怒髪天 磔磔ワンマン

2011-12-14 11:13:38 | Weblog


昨夜は、京都・磔磔にて、

怒髪天ワンマンライヴ、

「水島さん還暦の宴」を見に行った。

いつもながら怒髪天最高。

平日なのにお客さんはぎゅうぎゅうの満員。

みんな怒髪天Tシャツを着ている。

今回は、磔磔のボス・水島さんの還暦祝いライヴの最終日ということで、

アンコールでは水島さんドラムで

憂歌団の「いやんなった」をやっていた。

増子、歌うまい!友康、アコギもすごい上手い。

坂さんブルース・ハープ才能ある(笑)。

シミーは余裕の微笑み。

新鮮で、とてもよかった。

「祭り」ということで”フェスでしかやらない曲”もやってたし、

大満足のいいライヴだった。

俺はライヴ終了後、あつかましくも打ち上げに参加させてもらい、

久しぶりにみんなとゆっくり話が出来て、

なんだか本当に夢のように楽しかった。

本当に・・・昔と全然変わらない奴ら。

「青の季節」の中で増子が言ってるけど、

俺達は

「同じ夢を見ていたことも確かにあった」のだ。

いつもいつも元気付けられてばかりだ。

心から彼らに感謝したい。


そういえば・・・なんだけど。

ライヴを見ていた最中に、ふと、

となりに佐治が立っている気配のようなものがあった。

気のせいなんだろうけど、

でも何だか懐かしくて嬉しかったよ。

増子にそのこと言うの忘れてたな。


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無題

2011-12-11 11:24:16 | Weblog




いくつかの

日付変更線を越え、月食を越え

トランジスタ・ラジオと真空管アンプの谷間を通り抜け、

大成功と大失敗の合間に、

幾千もの書籍の荒野に、

音速で駆け抜ける感情の到達点に、

夏と冬との繰り返しのさなかに、

あの海中の静けさの中に。


人生はまるで、ケルアックの「路上」である。


いや、それとも

「ブリジット・ジョーンズの日記」か?


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地球型惑星発見

2011-12-06 19:05:37 | Weblog




太陽系から600光年離れた所に、

地球に非常に良く似た惑星が発見されたそうだ。


しかし、望遠鏡で見ただけで、

「液体の水」の存在とか気温までわかるなんてね。


「地球を捨てて移住」みたいな、

古典SFみたいなことがつい、頭に浮かぶのだが。

600光年先ってね、アータ。

「光の速度で600年かかる距離」ってことで。


”質量を持つ物質は光速に達することはない”。

・・・ってことはどうしたって我々はその惑星に、

到達出来ないってことである。

「光速に達したって無理」なのだから。

「ワープ」だとか、「亜空間航行」だとかSF世界では常識だけど、

ああいうのが実現する、とは

なかなか俺には思えない。

(夢のないこと言うけどさ。)




大体、望遠鏡で今見えてるその光景だって、

600年前のものなんだぜ。

・・600年くらい、惑星環境にとっては

どうってことないか。


むむむ・・・しかし、行ってみたいなぁ。

もしかして行ってみたらさ、


「惑星ソラリス」みたいに、海がひとつの

知的生命体だったりして。

もしくは

もしくは、「2001年宇宙の旅」みたいに、

モノリスがぽつんと立っていたりして。

もしくは

行ってみたらそこは、地球だったりして。

全く同じアナタや俺が、

何食わぬ顔して暮らしていたりしてね。






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続き

2011-12-06 09:20:47 | Weblog



昨日の日記は出かける前に急いで書いたものなので、

あとからいろいろと思うことがあったので付記することにした。


「グラス・オニオン」はメタフィクションについての歌、なのではなかろうか。

「ストロベリー・フィールズ」についての言及や、

「レディ・マドンナ」、「フール・オン・ザ・ヒル」といった、

”自分たちで作り出した虚構”を、物語の外から眺めている。

きわめつけが共同制作者である、

ポールの名前を出しての「内幕ばらし」である。

この手法を「メタフィクション」と呼ばずして何と呼ぼう。

ジョンはきっと、確信犯的にやっている。


しかし、俺は昔から・・・ポールの曲の中に、ちょっと苦手だな・・

と思ってしまうものがいくつか、ある。


「オブラディ・オブラダ」なんか名曲なんだけど、ちょとだけうんざりする。

いや、好きでもあるんだが、能天気さが鼻につく時もある。

このアルバムだと他に、「ハニー・パイ」とか。

優等生的いうか・・・もちろん、好きなものも多いが。

それに、これはポールの曲だ、って思い込んでるだけかも知れない。

真実は、本人たちにしか、わからないのだし。

しかし「ブラック・バード」みたいなすごくいい曲を、

最終的に一人で引き語るヴァージョンにしかできなかったったことが、

ポールの(悪い意味での)ウォラス性・・みたいなのを物語っていると

思うのだが。「ウォラス性」というのは・・・・・・

要するに「鍋奉行」ってことだ(違うか?)。


俺はやっぱりジョンが好きだな。

1980年に、殺されたのがもしもポールの方だったら・・・

どうだったんだろうな。

「もし」は、ないんだけどさ。

それにしても、「ヤー・ブルース」は重要な曲だと、つくづく思う。

カートの

I HATE MYSELF AND I WANT TO DIE

の精神的な原型ではないか。

でも陰隠滅滅してるだけでなく、

「OOH GIRL,YOU KNOW THE REASON WHY」

というオチ?みたいな、色っぽさもある。

「レヴォリューション」のゆっくりヴァージョンもすごくいい。

「サヴォイ・トラッフル」の粋で、かっこいいこと。

これってジョージの曲だったのか?むむむ・・・ジョージ、すごい。


レヴォリューションNO・9も、ちょっと長いけど、楽しめる。

こういう「ポップミュージックからのはみだし」みたいなのは、

アーティストなら、あって当然だと思う。

こういうのを聴くと、

ロックも意外と型にはまり過ぎてるかもしれない・・・と思う。


最後に。

CDのスリーブに、この当時の彼らの写真が何枚か載っていた。

考えてみたらビートルズって、

四人がけっこう、同じ時代に同じような格好してるよね。

もちろん、周囲とは全然違うんだが。

この「(通称)ホワイト・アルバム」の頃って、

もう少しずつ仲が悪くなってきてるんじゃないかと思うんだが

それでも、同じくらいの髪の長さだ。

「ふん、俺だけ一人で坊主頭にしてやるぜ」みたいなことは

思わなかったんだな。


何となくそれが、微笑ましい。








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ホワイト・アルバム

2011-12-05 10:13:58 | Weblog

俺は、レコードとかCDとか、

そんなにたくさん持ってるようなタイプじゃない。

ロックとか、音楽の知識も、相当に偏ってる。

でも昔・・・「ホワイト・アルバム」は持ってたんだ、

確か二枚組みのレコードで。

ずいぶん聴き込んだものだった。

でもいつのまにか失くしてしまった。

誰かに貸したのだろうと思う。

それで、おととい、何の気なく、CDで「ホワイト・アルバム」を

買いなおして・・・・・・・

聴いてみて、その豊穣さに圧倒されてしまった。

それに、何だか以前は聴こえなかった音が聴こえる・・

と思ったら、やっぱり「リマスター盤」だった。

しかし、それだけではない。

これを聴き込んでいた20代前半の頃より、今の方が

確実に、「ビートルズ」に対して知識と、愛情と、

親近感を持っているのだ。

膨大な数のインタヴューを読んだし、

歌詞で何を言っているのかも、理解した部分が多い。

それと、後で知ったいろんな事実。

ジョージ・マーティンが辛そうに語る

レコーディングの思い出話とか・・・・。

昔は考えなかったようなことも考える。

当たり前すぎて馬鹿みたいなのだが、

「ホワイル・マイ・ギター・ジェントリー・ウイープス」

で「紳士的に泣いている」のは、弾いている人間なのだ。

ジョージ・ハリソンが泣いているのだ、裏切りの恋に。

昔はそんなこと、「我が事」として考えなかった。

「グラス・オニオン」でジョンが「ウォラス ワズ ポール」

と吐き捨てるように言ってるのも、今聴くと寒気がするほど凄い。

でも後のソロ作の中で、「アイ ワズ ザ ウォラス」

と言い直してるんだよな・・・とか。

昔に、かなり聴き込んだはずなのに、

全然理解せずに聴いていたんだなぁ・・・。

それでも、そんな聴き方でもこのアルバムは俺の中で

血肉になっている・・・とも思うのだった。



しかし、これって本当は「無題」のはずだよね。

帯に「ホワイト・アルバム」って印刷するのも、どうなんだか。



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最強ビザール、復活。

2011-12-03 20:49:42 | Weblog

俺は自分でギターを改造したりするタイプではない。

・・しかし、この改造は衝動に駆られて、自分でやった。


20年以上前、大阪で

「フォア・ローゼズ」というブルース・バーの常連だった頃、

店主の白井さんに譲ってもらった「LAKE」というブランドの、

ビザールのピックギターに、

(ピックギターというのは、ピックアップが全く付いていない

F穴のアコースティックギターの総称だ。)

「テスコ」のスティール・ギターのピックアップを無理矢理

取り付けたのだ。


結果・・・・・・

異常にかっこいいギターになった。

これは、実際にエレクトリックで音が出るのだ。

「ばるぼら」のライヴのときに、下北シェルターに持って行って

鳴らしたこともある。ファンダンゴでも、もちろん鳴らした。


弁当箱みたいな銀色の箱部分がピックアップであり、

機械部分のすべて。

TEISCOのロゴが燦然と輝いている。

シールドは直接、プラグ・インする。

ついてるのはヴォリュームのみだ。


ピックアップを取り付ける以前の、「ピックギター」のままでも、

とてもいとおしいギターだった。だがしかし。

ピックアップ移植により、「ハイパー・ビザール」

と化した・・と自負している。

世界中でこれしかないギターになったのだ。


大阪から京都に引越しした際に、

ヴォリューム・ノブがなくなってしまい、

ああ・・・これでは「ジャンク」にしかならないな、と

思っていたのだが、昨日よくよく探したら

ボディの中に落ちていた。ちゃんとあったのだ。

よかった・・・。それで今日、自分で直して

復活したのだ。


これはどう考えても、自分の中で

「最強のビザール」だ。


写真では見えにくいかもしれないが、

ボディの右下には、バーボンから切り取った

「四つ薔薇」と、

懐かしの、大阪で一番のハコだった

「バーボンハウス」のステッカーが貼ってある。


世間的な「価値」など全くないが、

俺にとっては「宝物」である。


佐治はこのギター、何故かローマ字よみして

「ラケ」と呼んでいたなぁ、そういえば。

「ミチのラケ」って言っていた。





カラカラに乾いた音で、

ブルース弾くには最高なんだよ。



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