![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/2b/16/6b82be51259560ba406841d1e54497cb_s.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/3c/f7/0dbf6b78b32d5e8f42271adb80f827f3_s.jpg)
平安神宮は神社ではあるがかつての平安の栄華を疑似体験できるスポットと言える。もっとも、平安京が華やかだった時期というのはわずかなもので、歴史を振り返ると戦乱に巻き込まれていたり、権力闘争の舞台だったりと、ドロドロしたものを感じる。それでも京都は1200年以上の歴史を持つ街として、国内外から多くの観光客を引き付け、神社仏閣にも大勢の人が参詣する。何とも不思議な、底の深い街である。
さて、この日のメインはあくまで近畿三十六不動めぐりということで、平安神宮の大鳥居をくぐって南下する。リニューアル工事中の京都市美術館の前を過ぎる。平成31年度(令和元年度?)中のリニューアルオープンに向けての大がかりなもので、外のフェンスには美術館のあゆみが紹介されていた。実は一度も訪ねたことがなく、リニューアルオープンしたら一度は行ってみようかと思う。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/72/32/4416198c99d72df048dc8e459d86d15a_s.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/20/d7/4c54fb2675113af3adff1c4b57b15099_s.jpg)
さて拝観ということで入る。門跡寺院の常として、寺にお参りというよりは屋敷に上がる、上げさせていただく感覚である。
青蓮院の不動明王とは、「青不動」を指す。青、赤、黄、白、黒の五色の不動明王があり、青不動(青蓮院)、赤不動(高野山明王院)、黄(三井寺)、白(目白不動)、黒(目黒不動)と分かれる。特に青、赤、黄は「三不動」として高いステータスを持つ。
青不動、実は青蓮院の飛び地にある「将軍塚青龍殿」に安置されていて、その青龍殿では複製画が御前立ちとして祀られている。青龍殿へは三条駅からの循環バスに乗るか、京都トレイルを歩いて上るかで行くことになる。
ちなみに青蓮院の本尊は不動明王ではなく、「熾盛光(しじょうこう)如来曼荼羅」という。初めて触れる名前だが、御前立ちとして、新潟糸魚川産とされる翡翠の原石を宝珠として祀っているとある。
何だか複雑な歴史があるようだが、ともかくそうした旅もしてみたいものである・・・。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます