アニーズカフェでの片山道郎ソロライヴ、来てくれてありがとう!
アニーズカフェというライヴハウスはなかなか、不思議な空間だった。
すごい贅沢に、音楽を演奏したり録音したりするために設計・施工されたのであろうと推測される。
店のつくりを文章で説明するのがちょっと難しいのだが、
モリシマさんがライヴのMCで言ってたように、対角に並行する壁がない。
大きな長い六角形、または八角形みたいな部屋(←違うかもしれない)。
だから音の反響が緩やかで独特。防音も多分、完璧。
そして地下二階で、二階ぶん吹き抜け。地下一階部分にはテラスと、
録音のPAルームのように見える(にしか見えない)、ガラス窓の部屋がある。
そこから下を見下ろせるようになっている。
バブルの頃・・・か、それ以前の時代の建設のような感じ。とても贅沢。
何に使われていたのか?・・・・・ジャズのビッグバンドの録音ではないか?
とモリシマさんは推測していた。
そんな場所で俺は、エレクトリック・アコースティックで、
もっと「いい音」を鳴らせるつもりで挑んだのだが、・・・・・・まだまだだったように思う。
「場に呑まれてしまった」感がある。修行が足らん。
でも久し振りのソロライヴ、いっぱい練習して臨んだのだ。
よく出来た部分もあるし、見てもらえて、聴いてもらえてよかった!
完璧ではなかったけど、やってみてよかった。
やっぱり一人で楽曲に向かうと、バンドに向けての刺激になる、というか
あ、次はバンドでこの曲もやってみよう!みたいな発想が多く生まれるので、
一人でやってみるのも大事だ、と言える。
特に、バンドでやった時のあの、大排気量エンジンみたいなメンバーのパワー。
あれってやっぱスゴイもんなんだな、と一人であるからこそ、実感できた。
もうバンドだと、それに乗っかる感じ。人間の「気」って大したモノだ。
自分自身の反映である自作の「楽曲」と、
たった一人で対峙せざるを得なかった、というのは希少な体験であった。
呼んでくれてアリガットでした!
これからのアニーズ・カフェが盛り上がって行けばいいと、切に思う。
対バンの「つれーづれ」はどんなのかな?と思ったら、3ピースのインストバンドだった。
上手い。ロックか、ジャズか、フュージョンか、といった感じ。
インスト(歌のない楽曲)と歌モノ の違いについて、深く考えさせられた。
歌(言葉)のない音楽は俺にとってはやはり、抽象画のようだった。
(抽象画が悪い、ということではない勿論。)
そして
デュオ形式の「AUX」 の歌と演奏は絶品だった。凄い。
アコギと、小さなパーカッションと二人の歌だけ。その、「間」のグルーヴ。
まっとうに「ファンク」だった。JB直系。
発する言葉も不思議で、奥深くて面白い。
7月20日、21日と、俺にとっては慎重に行動せねばならない「魔の記念日」だったのだが、
とりあえずは無傷で過ごせたことに感謝したい。
これからも慎重に、だが時には阿呆のように大胆に(←あかんやん)、
生きていきたいものでありマス。
重ね重ね言うのだが、来てくれたヒトたちにアリガトウゴザイマッス!
道子はこれからもガンバリマッス!
写真は、ATSUKOさん撮影のものをもらいマシた。
ありがとうね~!