萬蔵庵―“知的アスリート”を目指すも挫折多き日々―

野球、自転車の旅、山、酒、健康法などを徒然に記載

バリ島 ガルーダ

2008年01月26日 | その他旅行

<ガルーダの石像。赤い花はミスマッチと思うのだが・・・>

 バリ島に来るとこのガルーダというのがあちこちで石像となったり、絵画となったり、あるいは踊りでも衣装をつけて出てくる。いやでも目にする存在である。ガルーダはインド神話に出てくる聖鳥だ。以下、Wikipediaから引用。

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その一族はインド神話において人々に恐れられる蛇・竜のたぐい(ナーガ族)と敵対関係にあり、それらを退治する聖鳥として崇拝されている。これは、インドにおいて猛禽類や孔雀は蛇を食べると解釈されていたことによるものらしい。<中略>基本的には人間の胴体と鷲の頭部・嘴・翼・爪を持つ、翼は赤く全身は黄金色に輝く巨大な鳥として描かれる。

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ようはガルーダは“正義の味方”なのだ。バリ島だけでなく、インドからインドネシア、タイなども含めた広範囲に渡って人気のある聖鳥だ。イスラム教国であるインドネシアや仏教国のタイにおいても国威の象徴とされ、国章とされているし、さらにインドネシアの国営航空会社は「ガルーダ・インドネシア航空」というネーミングである。たしか、尾翼にもそれと解るデザインが施されていたと思う。また、日本においても“烏天狗”はこのガルーダの末裔と言われている。

 筋肉隆々の仁王様が空も飛べる、といった印象だ。将棋で言えば「飛車」が成って「竜王」になるが如し。その行動力は「王」より上だ。男子たるものその能力に憧れぬはずはない。子供の頃夢中になった、ゴジラやウルトラセブンに近いものがある。

もちろん、小生もひと目で気に入った。バリ島出発の際も、ガルーダの絵を利用させてもらったぐらいだ。(下図)



 惜しむらくは上記の石像以外にもあちこちにあったガルーダ像、絵画などをキッチリと写真に収めて来なかったことだ。日中から酒を呑んでボーっとする旅の効能は認めるが、ここらあたりの“甘さ”を帰国してから悔やんでしまう。上手な旅をする上での今後の課題だネ。
コメント
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