太陽系から600光年離れた所に、
地球に非常に良く似た惑星が発見されたそうだ。
しかし、望遠鏡で見ただけで、
「液体の水」の存在とか気温までわかるなんてね。
「地球を捨てて移住」みたいな、
古典SFみたいなことがつい、頭に浮かぶのだが。
600光年先ってね、アータ。
「光の速度で600年かかる距離」ってことで。
”質量を持つ物質は光速に達することはない”。
・・・ってことはどうしたって我々はその惑星に、
到達出来ないってことである。
「光速に達したって無理」なのだから。
「ワープ」だとか、「亜空間航行」だとかSF世界では常識だけど、
ああいうのが実現する、とは
なかなか俺には思えない。
(夢のないこと言うけどさ。)
大体、望遠鏡で今見えてるその光景だって、
600年前のものなんだぜ。
・・600年くらい、惑星環境にとっては
どうってことないか。
むむむ・・・しかし、行ってみたいなぁ。
もしかして行ってみたらさ、
「惑星ソラリス」みたいに、海がひとつの
知的生命体だったりして。
もしくは
もしくは、「2001年宇宙の旅」みたいに、
モノリスがぽつんと立っていたりして。
もしくは
行ってみたらそこは、地球だったりして。
全く同じアナタや俺が、
何食わぬ顔して暮らしていたりしてね。