みつばやま小零庵だより

宇宙の塵、その影のような私ですが、生きている今、言葉にしたいことがあります。

奇跡の春

2016-02-21 13:34:59 | 暮らし
飼犬ユキの散歩をしていた朝、近くの林から オケッ ケキョケッ もしかしてあれは・・ 立ち止まり耳を澄ましていたら ケッキョ ケキョ オケキョ 間違いありません、鶯の初鳴きです! 不器用な覚束ない鳴きっぷりですが、日に日に上達することでしょう。 コジュケイは チョットコイ チョットコイ と昨日から賑やかです。ホオジロは数日前に梢で イッピツケイジョウ とのたまわっていました。囀りの一番手のシジュウカラは、立春の頃から ツピー ツピー と繰り返しています。



当庭の木瓜もふっくらと開き始めました。季節が巡り春が来るのは当然と思っていましたが、原発事故が起きたり、戦争の時代を実感したり、老年となって病気が増えてきたりすると、新しい春との出会いが奇跡のようにも感じられてきます。

昼過ぎ、図書室の本の貸借のため中央公民館へ行きました。ロビーにはたくさんのお雛さまが飾られていました。地元の幼稚園の園児たちの紙雛はあどけなく、人形作りの同好会による見事な作品には目を奪われました。傍らで着物姿のお茶人の皆さまがお菓子(黄身しぐれ)と抹茶(白寿)を出してくださいました。代金わずか百円! とても美味しかったです。