回復は約束されている自己治癒過程の途中経過。
世界中のあらゆる物事が中途半端に進行する。
重苦しく降る雨の中で「レイン・ソング」を聴いていた。
僕は僕の内側の筋肉について想像する。
内側の精神についても、少し想像する。
落とし穴みたいな感じで穴掘りを続行して、
うまいこと掘り当てる、埋蔵記憶のガラクタの宝庫。
集中して砥ぎすまして、どうにかして築きあげるべき「暗黒のお城」。
不恰好だが綺麗に塗装して、うまいことライトさえ当ててあげればそれだって
そんなにひどいものではないはず。
俺の苦手なことのひとつに、「自分を信じる」って項目があるんだがこの際、・・・
ありったけの「自己正当化」を総動員して、
厚顔無恥な顔をして、突破口を目指す。
この秋にまつわるすべての出来事は、きっと「啓示」に違いない。
確かに俺は転んだけどさ、
すっげえ「弾み」をつけて起き上がってやろうって思ってるんだ。
反動でちょっと浮き上がっちまうくらい。
それでしばらく、落ちてこないくらい。
いっそ、「反重力人間」と化してやろうか、と思ってるんだよ。
「マン・オン・ザ・ムーン」みたいな。
そんな感じの。