「偉い」?

2011-12-21 08:01:32 | Weblog




俺が子供の頃に

「偉い」ひと、と言ったら

ガンジーとか・・・・シュバイツアー博士とか

そういう、”社会に道徳的な貢献をしたひと”だった。


その後、きっちりと就職したわけでもなく大人になり、

フリーターからなし崩し的に社会に出てみたら、そこでの

「偉いひと」は単に、”ある会社の中で、企業利益と自己保身に奔走して

社会的地位を得たひと”か、もしくは

”一流大学を出て官庁に勤めて出世したひと”

のことだった。


俺の見てきた中では、

そういう”社会的に偉い”ひとって、

人間的には全然「偉く」ないことのほうが多い。

「偉そうに」するのは上手い。馬鹿みたいにしか見えないが。


大体、「自己保身で頭が一杯で、そればっかり上手いひと」なんてのが

「偉い」わけないだろ?


”社会的地位がどん底・・ってくらい低いから、

「偉い」のは俺だ”と言いたいわけではない。

誰も「偉く」なんかないのだ。


唯一・・・・自分の暮らしさえ放っておいて、

「災害救援隊」みたいなものを組んで、

重機さえ持ち込んで、被災地に頻繁に出掛けては

汗を流している、そんな人たちのことこそ、

「偉い」と言うべきだろう。


ところで、俺には子供がいないから(欲しくもない)、

いまひとつよくわからないかも・・なのだけれど、

「我が身可愛さ」というのと

「我が子可愛さ」というのは、ほぼ同義のようだ。


自己保身派が「世襲」を好むのは、

そういうことでしかないのよね。

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