もっちゃんの探歩三昧

歴史探訪や仏像鑑賞、友人との交友をタイムリーに投稿します

出羽三山Ⅱ 湯殿山

2021年10月21日 | 歴史探歩

いよいよ出羽三山詣りが始まる。
最初は奥の院とも称される「湯殿山」をお参りする。

ガイドの案内で「月山」や「鳥海山」などの山並みを遠望して間もなく、いきなり朱塗りの大鳥居前の駐車場に着いた。

出羽三山縁起
 第32代崇峻天皇が敵対する蘇我馬子に暗殺されると、崇峻天皇の子:蜂子皇子は政争を恐れて東北の地に逃れ、羽黒山と月山を593年丑年に開山したとされる。さらに12年後の605年には湯殿山を開山したことから、出羽三山として人々の信仰を集め、丑年のお参りを「丑年御縁年」と特別の年として崇めてきました。
 長らく仏教寺院として庶民の信仰を集めてきましたが、明治政府の発した廃仏毀釈により、湯殿山神社へと神道への転換を余儀なくされました。因みに御祭神は「大山祇命」「大己貴命」「少彦名命」の三神。

 

駐車場からは小型のシャトルバスに乗り換えて参道を登り湯殿山本宮を目指す。

 

丑年の開山なので牛なのでしょうが、建物と言い、この牛の像と言い、荘厳な雰囲気を感じない。
「語るなかれ、聞くなかれ」と伝わる、修験道の聖地らしくない佇まいは何故。

奥の細道紀行で訪れた松尾芭蕉は、霊山の神秘さに感動して下の句を残したと伝わるが…
「語られぬ 湯殿にぬらす 袂かな」

 

ありがたいご神体は、この山裾を流れる梵字川の流れのほとりに鎮座している。

 

訪れたこの地はすでに紅葉が始まっていた。

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