAS)が2011年の11月に採択した「バリ原則」首脳宣言です。EASの参加国は、ASEANの国ぐににくわえて、オーストラリア、中国、インド、日本、韓国、ニュージーランド、ロシア、そして米国です。「バリ宣言」には、「EAS参加国は友好かつ互恵関係に向けた以下の原則に依拠することをここに宣言する」とあり、「独立、主権、平等、領土保全、国家的同一性のための相互尊重の強化」「武力による威嚇及び他国への武力行使の放棄」「相違や紛争の平和的解決」など、一連の規範が列挙されています。その内容は、TACとほぼ同じ内容です。政治宣言の形では、EASとしてすでにTACの内容を合意しており、これを条約にすればいいだけなのです。EASには北朝鮮は入っていませんが、6カ国のうち五つの国は入っている。北朝鮮を加えて条約を結ぶというのは難しい話ではありません。

 こうして、いまの平和のプロセスが成功をおさめるならば、私たちの「北東アジア平和協力構想」が現実のものになる可能性は大いにあります。そして、この「北東アジア平和協力構想」が現実のものになった場合には、6カ国のなかには三つの核大国――米国、ロシア、中国が入っており、三つの核大国が平和の規範を結び、戦争をしない、紛争問題を話し合いで解決するとなったら、これは北東アジア規模での平和の枠組みにとどまるものではなく、地球規模の平和に貢献する枠組みになるでしょう。
日本の情勢はどうなるか
在日米軍、日米安保条約の存在が根本から問われる

 小木曽 そうなると、日本の情勢にも根本的な新しい展望が開かれますね。とくに、朝鮮戦争のさなかに結ばれた日米安保条約は、その存在が大本から問われることになりますね。

 志位 その通りです。日本共産党は「北東アジア平和協力構想」を提唱したさいに、この地域には日米軍事同盟、米韓軍事同盟がありますが、軍事同盟が存在するもとでもこういう平和協力構想を実現していこうという、緊急の課題として提起しました。ですから、軍事同盟をなくすというのは次の課題になってくるわけですが、その展望が大いに開かれてくると思います。

 もともと日米安保条約は、朝鮮戦争の最中に結ばれたものです。朝鮮戦争が1950年に始まる。在日米軍が朝鮮半島に出撃する。「軍事的空白」ができたというので、マッカーサー連合国軍最高司令官の指令で警察予備隊がつくられ、それが保安隊となり、自衛隊となった。こういう流れのなかで1951年に結ばれたのが旧日米安全保障条約です。

 旧安保条約の第1条では、「極東の平和と安全」のために米軍基地を日本におくことができるという規定になっています。それは1960年に改定された現行安保条約の第6条に引き継がれて、ここでも「極東の平和と安全」のために米軍基地を日本におくことができるとされました。その後実際には、在日米軍は、「極東」の範囲をはるかに超えて、ベトナム戦争に出撃したり、アフガニスタンやイラクの戦争に出撃したり、世界中に自由勝手に展開する拠点とされていることは大問題なのですが、もともとの建前は「極東の平和と安全」なのです。

 ところが、朝鮮半島が非核・平和の半島になり、さらに6カ国がTACを結んでこの地域全体が戦争の心配がない平和の地域になったらどうなるか。日米安保条約と在日米軍の存在が根本から問われることになります。

 ですから私は、いま開始された平和のプロセスを成功させていく、その先には、日本共産党が綱領の大目標にしている「日米安保条約を解消して本当の独立国といえる国をつくる」という大展望が、いよいよ開かれるといっていいのではないかと考えています。そういう大きな展望ももちながら、開始された平和の流れを促進するために力をつくしたいと決意しています。
平和の激動をつくりだした根本の力は
戦争に反対し、平和を希求する各国の民衆の力がこの変化をつくった
写真

(写真)2016年12月10日、ソウル中心部で開かれた大集会に参加した人々

 小木曽 ほんとうに大きな平和の激動がおきていることをあらためて感じました。これをつくりだした背景、力について、委員長はどのようにお考えですか。

 志位 いま起こっている朝鮮半島の平和の激動をつくりだした根本の力は何か。これはとても大事な問いかけだと思います。

 たまたまトランプ氏、金正恩(キム・ジョンウン)氏(国務委員長)という異色の個性をもった2人がいたからだとか、米朝ともにいろいろな政治的思惑や打算があってやっているなどの見方が論じられています。もちろんいろいろな政治的思惑があり、打算が働いていることは否定しません。しかし、それだけではない。私は、いま起こっている歴史的な激動の根本に働いている力は、戦争に反対し、平和を願う各国の民衆の力だと考えています。

 今日の朝鮮半島の平和の激動をつくりだすうえで、決定的役割を果たしたのが韓国の文在寅政権であることは、誰も否定しないと思います。文大統領は政治生命をかけて今回の事態を切り開いていった。大統領の発言を読みますと、どんなことがあっても朝鮮半島で戦争を起こしてはいけない、平和をつくりださなければいけないという強い信念で一貫しています。それではなぜ文在寅政権が、画期的な外交的イニシアチブを発揮できたかといったら、「キャンドル革命」がつくりだした政権だというところにその強さがある。まさに民衆の力が働いていると思うのです。

 「キャンドル革命」というのはどんな革命だったのか。まず言えるのは、腐敗した前政権を倒す、国政私物化と政治腐敗を許さないという民衆のエネルギーが噴き出した革命だと思うのですが、それだけではなかった。先日、私は、韓国の李洙勲(イ・スフン)駐日大使と懇談する機会がありましたが、そこで大使が語った次の言葉はとても感動的なものでした。大使は、「『キャンドル革命』のなかには平和に対する希望、渇望が深く流れていたのです」と語ったのです。

 小木曽 なるほど。よくわかるような気がします。

 志位 とても納得のいく言葉でした。腐敗を一掃するだけではなくて、平和への希望・渇望があった。それまでの政権が、圧力一本やりで、北朝鮮と交渉ができない間に、どんどん核・ミサイルの危機が深刻化するという状況のなかで、絶対に戦争を起こしてはいけないという、平和を希求するという韓国の民衆の力が文政権をつくったのです。だからこそ、あそこまで強烈な外交的イニシアチブを発揮することができた。

 韓国だけではありません。世界各国の民衆の力――戦争に反対し、平和を求める民衆の力が今日の変化をつくった。日本共産党もまたこの変化に貢献していると思います。私たちは、昨年の総選挙のさいに、安倍政権が北朝鮮の「脅威」を「国難」とあおり、軍事を含む圧力強化だけを連呼したのに対して、全国津々浦々で、戦争だけは絶対に起こしてはいけない、対話による平和的解決をはかれということを、勇気をもって訴え抜きました。これは、日本国民の気持ちにも響いたと思います。日本共産党はそういう意味でも今日の変化に貢献しているといえるのではないでしょうか。

 小木曽 「しんぶん赤旗」も一貫して理性のキャンペーンを張りました。
世界の構造変化――日本共産党綱領の生命力に確信をもって

 志位 いま一つ、さらに大きな視点から考えますと、20世紀に起こった世界の構造変化による力が働いているということがいえると思います。

 日本共産党の綱領では、20世紀の世界で起こった最大の変化として、それまで植民地とされていた国ぐにが独立を勝ち取り、たくさんの主権国家が生まれたことをあげています。それはまさに「世界の構造変化」とよぶにふさわしい偉大な変化でした。そして、21世紀の世界は、国の大小ではなくて、すべての国ぐにが対等・平等に主人公として参加する新しい世界となりつつあるという世界論を明らかにしています。そうした新しい世界の姿は、昨年、国連で採択された核兵器禁止条約にも示されました。

 21世紀の世界では、20世紀と比べて、戦争と平和の力関係が大きく変化して、平和がぐっと力を増している。そういう状況のもとで、私たちの綱領では帝国主義論も発展させました。こういう新しい世界にあっては、独占資本主義国イコール帝国主義とはもはやいえなくなっている。その国が帝国主義かどうかは、その国の方針と行動に帝国主義の侵略的性格が体系的に現れているかどうかで決まる。そういう立場から、私たちの綱領では、いまの世界で唯一、帝国主義の国といえるのは、米国だと判定しました。

 しかしその米国であっても、戦争と平和の力関係が変わるもとで、いつでもどこでも帝国主義的行動をとれなくなっているという分析もしてきました。一方で、軍事的覇権主義の行動をとりながら、他方では、外交交渉によって問題を解決しようという動きもあらわれる。私たちは、こういう二つの側面で米国を分析してきました。ブッシュ(子)政権第2期では、対北朝鮮政策に外交交渉による解決という動きが起こり、2005年の「6カ国協議の共同声明」に実を結びました。オバマ政権の初期には、オバマ大統領が2009年のチェコ・プラハでの演説で「核兵器のない世界」をめざすと宣言し、私は、この演説に注目して、「核兵器廃絶を主題にした国際交渉を始めてほしい」と要請する書簡を送り、先方から返書がくるという出来事もありました。つねに米国の政権を「複眼」でとらえるという態度をとってきました。

 私たちは、トランプ政権もそうした「複眼」でとらえるという努力をしてきました。トランプ政権というのは、「米国第一主義」という特異な問題点をもっています。地球温暖化問題でのパリ協定離脱、エルサレムへの大使館移設、イランとの核合意からの離脱、シリアへの軍事攻撃、国連人権理事会からの離脱などに対しては、私たちは強い批判を表明してきました。

 ただ、そういう政権であっても、今日の世界の力関係のもとで、「すべて悪い」と頭から決めつける態度はとってきませんでした。とくに対北朝鮮政策については、昨年から今年にかけての対応をみると、一方で、軍事的威嚇のこぶしを振り上げるのですが、他方では、つねに外交交渉による解決という選択肢がこの政権から見え隠れしてくるのです。私たちは、そこに注目し、外交交渉による解決の道を選択するべきだと働きかけてきました。そういう働きかけができた根底には、日本共産党綱領の世界論があります。大激動の世界のなかで綱領の生命力が輝いていることに自信をもって進みたいと思います。

 元内閣官房副長官補で安全保障担当だった柳沢協二さんが、とても印象的な発言をされています。「米朝首脳会談は戦争か交渉か、世界史的な分岐点だ」「今回の合意は、戦争によらない問題解決という選択肢を世界に提示する世界史的分岐点をはらんでいる」という発言です。物事を戦争で解決するのか、交渉によって平和的に解決するのか。いまの動きが成功をおさめたら、戦争による解決は過去のものとなって、交渉すなわち平和的な話し合いによって解決するという方向に世界史を転換させる分岐点になるという見方だと思います。共感をもって、この指摘を読みました。そうした大局に立って今日の事態をとらえ、可能なあらゆる努力をしていきたいと決意しています。

 小木曽 どうもありがとうございました。


習主席は「情勢がどう変わろうと両国関係に変化はない」と北朝鮮との関係の重要性を強調。

2018-06-20 | 「北朝鮮問題」の解決のために
金正恩氏「米との合意履行時、非核化で新局面」 習主席と会談

2018/06/19 21:20


【北京聯合ニュース】中国国営中央テレビによると、北京を訪問している北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長(朝鮮労働党委員長)が19日午後、人民大会堂で習近平国家主席と会談した。金委員長は12日の朝米(米朝)首脳会談に関連して、「会談での共通認識を一歩ずつ確実に履行すれば、朝鮮半島の非核化は新たな重大局面を開く」と述べた。

                     
                      金委員長(左)と習主席(中国国営中央テレビの映像)=19日、北京(聯合ニュース)

 両首脳の会談は金委員長が訪中した3月と5月に続き3度目。夫人や高官らと共に金委員長を迎えた習主席は「情勢がどう変わろうと両国関係に変化はない」と北朝鮮との関係の重要性を強調。朝米首脳会談の成果を両国が実践し、関係国と協力することで朝鮮半島の平和に向けたプロセスを共に進めてほしいと述べるとともに、「中国は引き続き建設的な役割を担う」との意向を示した。

 金委員長はこの日午前、自身の専用機で訪中した。この日の会談には両首脳の夫人のほか、両国の党幹部や政府高官らが同席した。

 両国の外交慣例上、北朝鮮の最高指導者の訪中について、帰国前に中国側が公開するのは極めて異例。米国との「貿易戦争」が現実味を増すなど対立が深まる中、北朝鮮の後ろ盾として朝米交渉などで影響力を示す狙いがあるとみられる。

sarangni@yna.co.kr

北朝鮮が前日の将官級軍事会談で提案した板門店共同警備区域(JSA)の非武装化を、積極的に推進することにした。

2018-06-17 | 「北朝鮮問題」の解決のために
板門店宣言の履行推進委員会
「板門店共同警備区域の非武装化を積極的に推進」

登録:2018-06-16 06:17 修正:2018-06-16 07:22


「前日、北朝鮮が将官級軍事会談で提案した内容を積極的に受け入れる」

                    
イム・ジョンソク大統領秘書室長(中央)をはじめとした板門店宣言の履行推進委員会の委員らが今月15日午前、大統領府与民館で開かれた全体会議で話し合っている=大統領府写真記者団//ハンギョレ新聞社

 板門店(パンムンジョム)宣言の履行推進委員会が15日、北朝鮮が前日の将官級軍事会談で提案した板門店共同警備区域(JSA)の非武装化を、積極的に推進することにした。

 板門店宣言の履行推進委は、委員長のイム・ジョンソク大統領秘書室長の主宰で開かれた同日の会議で、このように決定したと、キム・ウィギョム大統領府報道官が伝えた。キム報道官は「昨日、南北将官級軍事会談で北朝鮮が非武装地帯の平和地帯化に向けた試験的措置として、JSAの非武装化を提案した」とし、「履行推進委員会はこれを積極的に推進する方針で、具体的な方策については共同警備区域を管轄する国連軍司令部と協議することにした」と述べた。
ソン・ヨンチョル記者(お問い合わせ japan@hani.co.kr)

今回は歴史上初めて首脳間で合意したということだ」「これまでとはまったく違った重みのある、後戻りできない合意を両国が行った

2018-06-15 | 「北朝鮮問題」の解決のために
米朝首脳会談
開始されたプロセスを成功させる国際社会のとりくみを

志位委員長が会見

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(写真)記者会見する志位和夫委員長=14日、国会内

 日本共産党の志位和夫委員長は14日、国会内で記者会見し、米朝首脳会談(12日)の結果に対する日本の一部の「具体性に乏しい」などの懐疑的、否定的論調に対し、「非核化と安全の保証を米朝が相互に約束し、朝鮮半島に永続的で安定した平和体制を構築することを宣言した今回の会談の持つ歴史的意義を見誤ったものだ」と述べました。

 志位氏は、長期の敵対や相互不信が強かった米朝間の歴史に触れ、「そういう両者が一回きりの会談で一挙に解決をはかることはどだい無理な話だ」と強調。トランプ米大統領が「プロセスの始まり」だと語ったことも指摘し、「合意を速やかに具体化していこうと両首脳が確認したということをふまえ、関係国・国際社会がこのプロセスを促進し、困難ではあっても成功を収めるまで粘り強く協力していく姿勢が大事だ」と主張しました。

 その上で、「過去の(米朝間の)同様の合意も覆されてきた」との議論にも「一言述べておきたい」として、今回と同様に「非核化」と「安全の保証」で合意した「米朝枠組み合意」(1994年)や6カ国協議の「共同声明」(2005年)はそれぞれ大使級や次官級・局長級の合意だったと指摘。「これまでと決定的に違うのは、今回は歴史上初めて首脳間で合意したということだ」「これまでとはまったく違った重みのある、後戻りできない合意を両国が行ったという歴史的意義をよく捉え、関係国・国際社会が協調して、この方向を実らせていく努力が必要だと思う」と語りました。

 記者団から、安倍晋三首相が北朝鮮との直接対話に意欲を示したことについて問われた志位氏は、「対話否定・圧力一辺倒の立場が破綻し、『100%ともにある』と言ってきたアメリカとも合わなくなったことで転換を余儀なくされた」と指摘しました。

 その上で、南北首脳会談で始まり、米朝首脳会談で方向が据えられたプロセスを日本政府としていかに促進し、いかにして北東アジアの平和秩序をつくり上げていくかというグランドデザイン(大構想)を持ってこの平和のプロセスに参加していくという姿勢が必要だと強調。「核・ミサイル、拉致問題、過去の清算という両国間の諸懸案を包括的に解決して、国交正常化をはかるという日朝平壌宣言(02年)をロードマップとして改めて据えて、いまからでも本腰を入れた対話を追求すべきだ」と表明しました。

「朝鮮半島問題における中国側の主張は筋道の立ったものであり、最終的には各国の支持を得られる」とした。

2018-06-15 | 「北朝鮮問題」の解決のために
外交部、米韓軍事演習停止発表は「相互停止」が実行可能と証明
人民網日本語版 2018年06月14日14:51

外交部、米韓軍事演習停止発表は「相互停止」が実行可能と証明

外交部(外務省)の耿爽報道官は13日「米側がこのほど米韓軍事演習の停止を発表したことで、中国側の『相互停止』提案が合理的、現実的で実行可能であることが証明された」と表明した。

耿報道官は「シンガポールでの朝米首脳会談の前から、朝鮮半島情勢には前向きな変化が生じていた。朝鮮側は核実験を停止し、米韓も軍事演習の問題で自制した。これは中国側の『相互停止』提案の事実上の実現だ」と指摘。

耿報道官は「トランプ米大統領は12日の記者会見で米韓軍事演習を停止すると表明した。これによって、中国側の『相互停止』提案が合理的、現実的で実行可能であり、各国の利益にかなうのみならず、各国の最も差し迫った安全保障上の懸念の解決にもなることが改めて証明された」と述べた。

さらに「朝鮮半島問題における中国側の主張は筋道の立ったものであり、最終的には各国の支持を得られる」とした。(編集NA)

「人民網日本語版」2018年6月14日

米国と韓国が軍事演習を中断しないのはとても遺憾」だと述べた。

2018-06-09 | 「北朝鮮問題」の解決のために
プーチン大統領「朝鮮半島問題における中ロの立場は一致する」
登録:2018-06-09 06:56 修正:2018-06-09 07:17

朝米会談を控え中ロ会談 
習主席、プーチン大統領に「友誼勲章」授与し蜜月を誇示 

                                        
上海協力機構(SCO)首脳会議の開幕を翌日に控えた今月8日、中国山東省青島市内に武装兵力が配置されるなど、警戒が強化された=青島/キム・ウェヒョン特派員//ハンギョレ新聞社

 朝米首脳会談を控え、中国の習近平国家主席とロシアのプーチン大統領が首脳会談を開き、朝鮮半島問題の行方を議論した。

 プーチン大統領は8日、北京に到着し、習主席に会って「朝鮮半島とイランの核問題などの共同関心事案について意見を交換した」と「中国中央テレビ」(CCTV)など中国官営メディアが報道した。習主席はプーチン大統領に、中国政府が外国人に与える最高栄誉である「友誼勲章」を授与し、緊密な関係を誇示した。プーチン大統領は会談後、「北朝鮮と最近接触した結果、平壌(ピョンヤン)が(非核化に向けた)建設的な作業に乗り出す意思があることを確認した。ロシアと中国は朝鮮半島の平和と安定に関心を持っている」と述べたと、ロイター通信が報じた。

 プーチン大統領は訪中前、中国メディアに「完全な非核化のためには自国の安保に対する完璧な保証が必要だと訴えている北朝鮮指導部を理解する。米国と韓国が軍事演習を中断しないのはとても遺憾」だと述べた。また、「朝鮮半島問題と関連した我々(中ロ)の立場はとても近いか、完璧に一致するが、後者の方が当てはまるだろう」と付け加えた。

 中国とロシアは、非核化過程に米国の見返りが伴うべきという北朝鮮の「段階的・同時的」解決策を支持してきた。最近、北朝鮮の経済視察団が中国諸地域を訪問するなど、中国は非核化の意志を明らかにした北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長の経済協力要求に応えてきた。プーチン大統領も9月に極東開発をテーマにウラジオストックで開かれる東方経済フォーラムに金委員長を招待した。

 行事が終わった後、両首脳は高速鉄道に同乗して天津に移動し、中ロ友好行事に出席した。彼らは9日から両日間開かれる上海協力機構首脳会議の日程を消化する予定だ。今回の会議は昨年、インドとパキスタンの加盟が確定してから、初めて開かれる定例首脳会議だ。中国とロシアが主導し、中央アジアの国々が参加する多国間安保協議体である上海協力機構は“宿敵”関係にあるインドとパキスタンが共に参加したことを大きな成果として挙げている。ドナルド・トランプ米国政府が中国とロシアを敵対的競争国と規定すると共に、「インド-太平洋」概念を掲げて圧力を強化している中、インドが中ロと協力チャンネルを整えた点も注目される。
青島/キム・ウェヒョン特派員(お問い合わせ japan@hani.co.kr)

南北関係の和解が急速に進むにつれ、北朝鮮メディアとの交流を再開しようとする韓国メディア各社の動きが活発になっている。

2018-06-06 | 「北朝鮮問題」の解決のために
韓国マスコミ、「平壌支局の設置」に向け動き出した
登録:2018-06-06 06:13 修正:2018-06-06 07:52

聯合ニュース・KBSなど北朝鮮と接触急ぐ 
支局申請したメディア、二桁に達する 
「歪曲報道など防ぐために必要」との指摘も 
政府、開城に簡易プレスセンターの設置を検討

                                    
                    南北首脳会談を2日後に控えた4月25日午後、光州東区錦南路に掲げられた統一旗が風に翻っている/聯合ニュース

 南北関係の和解が急速に進むにつれ、北朝鮮メディアとの交流を再開しようとする韓国メディア各社の動きが活発になっている。北朝鮮に対する歪曲報道と誤報を防ぐためにも、定例的会合と北朝鮮現地へのジャーナリストの派遣が急がれるという声が高まっている。

 南北メディア交流の先頭に乗り出したのは「聯合ニュース」と「韓国放送」(KBS)などだ。両社は2002年、北朝鮮の「朝鮮中央通信」や「朝鮮中央テレビ」などとは協力契約を結び、コンテンツ交流と共同制作を行ったことがある。6・15共同宣言実践南側委員会メディア本部共同代表のチョン・イリョン聯合ニュース統一メディア研究所設立推進団長は「金大中(キム・デジュン)、盧武鉉(ノ・ムヒョン)政権時代、南北のメディアが交流していた当時は情報に直接接して確認できたため、北朝鮮に対する推測報道や歪曲記事が少なかった」とし、「ひとまず南北のジャーナリストらの定例的な会合が重要だ」と強調した。このため、彼は「政府が道を開き、環境を整えなければならない。メディア交流を南北会談で正式議題にすべき」だと話した。

 聯合ニュースは平壌支局の設置に向け、全社をあげて乗り出している。聯合ニュースは「南北基本合意書」を締結した1991年12月、平壌(ピョンヤン)駐在員2人を派遣する予定だったが、南北関係が急速に冷え込み、水泡に帰した経験がある。KBSも平壌支局の設置や映像交換、共同製作などのため、北朝鮮との接触を急いでいる。パク・チャンウクKBS南北交流協力団長は「北側との交流のため、過去のチャンネルを復旧し連絡したが、『12日の朝米会談後に会おう』と言われた」と明らかにした。北朝鮮には難視聴地域が多いため、衛星放送のKTスカイライフの動きも関心を集めている。スカイライフは、国内企業が開城(ケソン)工団に入る際、南側の放送を見るためのコンバーター約100個を設置したことがある。

 現在、平壌に進出しているのは米国のAP通信やフランスのAFP通信など海外メディアだけだ。「朝鮮半島の情報主権」が失われ、間接的経路でしかニュースに接することができない韓国メディアにとっては平壌支局が長年の夢であり、誰が一番先に旗を掲げるかに注目が集まっている。統一部側は平壌支局を申請したと申告した韓国マスコミはこれまで二桁に達すると明らかにした。(支局を設置する)マスコミを選ぶのは北朝鮮側だ。

 東西ドイツ統一の過程で、言論人交流などを通じて相手の問題を客観的に報道し、刺激的な表現を自制したドイツの事例が、現在韓国の状況に参考になるという指摘もある。キム・ヨンウクKAIST科学ジャーナリズム大学院研究教授は「西ドイツの公営放送は、東西ドイツ問題を扱う時事番組を制作し、正確な理解に役立てた。特に友好的だったり親統一的な記事ではなく、対立する懸案もジャーナリストとしてありのまま正確に報じることを最優先視した」と指摘した。彼はさらに、「西ドイツ政府が西ドイツメディアの東ドイツへの進出に大きな比重を置いて交渉に臨んだように、韓国政府も南北言論人の交流に積極的に乗りだすべきだ」と話した。

 放送通信委員会傘下の南北放送通信交流推進委員会委員長のピョ・チョルス常任委員は「朝米首脳会談が終わったら、南北放送・通信交流に向けた窓口を開設できるよう努力する」と話した。言論振興財団も今後、企画・共同取材の支援と南北共同連絡事務所が設置される開城に簡易のプレスセンターを開設する案を検討している。
ムン・ヒョンスク先任記者(お問い合わせ japan@hani.co.kr )

「あなたに会うことをとても楽しみにしていたが、最近のあなたたちの発言に示された極度の憤りとあからさまな敵意のため、残念ながら現時点で会談を行うのは不適切と感じる」

2018-05-25 | 「北朝鮮問題」の解決のために
正恩氏との会談中止表明 「現時点で不適切」=トランプ氏

2018/05/25 00:19


【ワシントン聯合ニュース】トランプ米大統領は24日(米東部時間)、来月12日に予定されている北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長(朝鮮労働党委員長)との首脳会談を取りやめる方針を表明した。トランプ氏が金氏に宛てた書簡をホワイトハウスが公開した。

                    
                     トランプ氏(左)と金氏(コラージュ)=(聯合ニュース)

 非核化問題を巡る世紀のイベントとして注目された会談が開催直前に中止となり、朝鮮半島情勢は再び重大な危機を迎えることになった。

 書簡では「双方が長らく望んでいた会談に関連し、時間や忍耐、努力を示したことに感謝する」としながら、「あなたに会うことをとても楽しみにしていたが、最近のあなたたちの発言に示された極度の憤りとあからさまな敵意のため、残念ながら現時点で会談を行うのは不適切と感じる」と記した。その上で「シンガポールでの会談は開かれない」とした。

 また、「あなたは核の能力を誇示しているが、我々のものの方が強大なため、私は(我々の核能力が)絶対に使用されないことを神に祈っている」とけん制。「北朝鮮は永続的な平和と繁栄、富への偉大なチャンスを失った」とし、「この『失ったチャンス』は歴史に残る悲しい瞬間」と記した。

 一方でトランプ氏は、「この重要な会談に関連し、考えが変われば、いつでも私に電話をするか、手紙を送ってほしい」と表明。「いつかあなたに会うことを期待している」として、拘束していた米国人3人を解放したことに触れ、「ありがたく思っている。美しいジェスチャーだった」と評した。

kimchiboxs@yna.co.kr

米韓軍事演習や「国防授権法修正案」:アジアの平和に役立たない、アメリカは相変わらず侵略者の理論!

2018-05-16 | 「北朝鮮問題」の解決のために

米下院軍事委「在韓米軍は少なくとも2万2千人を維持」
登録:2018-05-15 21:47 修正:2018-05-16 07:13


「トランプ、不確実性引き起こしている中で 
同盟にパートナーであることを示す必要がある」

                   
昨年11月に訪韓したドナルド・トランプ米大統領が、京畿道平沢のキャンプ・ハンフリーズ基地の米8軍司令部状況室で記念撮影を終え、ビンセント・ブルックス在韓米軍司令官と握手している=共同取材団//ハンギョレ新聞社

 在韓米軍の規模を少なくとも2万2000人以上に維持しなければならないという内容を盛り込んだ国防授権法修正案が、最近下院軍事委員会を通過したことが14日(現地時間)、確認された。朝米首脳会談などを契機に、在韓米軍縮小論議が起きることに対するワシントン主流の憂慮を反映したものと見られる。

 下院軍事委所属のルーベン・ガリエーゴ民主党議員は、報道資料を通じて「軍事委は地域の平和と安定を維持するという趣旨で、予測可能な未来のために在韓米軍の強固な駐留を約束する2019会計年度国防授権法修正条項を9日夜通過させた」と明らかにした。

 ガリエーゴ議員は、自身が提案した修正条項が「国防に必要で地域同盟の安保を重大に侵害しないという国防長官の認証なしには、在韓米軍を2万2000人以下に縮小しないこと」だと説明した。彼は「ドナルド・トランプ大統領と世界情勢が大きな不確実性を引き起こしている状況で、友邦と同盟に米国が献身的パートナーであることを示す必要がある」と強調した。さらに「私たちが朝鮮半島とその他の地域で公正で持続的な平和を模索しているなかで、世界の自由市民の団結を米国の最大の長所であると信じている軍事委すべての同僚議員を誇らしく思う」と付け加えた。

 公式的な在韓米軍の規模は2万8500人だ。修正条項に「2万2000人」という数字が出てくるのは、循環配置と交代にともなう変動性を勘案したものと見られる。国防授権法は、議会が勧告する国防分野の政策指針を含んでおり、法案は上下院間の調整と合意の下に最終確定する。ガリエーゴ議員の地方区であるアリゾナ州は、THAADメーカーのロッキード・マーティンをはじめ防衛産業関連企業が密集した地域だ。
ワシントン/イ・ヨンイン特派員 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )

朝米共にシンガポールは馴染みのある外交舞台だ。両国がときおりこちらで外交接触をしてきたためだ。

2018-05-12 | 「北朝鮮問題」の解決のために

金正恩とトランプは“なぜ”シンガポールを選択したのか
登録:2018-05-11 22:23 修正:2018-05-12 08:07



中立性・移動距離・治安・宿泊など考慮し、無難な代案 
平壌は過度な譲歩、板門店は象徴性ゆえに選択されず 
米国メディア、「金正恩を板門店の外に引き出したことはトランプの勝利」

                    
2008年7月、シンガポールで開かれたアセアン地域フォーラム全体会議に参加したパク・ウィチュン北朝鮮外相の前を、コンドリーザ・ライス当時米国務長官が通り過ぎている=資料写真//ハンギョレ新聞社

 ドナルド・トランプ大統領と金正恩(キム・ジョンウン)北朝鮮国務委員長の選択は、結局“シンガポール”だった。北朝鮮にも米国にも友好的な関係を維持してきたシンガポールの中立的位置、二人の指導者の移動距離、現地の治安・宿泊・マスコミのアクセシビリティなどさまざまな要素を考慮した結果と見られる。

 トランプ大統領が3月初め、金正恩(キム・ジョンウン)委員長との史上初の朝米首脳会談に応じる意向を明らかにして以来議論されてきた候補地は、平壌(ピョンヤン)▽板門店(パンムンジョム)▽シンガポール・モンゴル・スイスなど第3国の三通りだった。このうち北朝鮮は平壌を、韓国は板門店を好んだという。しかし、平壌開催は北朝鮮に対する「過度な譲歩」という理由で、板門店開催は北朝鮮核廃棄より平和協定の締結により重きが置かれることになるという“象徴性”ゆえに選択されなかった。ニューヨークタイムズは10日、「金正恩委員長を、象徴的ではあるが政治的に問題の素地がある非武装地帯(板門店)の外に引き出して、シンガポールを選択したことはトランプ大統領の小さな勝利」と指摘した。

 第3国のうちでは、早くからシンガポールが最有力候補地に選ばれてきた。シンガポールは1966年に米国と、1975年には北朝鮮と国交正常化し、その後朝米双方と友好関係を維持してきた“中立地帯”だ。金永南(キム・ヨンナム)最高人民会議常任委員会委員長は、毎年友好国シンガポールの祝日(8月9日)に合わせて祝電を送っている。米国はもちろん北朝鮮もここに職員4人が駐在する小規模な大使館を開いている。北朝鮮の国民はシンガポールにノービザで入国できる。

 シンガポールで朝米首脳会談を受け入れられる会談場としては、毎年アジア安保会議(シャングリラ会議)が開催されるシャングリラホテル、マリーナベイサンズ、セントーサ島が挙げられる。ハンギョレが11日、現地のホテルに来月12日の首脳会談前後に客室予約を試みた結果、シャングリラホテルは「3泊以上は可能だが、1~2泊の予約は不可能」と返答した。このホテルのスタッフは「たまにイベントがあると、このようなやり方で予約を受ける」と話した。確認されてはいないが、朝米会談と関連しているのではないかという推定も可能だ。 2015年11月、66年ぶりに初の両岸首脳会談を開いた中国の習近平国家主席と馬英九台湾総統もシャングリラホテルを会談場に利用した。

 マリーナベイサンズホテルも所有主のシェルドン・アデルソンがトランプ大統領と親しい間柄であるため、会談の場に利用される可能性がある。アデルソンは11月の米国中間選挙を控え、共和党に巨額を寄付したという。

 朝米首脳らは、ひとまず1日の会談をすることにしたが、マイク・ポンペオ米国務長官は日程が1日増える可能性があると述べたことがある。トランプ大統領は来月8~9日にカナダで開かれる主要7カ国(G7)首脳会議に出席するが、すぐにシンガポールに来るなら宿泊をする可能性もある。両首脳がホテルの代わりに別途のコンベンションセンターなどを会談場に使う場合もある。

 朝米共にシンガポールは馴染みのある外交舞台だ。両国がときおりこちらで外交接触をしてきたためだ。2008年、6カ国協議の合意履行をめぐる意見の相違の調整のために、クリストファー・ヒル当時米国務部東アジア太平洋次官補とキム・ケグァン北朝鮮外務省副相が、4月と12月にそれぞれシンガポールの米国大使館で会った。その年の7月、コンドリーザ・ライス当時国務長官がパク・ウィチュン外相に会ったのもシンガポールだった。オバマ行政府の「戦略的忍耐」期間である2012年8月と2015年1月にも両国はシンガポールで1.5トラック、または2トラック対話を行った。

 会談の場所がシンガポールに決まった以上、金正恩委員長は飛行機で現地に移動するものと見られる。シンガポールと平壌は4800キロメートル程度離れていて、金委員長の専用機であるオオタカ1号(旧ソ連製イリューシン)(IL)-62M・航続距離1万キロメートル)の利用に大きな無理はない。金委員長は7~8日に習近平国家主席と2回目の首脳会談のために、中国の大連に行く際に専用機を利用した。シンガポール飛行のための予行演習だった計算だ。金委員長の祖父である金日成(キム・イルソン)主席は、1965年にインドネシアのバンドンで開かれた非同盟諸国会議出席のために6時間を超える長距離飛行をしたことがある。

 ニューヨークタイムズは「両国が米国、韓国、モンゴル、ベトナム、あるいは太平洋の米海軍艦艇など多くの潜在的会談場所に関して討論し、“政治的イシュー”と金委員長が北朝鮮の危険な飛行機に乗って遠距離を飛行できるかのような“実用的考慮”の間で均衡を合わせた」と指摘した。ジョセフ・ユン元米国務省対北朝鮮政策特別代表もこの新聞とのインタビューで「北朝鮮は板門店を好んだだろう。しかし、シンガポールは治安が安定したところだ。激しいデモ隊がいない」と話した。シンガポールは、世界の主要放送局がアジア支局を運営している重要な“メディアハブ”なので、トランプ大統領が会談の成果を精一杯に誇りうる最適な場所でもある。金正恩委員長も、4・27南北首脳会談を取材する記者たちに「よろしく頼む」と話すなど、マスコミ対応センスを誇ったことがある。
キル・ユンヒョン、キム・ミナ記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )

両首脳は、朝鮮半島にこれ以上戦争はなく、新たな平和の時代が開かれたことを8千万韓国民族と全世界に厳粛に宣言した。

2018-04-27 | 「北朝鮮問題」の解決のために
[全文] 「朝鮮半島の平和と繁栄、統一に向けた板門店宣言」
登録:2018-04-27 20:28




文在寅大統領と北朝鮮の金正恩国務委員長が27日、板門店の平和の家の前で板門店宣言に署名した後握手している//ハンギョレ新聞社

大韓民国の文在寅大統領と朝鮮民主主義人民共和国の金正恩国務委員長は、平和と繁栄、統一を願う全同胞の一途な志向を込め、朝鮮半島で歴史的な転換が起きている意味深い時期に、2018年4月27日、板門店の平和の家で南北首脳会談を行った。

両首脳は、朝鮮半島にこれ以上戦争はなく、新たな平和の時代が開かれたことを8千万韓国民族と全世界に厳粛に宣言した。

両首脳は冷戦の産物である長年の分断と対決を一日も早く終息させ、民族的和解と平和繁栄の新しい時代を果敢に開き、南北関係をより積極的に改善し発展させていくべきだという確固たる意志を込めて、歴史の地・板門店で次のように宣言した。

1.韓国と北朝鮮は、南北関係の全面的で画期的な改善と発展を成し遂げ、断絶した民族の血脈をつなぎ共同繁栄と自主統一の未来を繰り上げる。

南北関係を改善して発展させることは、すべての同胞の一途な願いであり、これ以上先送りできない時代の切迫した要求だ。

(1)南と北は、わが民族の運命は自ら決定するという民族自主の原則を確認し、すでに採択された南北宣言とすべての解放を徹底的に履行することで、関係改善と発展の転換的局面を切り開いていくことにした。

(2)南と北は、高官級会談をはじめとする各分野の対話と交渉を早期に開催し、首脳会談で合意された問題を実践するための積極的な対策を打ち立てていくことにした。

(3)南と北は、当局間協議を緊密に行い、民間交流と協力を円満に保障するために、双方の当局者が常駐する南北共同連絡事務所を開城地域に設置することにした。

(4)南と北は、民族的和解と団結の雰囲気を高めていくために、各界各層の多面的な協力と交流往来と接触を活性化することにした。

内部では6.15をはじめ、南と北双方に意義がある日を機に、当局と国会、政党、地方自治体、民間団体など各界各層が参加する民族共同行事を積極的に推進し、和解や協力の雰囲気を高揚させ、外部では2018年アジア競技大会をはじめ、国際試合に共同で進出し、民族の知恵と才能、結束した姿を全世界に誇示することにした。

(5)南と北は、民族分断によって発生した人道問題を早急に解決するために努力し、南北赤十字会談を開催して離散家族・親戚の再会を含む諸問題を協議し、解決していくことにした。

さしあたって、8.15を機に離散家族・親戚の再会を進めることにした。

(6)南と北は、民族経済の均衡的発展と共同繁栄を実現するために、10.4宣言で合意された事業を積極的に推進し、1次的に東海(トンヘ)線と京義(キョンウィ)線鉄道と道路を連結し現代化して活用するための実践的対策を取ることにした。

2.南と北は、朝鮮半島で対立する軍事的緊張状態を緩和し、戦争の危険を実質的に解消するために共同で努力する。

(1)南と北は、地上や海上、空中をはじめすべての空間で軍事的緊張と衝突の根源となる相手に対する一切の敵対行為を全面的に中止することにした。

さしあたって、5月1日から軍事境界線付近で拡声器放送とビラ散布を含むすべての敵対行為を中止し、その手段を撤廃し、今後非武装地帯を実質的な平和地帯に作っていくことにした。

(2)南と北は、西海の北方境界線一帯を平和水域とし、偶発的な軍事的衝突を防止し、安全な漁労活動を保障するための実際的な対策を打ち立てていくことにした。

(3)南と北は、相互協力と交流、往来と接触が活性化することによる様々な軍事的保障対策を取ることにした。

南と北は双方の間で提起される軍事的な問題を遅滞なく協議・解決するために、国防部長官会談をはじめとする軍事当局者会談を自主開催し、5月中にまず将官級軍事会談を開くことにした。

3.南と北は、朝鮮半島の恒久的で堅固な平和体制構築のために積極的に協力する。

朝鮮半島の非正常な現在の停戦状態を終息させ、確固たる平和体制を樹立するのは、これ以上先送りできない歴史的課題である。

(1)南と北は、いかなる形の武力も互いに使用しないときに対する不可侵合意を再確認し、厳格に遵守していくことにした。

(2)南と北は、軍事的緊張が解消され、互いの軍事的信頼が実質的に構築されることによって、段階的に軍縮を実現していくことにした。

(3)南と北は、停戦協定締結65年になる今年、終戦を宣言し、停戦協定を平和協定に転換し、恒久的で堅固な平和体制構築に向けた南北米3者または南北米中4者会談の開催を積極的に推進していくことにした。

(4)南と北は、完全なる非核化を通じて、核のない朝鮮半島を実現するという共同の目標を確認した。

南と北は、北朝鮮側が取っている主導的な措置が朝鮮半島の非核化に向けて非常に有意義で重大な措置であるという認識を共にし、今後それぞれ自分の責任と役割を果たすことにした。

南と北は、朝鮮半島の非核化に向けた国際社会の支持と協力に向けて積極的に努力することにした。

両首脳は定期的な会談と直通電話を通じて、民族の重大事を頻繁に真剣に議論し、信頼を強固にして、南北関係の持続的な発展と朝鮮半島の平和と繁栄、統一に向けた良い流れをさらに拡大していくために、共に努力することにした。

さしあたって、文在寅大統領は今年秋に平壌を訪問することにした。

2018年4月27日
板門店
大韓民国大統領 文在寅
朝鮮民主人民共和国国務委員会委員長 金正恩
キム・ボヒョプ記者(お問い合わせ japan@hani.co.kr )

南北は朝鮮半島で先鋭化する軍事的緊張状態を緩和し、戦争の危険を実質的に解消するため共同で努力していくことを決めたと説明した。

2018-04-27 | 「北朝鮮問題」の解決のために
南北首脳が共同宣言採択 「朝鮮半島にこれ以上戦争ない」


2018/04/27 19:04

【高陽聯合ニュース】韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領と北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長は27日、軍事境界線がある板門店の韓国側施設「平和の家」で会談後、「朝鮮半島の平和と繁栄、統一に向けた板門店宣言」を採択した。宣言は「朝鮮半島にこれ以上戦争はない」と言明した。


                    
午後の会談前、「徒歩の橋」で話し合う文大統領(左)と金委員長=27日、板門店(聯合ニュース)

 また、「新しい平和の時代が開かれたことを8000万人のわが民族と世界に厳粛に闡明(せんめい)した」として、南北は朝鮮半島で先鋭化する軍事的緊張状態を緩和し、戦争の危険を実質的に解消するため共同で努力していくことを決めたと説明した。

kimchiboxs@yna.co.kr